プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!
【NEW】 もみじ鯛のシーズン到来!今回はGP限定の特別豪華版!数量限定お見逃しなく!
【NEW!】 年末特別企画、世界情勢オンラインセミナー開催決定! 来年はいよいよトランプ政権が復活。世界はどうなっていくのか?
【NEW!】 新メルマガ「奥山真司の戦略論から見た世界」 大好評配信中! お申し込みはコチラから!!
オンラインサロン ただいま新規メンバー募集中!
個人的な事情で2週間お休みしました。今回は簡単に今日・明日開催の注目の日銀金融政策決定会合を「予想」します。論点は様々ありますが、4つに絞ります。 (3月か4月か) ・政策変更は間違いなく行われるとして、3月(18・19日)か4月(25・26日)か?少し前までは4月説が多数で、私もそう考えていました。しかし、既に3月説で外堀が埋められた感じです。 ・4月と考えていたのは、短観・支店長会議・展望レポートが揃う4月が自然と思ったからです。また、昨年4月に「多角的レビューを1年から1年半程度の時間をかけて行う」と公表していたので、1年後の4月は自然です。さらに、FRBが利下げを始めてしまうとま…
[ 2024/03/18 06:30 ] コメント(0)
今回は21日に公表された内閣府月例経済報告の簡単な紹介と、株価最高値更新の感想です。月例経済報告下方修正下での最高値となりました。 *********** 現状判断下方修正 *********** 前回紹介した昨年10~12月期GDPマイナス成長を受け、現状判断が下方修正されました。具体的には先月までの基調判断の「一部に足踏みもみられる」から「一部に」が消え、個人消費も「持ち直している」から「持ち直しに足踏みがみられる」とされました。 (現状) ・基調:景気は、このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している ・個人消費:持ち直しに足踏みがみられる ・設備投資:持ち直しに足踏みがみられ…
[ 2024/02/26 06:30 ] コメント(1)
今回は、15日に公表された2023年10~12月期GDPの紹介です。予想に反し2期連続マイナス成長でしたが、そのことよりも2023年暦年の名目GDPがドイツに抜かれ世界4位に転落したことの方が話題になりました。 *********** 2四半期連続マイナス成長 *********** ポイントは以下の通りです。 ・前期比-0.1%、年率-0.4%。2四半期連続のマイナス成長。寄与度は内需-0.3%、外需+0.2%と内需が足を引っ張りました。 ・内需では、民間最終消費支出が前期比-0.2%(寄与度-0.1%)と3四半期連続のマイナス。設備投資が前期比-0.1%(寄与度-0.0%)とこちら…
[ 2024/02/19 06:30 ] コメント(0)
連休中でもあり、ごく短く。先週8日の日銀・内田副総裁の講演と記者会見が注目を集め、株価も上昇しました。様々なことに触れていますが、マイナス金利解除が近々行われるであろうことをほぼ所与のこととした上で、その後の運営に関する次の発言が話題を呼びました。 「仮にマイナス金利を解除しても、その後にどんどん利上げをしていくようなパスは考えにくく、緩和的な金融環境を維持していくことになる」 しかし、これは1月23日の植田総裁記者会見における以下の発言と全く同じ内容で、単にわかりやすく噛み砕いただけです。 「大きな不連続性が発生するような政策運営は避けられる」 実際、1月29日のひとり言では、「マイ…
[ 2024/02/12 06:30 ] コメント(0)
今回は1月30日に公表されたIMF世界経済見通し(World Economic Outlook: WEO)を簡単に紹介します。毎年4回、1月、4月、7月、10月に公表されますが、4月と10月は分厚く、1月と7月は簡略なものが出されます。 *********** 見通し上方修正! *********** 今回の世界経済見通しの表題は「Moderating Inflation and Steady Growth Open Path to Soft Landing」、日本語訳は「インフレ率の鈍化と安定的な成長 ソフトランディングへの道開ける」。前回までのやや暗めなトーンから、明るく前向きなトーン…
[ 2024/02/05 06:30 ] コメント(0)
今回は、22日・23日に開催された日銀金融政策決定会合と、25日に公表された内閣府月例経済報告を紹介します。日銀の政策変更はありませんでしたが、近い将来での変更が示唆される内容でした。 *********** 景気判断は不変 *********** 今回のように展望レポートがある月(1月、4月、7月、10月)とない月(3月、6月、9月、12月)とではスタイルが異なり比較が難しい面はありますが、景気判断は現状・先行きとも維持されました。 (現状) ・基調:緩やかに回復している ・個人消費:物価上昇の影響を受けつつも、緩やかな増加を続けている ・設備投資:緩やかな増加傾向にある ・住宅投資:…
[ 2024/01/29 06:30 ] コメント(0)
今回は「日銀と政治」という変わったテーマを取り上げます。 *********** 日銀法改正後の不幸な歴史 *********** 改正後の新日銀法が施行されたのは1998年4月。日銀は「独立」したと言われました。その前の日銀は、単純に言えば政府の言うことを聞かざるを得ない存在でした。仮にその前から「独立」していれば、1980年代に早めの利上げが行われ、バブルの大きさが少しは抑制されたかもしれません。ただ、今更言っても仕方ないことです。 ところで、日銀法には「独立」という言葉は使われていません。第3条第1項で「日本銀行の通貨及び金融の調節における自主性は、尊重されなければならない」と書か…
[ 2024/01/15 06:30 ] コメント(0)
2024年初回です。既に松の内も終わりましたが、本年もよろしくお願いします。また、能登半島地震で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。 今回は今年の日銀の金融政策を予想します。Saltさんと見立ては違いますし、Saltさんの方が的中する可能性が高いとも思います。ただ「一筋縄ではいかない、意外に難しい」という点を理解頂ければ幸いです。 *********** 4月に起きること *********** 現在の金融政策の核は、短期金利と10年物国債金利の双方を操作する所謂イールドカーブ・コントロール(YCC)と、短期金利をマイナス0.1%に誘導するマイナス金利政策です。長期国債を大量に購入…
[ 2024/01/08 06:30 ] コメント(0)
今回は、18、19日に開催された日銀金融政策決定会合を簡単に紹介します。政策変更はありませんでした。 *********** 政策変更無し *********** 事前には、短期金利をマイナス0.1%とする所謂マイナス金利政策を止めるのではないかとの観測もありましたが、政策は変更されませんでした。 日銀の政策については年明け後に改めて書く予定です。また、今の政策の説明自体が厄介で、「政策変更無し」が何を意味するか理解が難しい面もあります。 ただ、日銀のホームページで「2%の物価安定の目標と長短金利操作付き量的・質的金融緩和」と書かれているように、短期金利と長期金利(10年物国債金利)の…
[ 2023/12/25 06:30 ] コメント(0)
今回は13日に公表された日銀短観を簡単に紹介します。業況判断改善継続が特徴でした。 *********** 業況判断は引続き改善 *********** 業況判断は数字が大きいほど良く、「良い」「悪い」の回答が拮抗するとゼロ、マイナス幅の拡大は業況悪化を表します。以下の仕入価格・販売価格等も同じですが、理論的には-100(全社「悪い」と回答)から100(全社「良い」と回答)の間で数字が動き、0が拮抗点です。 最も注目される製造業大企業は、前回9 今回12 先行き見通し8と3回連続で改善しました。とくに自動車は前回15 今回28 先行き17と、先行き慎重とは言え大幅改善です。いわゆる供給制…
[ 2023/12/18 06:30 ] コメント(0)
Konan新・CRUのひとり言
1961年生まれ ぐっちーと同じ高校を卒業し、東京大学法学部に入学。30年以上「公」の世界を歩んだ後、最近民間に転じた元官僚。今回の連載再スタートでは、日本経済に焦点を当て、内閣府や日銀の公表物の解説などを極力分かりやすく行いたいと思います。 著者とメルマガのご紹介 メルマガ配信登録
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
経済 ZAP !!
奥山真司の戦略論から見た世界
世界情勢ブリーフィング
永田町ディープスロート
新・CRUのひとり言