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「ドゥテルテ外交③」の続きです。 ドゥテルテ外交の今後を読む上で注目すべきは以下の3点です。 ●米国の政権交代 ドゥテルテは、任期あとわずかのオバマ政権を相手にしても仕方ないと見切っています。ここは米国が強く出ることができないタイミングとみて、中国との関係を一気に強化することを狙ったのでしょう。 逆に言えば、来年1月に新政権が発足し、米国の外交が固まったところでどう対応するのか。これがまず見極めポイントとなります。 ●中国との関係の進展 ドゥテルテの訪中は、6中全会の直前というタイミングでした。偶然の産物でしょうが、ドゥテルテにとっては僥倖でした。 習近平体制としては、6中…
[ 2016/11/02 00:00 ] コメント(2)
■「FBI、クリントン氏メール問題見直すと クリントン氏は自信」(10月29日付BBC) 大統領選の11日前にメール問題が再燃しました。このHPで何度も書いているとおり、メール問題はヒラリー・クリントンが抱える3大リスクの一つです。 これが大統領選にどのような影響を及ぼすかと言えば、ヒラリーにとって大きな打撃になることは間違いありません。しかし、今のヒラリー有利の状況を崩すほどのゲーム・チェンジャーにはなるかは何とも言えません。 第一に、この捜査の結果は11日間では明らかになりません。少なくとも大統領選の前にヒラリーが訴追される結果にはなりようがない。せいぜいグレーの状態が残るにとどまり…
[ 2016/11/01 00:00 ] コメント(7)
先週の動きです。 10/24(月) ・中国共産党第18期中央委第6回全体会議(6中全会)(北京、~27日) 10/25(水) ・フィリピンのドゥテルテ大統領が訪日(~27日) ・「イスラム国」に対する有志連合参加の13か国関係閣僚会合(パリ) 10/26(木) ・ヨルダンのアブドラ国王が訪日(~28日) ・NATO国防相理事会(ブリュッセル) 10/27(金) ・日米韓外務次官協議(東京) 10/28(土) ・FBIがヒラリー・クリントンのメール問題の調査を再開すると発表 10/29(日) ・韓国警察が朴槿恵大統領が友人の崔順実氏に内部資料を渡していた問題を巡り、大統領府を捜査 …
[ 2016/10/31 00:00 ] コメント(4)
(出張中に訪問したフィリピン外務省) 「ドゥテルテ外交②」の続きです。 前回は、ドゥテルテ外交の外交を形作る要素について説明しました。今回は、それをふまえて、ドゥテルテ外交がどこに向かうのか分析します。 まず、ドゥテルテ外交の背景事情について留意したいのは2点です。 ●ドゥテルテはバカではない 彼の過激な言動をみると、あたかも「フィリピンのトランプ」、暴言を繰り返す裸の王様のように見えますが、実は、ドゥテルテは、頭脳明晰で、合理主義者、現実主義者です。その頭の良さは、国内では異論がありません。アンチ・ドゥテルテの急先鋒であるメディアさえ認めています。 考えてみれば、「フィリピンのト…
[ 2016/10/28 00:00 ] コメント(4)
(出張中に訪問した聖アグスティン教会。マニラにある世界遺産で、私が訪問した前日の9月18日にドゥテルテ大統領が結婚式に出席するため訪れたとのこと。) 「ドゥテルテ外交①」の続きです。 米国を挑発し、中国に接近するドゥテルテ外交の狙いは何か。この背景にあるのは以下の3点です。 ●外交の経験不足 ドゥテルテは、ダバオ市の政治を30年にわたり仕切ってきましたが、外交に関しては完全な素人。しかも、外交に限らず過激な発言を繰り返していますが、そのほとんどは彼一流のユーモア、レトリックです。 発言の直後に、「不用意な発言だった」と弁明し、撤回し、謝罪することは日常茶飯事。「あいつを殺す」と言った…
[ 2016/10/27 00:00 ] コメント(2)
■「ドゥテルテ比大統領「対米関係断絶せず」、本意は外交政策の分離」(10月22日付ロイター) 2016年6月30日に就任して以来、旋風を巻き起こしているフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領。 先週の訪中に続いて、昨25日にはいよいよ日本にも到着。本26日には安倍首相との首脳会談に臨みます。 本国では「Du30」という通称で呼ばれるドゥテルテは、大統領選においては、治安対策をシングル・イシューとして、「犯罪者は殺す」といった過激な言動によりフィリピン国民の心をつかみました。 10月7日で政権発足100日を迎えましたが、その間に最重要課題として進めたのは「麻薬戦争(war on drug…
[ 2016/10/26 00:00 ] コメント(6)
■ 「Fact Check: Trump And Clinton Debate For The First Time」 ■ 「FACT CHECK: Clinton And Trump Debate For The 2nd Time」 ■ 「Fact Check And Full Transcript Of The Final 2016 Presidential Debate」 NPRのトランスクリプトとファクトチェックが便利なので貼っておきましょう。今後も何かと参照する機会があるかと思います。 「今週の動き(10/17〜23)」で、勝負はもう見えてきた、人格攻撃に終わるだろうからつまら…
[ 2016/10/25 00:00 ] コメント(1)
先週の動きです。 10/18(火) ・フィリピンのドゥテルテ大統領が訪中(~21日) ・ブラジルのテメル大統領が訪日 10/19(水) ・米大統領選挙:第3回大統領候補者討論会(ネバダ州ラスベガス) ・米韓外務・国防閣僚協議(ワシントンDC) 10/20(木) ・EU首脳会議(ブリュッセル、~21日) 先週は、多忙のため更新できず失礼しました。しかし、そのおかげか、コメント欄が盛り上がり、楽しませていただきました・・笑 ●米大統領選挙 前回の記事で書いたとおり、勝負はもう見えてきました。それどころか、最後の討論会とその後の動向を経て、ヒラリーの地滑り的勝利、加えて議会選での民主党躍…
[ 2016/10/24 00:00 ] コメント(5)
先週の動きです。 10/10(月) ・プーチン・エルドアン会談(イスタンブール) ・米韓合同軍事演習(黄海、韓国南部沖、~15日) 10/12(水) ・タイのプミポン国王が逝去 10/13(木) ・日ロ外務事務次官戦略対話(モスクワ) 10/15(土) ・BRICS首脳会議(ゴア、~16日) ●タイのプミポン国王の逝去 リンク先の記事に書きましたが、記事には書きにくいことが多々あります。コメント欄もご覧下さい。 下北のねこさんのコメントにお答えするのが抜けていた部分がありました。シリントーン王女を後継者としなかった大きな理由の一つは、王女に跡継ぎがいなかったことですね。 ●米大…
[ 2016/10/17 01:02 ] コメント(15)
■タイのプミポン国王が死去(10月13日付ロイター) プミポン国王は88歳の高齢、入退院を繰り返しており、何度となく危篤説が流れましたが、10月9日に王室が「容態が不安定になった」と異例の発表。 10月12日に再度王室の発表があり、海外にいた皇太子を含む王族や出張中のプラユット首相がバンコクに駆けつけ、ついにこの日が来たか・・・という状況にありました。 そして、今回の発表。在位70年に及ぶ偉大な国王の退場は、タイの一つの時代の終わりを示した感があります。 国王の後継者は、ワチラロンコン皇太子とシリントーン王女のいずれになるか、ほぼ皇太子で間違いない・・・と言われながら、皇太子の不人気と…
[ 2016/10/14 00:00 ] コメント(9)
JD世界情勢ブリーフィング
国際政治・経済の分析を仕事にしています。 東京大学法学部卒、スタンフォード大学院修了、元外交官。米国、中国、英国に数年間在住。 趣味は現地調査(70か国以上渡航)と適度な筋トレ。 ここでは世界情勢の読み解き方を解説します。 メルマガのご紹介 バックナンバー 総集編 メルマガ配信登録
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