2024/09/30 06:30 | by Konan | コメント(0)
Vol.248: 積み残し(1)月例経済報告+自民党
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現状・先行きとも判断維持
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景気判断は、現状・先行きとも維持されました。需要項目をみても先月と同じ判断です。先月は、現状についての基調判断が上方修正され、その判断を据え置いた格好です。FRBが利下げを開始し、米国大統領選挙がもう視野に入り、この超特大イベント待ち、嵐の前の静けさでしょうか。
(現状)
・基調:景気は、一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している
・個人消費:一部に足踏みが残るものの、このところ持ち直しの動きがみられる
・設備投資:持ち直しの動きがみられる
・住宅建設:おおむね横ばいとなっている
・公共投資:堅調に推移している
・輸出:おおむね横ばいとなっている
(先行き)
・基調:雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される。ただし、欧米における高い金利水準の継続や中国経済における不動産市場の停滞の継続に伴う影響など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある
・個人消費:雇用・所得環境が改善する下で、持ち直していくことが期待される。ただし、消費者マインドの動向に留意する必要がある
・設備投資:堅調な企業収益等を背景に、持ち直し傾向が続くことが期待される
・住宅建設:当面、横ばいで推移していくと見込まれる
・公共投資:補正予算の効果もあって、堅調に推移していくことが見込まれる
・輸出:海外経済の持ち直しが続く中で、持ち直していくことが期待される。ただし、海外景気の下振れリスクに留意する必要がある
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喜んだのは日銀?
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自民党総裁選は、石破さんの劇的な逆転勝利に終わりました。永田町さんのようなプロの解説ではないですが、菅さんが麻生さんをうっちゃりで退けた感じでしょうか。
この日の為替相場・株価の動きに象徴されるように、高市さんはアベノミクスの純粋な継承者。石破さんは元々黒田日銀時代の政策に批判的でした。日銀としては、第1回投票結果を見て肝を冷やしたことと思います。「利上げはアホ」という総理との関係は、とても難しかったと思います。
今回の総裁選は直前に霞ヶ関幹部に取材しても「分からない」との答えが返ってくるほどの接戦でした。ただ、どうも霞ヶ関でも高市さんは扱いにくいと思われているようで、本石町に限らず、霞ヶ関も胸をなでおろしたのかもしれません。
石破さんの経済政策に注目したいと思います。
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