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先週は講演などが立て込み、更新が滞りましたが、取り上げるべきニュースが沢山あるので、今週は頑張りたいと思っています。 さて、先週の動きです。 7/18(月) ・共和党全国党大会(クリーブランド、~21日) →ドナルド・トランプを大統領候補に指名 7/20(水) ・エルドアン大統領が非常事態宣言 ・英独首脳会談(ベルリン) →年内は離脱通告なし 7/22(金) ・ミュンヘンで銃乱射事件 7/23(土) ・ヒラリー・クリントンが副大統領候補にティム・ケイン・バージニア州上院議員を指名 ・カブールで爆発テロ →「イスラム国」が犯行声明 ・G20財務相・中銀総裁会議(成都、〜24日) …
[ 2016/07/25 00:00 ] コメント(5)
先週の動きです。 7/12(火) ・南シナ海に関する仲裁裁判判断 ・テリーザ・メイ内相が英国首相に就任 ・バーニー・サンダースがヒラリー・クリントンを正式に支持 7/14(木) ・メイ首相が新内閣の陣容を発表 ・北朝鮮、南シナ海領有権問題をめぐる日米韓外務次官協議(ホノルル) ・フランス・ニースでトラックが群衆に突入するテロ 7/15(金) ・ドナルド・トランプ氏が副大統領候補にマイク・ペンス・インディアナ州知事を指名 ・ASEM首脳会議(ウランバートル、~16日) ・トルコで軍事クーデターが未遂に終わる イベント目白押しの週になりました。 ●南シナ海に関する仲裁裁判判断 ここまで…
[ 2016/07/19 00:00 ] コメント(4)
■ メイ英首相 離脱派ジョンソン氏を外相に起用(7月14日付BBC) 皆さんコメントを書いて下さりましたが、私も驚きました(笑)。ただ、離脱交渉は新設されたEU離脱担当相が担当するようですね。 このへんはまた追って取り上げるとして、党大会が迫っているので、まずは米国大統領選の解説を終わらせます。 「米国大統領選の注目点④:選挙戦略」の続きです。 今回の選挙で注目される要因として、第3党候補者の影響があります。5月30日、リバタリアン党が党大会を開き、ゲーリー・ジョンソン元ニューメキシコ州知事を大統領候補、ウィリアム・ウェルド元マサチューセッツ知事を副大統領候補に指名しました。 トラン…
[ 2016/07/15 00:00 ] コメント(8)
色々なコメントをいただいていますが、後ほどご回答したいと思っていますので、少しお待ち下さい。 「米国大統領選の注目点③:激戦州の動向」の続きです。 前回まで述べた見所を踏まえて、今回の大統領選の状況を確認してみましょう。こちらのサイトでは、世論調査と12年の大統領選に基づいて州ごとの投票予測を地図化したものが掲載されています。 これを見ると、まず、ブルー・ステートが基本的にはレッド・ステートを凌駕していることが分かります。 そして、前回述べた最重要の激戦州4州(フロリダ、オハイオ、ペンシルバニア、ミシガン)に着目すると、トランプがヒラリーに勝つためには、少なくともこれらの激選州4州全てに…
[ 2016/07/13 05:27 ] コメント(7)
先週の動きです。 7/5(火) ・FBI長官がヒラリー・クリントンの不起訴を決定 ・オバマ大統領がヒラリー・クリントンの応援遊説を開始 ・英国保守当選の第1回投票の結果発表 →テリーザ・メイ内相が1位、アンドレア・レッドソム・エネルギー担当閣外相が2位 ・ルイジアナ州バトンルージュで警察官が黒人男性を射殺 7/6(水) ・ミネソタ州ファルコンハイツで警察官が黒人男性を射殺 ・英国のイラク参戦問題を検証する独立調査委が報告書発表(ロンドン) ・ケリー国務長官がジョージア、ウクライナ、ポーランド訪問(~8日) 7/7(木) ・テキサス州ダラスで黒人射殺の抗議集会の場で警察官5人が射殺される…
[ 2016/07/11 00:00 ] コメント(9)
「米国大統領選の注目点②:州の動向」の続きです。 前回は州の動向について概観しました。今回はどの州の動向を特に注目すべきかについて述べます。 ●フロリダ(29) まず、前回述べたとおり、激戦州のうち特に規模が大きいのはフロリダとオハイオの2州です。 このうちフロリダは、過去6回の選挙戦で3勝3敗というまさしく典型的なスイング・ステート。しかも選挙人数が極めて多く、死活的に重要州と言えます。 ●オハイオ(18) オハイオは、中西部にあり、予備選で先陣を切るアイオワと並んで、人種、所得、産業などの面においてバランスがとれています。「米国の縮図」ともいうべき「米国らしさ」を備えた典型的な…
[ 2016/07/08 00:00 ] コメント(2)
「米国大統領選の注目点①:激戦州」の続きです。 前回は大統領選を見る上でのポイントとして、激戦州の重要性を説明しました。 今回は、まず歴史的に各州がどのような動向をたどってきたのかを押さえたいと思います。…
[ 2016/07/06 00:15 ] コメント(3)
■英独立党党首、辞任を表明(7月4日付ロイター) ボリス・ジョンソンの不出馬に続いて、今度はUKIP党首のナイジェル・ファラージが辞任。「BOREXIT」に続いて「FARAGEXIT」でしょうか・・・もう、本当にどうしようもないですね(笑)。 離脱派が無責任な行動に出る一方、残された議員たちが取り組まなければならないのは、現実的可能性のある離脱の実現。これは大変な難行です。しっかりした議員が一生懸命やらないとうまくいきません。 結果として、まともな感覚をもって残留を主張してきた議員たちができるだけダメージの少ない離脱を目指して一生懸命頑張るという、何とも逆説的な事態になります。 その一…
[ 2016/07/05 00:00 ] コメント(4)
先週の動きです。 6/27(月) ・ロシア、トルコ・エルドアン首相がロシア軍機撃墜事件めぐり謝罪と発表 6/28(火) ・EU首脳会議(ブリュッセル、~29日) ・イスタンブール空港で自爆テロ 6/30(木) ・英国の保守党党首選の候補者締切 →5名が出馬、テリーザ・メイ内相が有力 7月5日に初回の投票、9月9日に党首が発表される予定 ・フィリピン・ドゥテルテ新大統領が就任 ・環太平洋合同演習(リムパック)(ハワイなど、~8月4日) 7/1(金) ・バングラデシュ・ダッカで飲食店襲撃事件 日本人7人を含む20人が死亡 →「イスラム国」が犯行声明 7/2(土) ・豪州総選…
[ 2016/07/04 00:00 ] コメント(5)
■ ジョンソン前ロンドン市長、英保守党党首選への不出馬表明(6月30日付ロイター) 英国の政局、カオスですね。「英国の後悔(REGREXIT)」で述べた展開が現実味を帯びてくるような気もします(苦笑)。 結局、保守党の党首選に出馬したのは、残留派からテリーザ・メイ内相、スティーブン・クラブ雇用・年金相、離脱派からマイケル・ゴーブ司法相、リアム・フォックス元国防相、アンドレア・レッドサム・エネルギー担当閣外相の計5名。 一方、6月26日のスペインの総選挙では、反EU派である急進左派政党ポデモスが前回の議席とほぼ変わらず、伸び悩む結果となりました。 BREXITが、まさにREGREXITと…
[ 2016/07/01 00:00 ] コメント(7)
JD世界情勢ブリーフィング
国際政治・経済の分析を仕事にしています。 東京大学法学部卒、スタンフォード大学院修了、元外交官。米国、中国、英国に数年間在住。 趣味は現地調査(70か国以上渡航)と適度な筋トレ。 ここでは世界情勢の読み解き方を解説します。 メルマガのご紹介 バックナンバー 総集編 メルマガ配信登録
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