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ホーチミンです。 暑いです。風が吹くとちょうど良いですが。 ここはいつもながら明るいというか元気がありますね。 こちらでニュースを見ていても、安倍・トランプ会談が大きく取り上げられています。本当に会えるのだろうか…笑 20日(日)にハノイに向かいます。 そういえば、ホーチミン行きのフライトの機内で映画『君の名は。』を見ました。 感想は、うーん、私の理解が足りないのか、ここまで感動すると言われている理由はよく分かりませんでした。たしかに面白い作品でしたが。 男女の入れ替わりというと、大林宣彦監督の『転校生』ですね。当時の思い出もあり、思い返すだけで切なくなる作品でした。…
[ 2016/11/18 00:00 ] コメント(6)
■フィリピン大統領、トランプ氏勝利で米国との「けんかはやめる」(11月10日付ロイター) ドゥテルテの対米外交は米国の新政権発足により変化する可能性があると指摘していましたが(「ドゥテルテ外交④」)、トランプ勝利の直後、早速にこの発言。 さらに、いったんは中止を命令していた米国からの警察向けライフル購入計画についても、中止命令を撤回して、やっぱり計画を続行するとの指示を下したとのこと。 ドゥテルテの発言はブレるので、結論を下すのはまだ早いですが、これまでの路線をひっくり返すことなど彼には造作もない・・・ということは「ドゥテルテ外交③」で述べたとおりです。次のドゥテルテの一手に注目です…
[ 2016/11/16 00:00 ] コメント(5)
■安倍総理大臣とアウン・サン・スー・チー・ミャンマー国家最高顧問との会談等(11月2日付外務省) フィリピンのドゥテルテ大統領に続いて、もう一人の東南アジアの大物ニューリーダーの初訪日。 こちらはドゥテルテと違って、外交面での懸案や派手なイベントはありませんが、中国が取り込みをはかっているという意味ではフィリピンと状況が似ているところがあります。 アウンサン・スーチーは日本に先立ち8月に訪中していますが、このとき中国は、習近平国家主席、李克強首相が会談するなどの厚遇をみせ、しかも訪中の直前にコーカン族など少数民族武装勢力が停戦に応じるという事態も発生。中国が裏で手を回したのは明らかです。…
[ 2016/11/15 00:00 ] コメント(4)
これからの米国政治を考察するために、最後に少しだけ今回の結果の分析をしましょう。 ●紙一重だったトランプの勝利 まず指摘したいのはドナルド・トランプが制した重要激戦州の得票率(※ミシガンは本記事執筆時点では明らかになっておらず、後日追記しました)。 FL(29) トランプ49.1% クリントン47.8% PA(20) トランプ48.8% クリントン47.6% OH(18) トランプ52.1% クリントン43.5% MI(16) トランプ47.5% クリントン47.3% NC(15) トランプ50.5% クリントン46.7% WI(10) トランプ47.9% クリントン46.9% 私は選…
[ 2016/11/14 00:01 ] コメント(20)
先週の動きです。 11/7(月) ・COP22(マラケシュ、~22日) 11/8(火) ・米大統領選挙(一般投票、議会・州知事選挙) 11/10(木) ・インドのモディ首相が訪日(〜12日) 11/12(土) ・韓国で朴槿恵大統領の退任を求める大規模集会 ●米大統領選挙 すでに色々書きましたが、データがそろってきて、私も気分が落ち着いてきました(笑)。ということで、あらためて結果の分析をします。 今週の動きです。 11/14(月) ・オバマ大統領がギリシャ、ドイツ、ペルーを訪問(~21日) 11/17(木) ・安倍首相がトランプ次期大統領と会談(NY) ・習近平国家主席がエ…
[ 2016/11/14 00:00 ] コメント(4)
大統領選の結果を受けて大量に仕事が舞い込み、バタバタして昨日はうっかり記事のアップロードを忘れていました。 その間に、「米国大統領選:決着」にはたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。 一つ述べておくと、そもそも私は予想屋ではありません。米国大統領選シリーズを始めたときから書いていますが、私がしたかったのは、具体的なデータと過去の蓄積に基づいて判断枠組みを示し、皆さんの分析の土台を提供することでした。 この展開になればトランプが勝つ、という道筋まで示し、結果そのとおりになったので、それなりの意味はあったかと思います。それで皆さんの分析の役に立てば、私は満足です。 判…
[ 2016/11/11 01:02 ] コメント(3)
■「トランプ氏が劇的勝利:一日の動きを振り返る」(11月9日付ウォールストリートジャーナル) まさかの結果ですね。トランプはレッド・ステートをすべて押さえ、激戦州のほとんどを制した上に、元々はブルー・ステートだったはずのペンシルバニアとミシガンまで切り崩しました。 「米国大統領選:最後の注目ポイント」で「PAとMIがひっくり返れば、万が一の可能性は高まる」と書きましたが、それを証明する結果になってしまいました。 この誤算の大きな理由は、世論調査の誤差が大きかったことです。「隠れトランプ支持者」の影響が指摘されますが、BREXITをはじめ、昨年から事前の世論調査と真逆の結果になっている選挙…
[ 2016/11/09 00:00 ] コメント(10)
先週の動きです。 10/31(月) ・FOMC(~11月1日) ・韓国検察が朴槿恵大統領の友人の崔順実氏を緊急逮捕 11/1(火) ・ミャンマーのアウンサン・スーチー国家顧問兼外相が訪日(~5日) 11/2(水) ・朴槿恵大統領が内閣改造(首相を更迭) 11/4(木) ・パリ協定が発効 11/6(日) ・カザフスタンのナザルバーエフ大統領が訪日 ●崔順実(チェ・スンシル)ゲート事件 朴政権が存亡の危機に立たされていますね。 ●アウンサン・スーチー訪日 アウンサン・スーチー政権の現状について、今週、別稿で解説します。 今週の動きです。 11/7(月) ・COP22(マラ…
[ 2016/11/08 00:00 ] コメント(6)
今週火曜は11月8日、米国大統領選の投票日です。 全世界が注目する運命の日を直前に控え、本日は最後の注目ポイントを解説します。 ●トランプの追い上げ ■「米大統領選、トランプ氏支持率がクリントン氏を逆転=WP/ABC」(11月1日付ロイター) ■「米大統領選、クリントン氏が3ポイントリード=WP/ABC調査」(11月4日付ロイター) WP/ABCの世論調査でトランプの支持率が逆転した、というニュースが世間を騒がせていますが、このHPを読んで下さっている人たちには、これが何の意味もないことはもうお分かりでしょう。 大統領選の予想は、選挙人団(electoral college)すなわち…
[ 2016/11/07 00:00 ] コメント(8)
■「習氏を「核心」に位置付け、中国6中全会閉幕」(10月27日付ロイター) 現在の中国政治を見る上で最重要イベントである6中全会が閉幕。 6中全会とは、「中央委員会第6回全体会議」の略称です。「中央委員会全体会議」は、5年に1回開かれる共産党全国代表大会(党大会)の間に開かれ、党大会に代行して重要な政策決定を行う会議です。「第6回全体会議」は、直近の党大会から数えて6回目の全体会議を指します。 直近の党大会は、2012年11月に開かれた第18回党大会。このとき選ばれた中央委員が第18期中央委員となり、候補委員とともに中央委員会全体会議のメンバーとなります。 今回の6中全会が注目されるの…
[ 2016/11/04 00:00 ] コメント(2)
JD世界情勢ブリーフィング
国際政治・経済の分析を仕事にしています。 東京大学法学部卒、スタンフォード大学院修了、元外交官。米国、中国、英国に数年間在住。 趣味は現地調査(70か国以上渡航)と適度な筋トレ。 ここでは世界情勢の読み解き方を解説します。 メルマガのご紹介 バックナンバー 総集編 メルマガ配信登録
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