2025/07/19 07:00 | by Konan | コメント(0)
Vol.282: 小噺・選挙後のこと
明日行われる参議院議員選挙。下馬評では非改選議席を合わせても、与党が過半数割れとなる可能性が大きいと言われています。今回は、選挙予想には踏み込まず、仮に過半数割れになった場合に総理が誰になるか、予想してみたいと思います。永田町さんに笑われる覚悟で。
・石破総理・総裁の退任論は当然強まります。他方、幸か不幸か、8月1日が関税交渉の期限。このため、「責任は痛感しているが、まず米国との交渉に全力で取り組み、その決着後に進退を明らかにしたい」としか言いようがないと思います。その上で辞めるか辞めないかは交渉次第ですが、交渉が上手くいく確率も低いのが実情です。「退任75、続投25」と予想します。25は大きく見えるかもしれませんが、誰も火中の栗を拾いたくないことも事実だと思います。
・残り75のうち、野田さんは0と予想します。野党が野田氏に結集することは考えられません。そうなると、自民党の誰かか玉木党首かになります。
・ひと頃「玉木総理」と思ったこともありましたが、彼自身の資質の問題はさて置き、可能性は低いと思うようになりました。プロセス論が理由です。自公と国民民主が連立交渉を行う場合、自民党側で誰が責任を取れるのか?石破退任シナリオなので石破さんに交渉をまとめる権限や威厳は最早ありません。他方、自民党総裁選後も考えられません。総裁選で争い勝った人が玉木氏に総理の座を譲ることはあり得ないからです。玉木氏が党を離党・解党して自民に入党することも、今回議席を伸ばすであろう国民民主の党首として裏切り行為です。こう考えると玉木総理の確率は低く、5とみます。
・残り70は、高市、小泉、林の3人だと思います。このうち林氏は有能で問題が少ない方で、火中の栗を押し付けやすいと思います。ただ、選挙の顔になるとも思えません。このため10と見ます。
・高市対小泉。備蓄米で人気が上がった小泉氏が選ばれる可能性も勿論あります。石破さんより人気はあるでしょう。ただ、今回の選挙で気になるのは、参政党の不気味なまでの強さです。安倍元総理を支持した右派系の人たちが背景にいると言われます。この票を奪い返し、次の総選挙でギリギリ過半数を回復できるのは高市さんかもしれません。このため、あえて差をつけて、高市35、小泉25と見ます。
・結論は、高市35、石破25、小泉25、林10、玉木5、野田0です。
どうでしょうか?
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。