2016/12/06 00:00 | 米国 | コメント(9)
トランプ政権人事:国防長官
■【米政権交代】国防長官にマティス退役大将 「狂犬」のあだ名も(12月2日付BBC)
トランプ政権人事の中でも最も注目されたポストがついに決まりました。
ジェームズ・マティス将軍は、日本の報道を見ていると、「狂犬」「好戦的」といったネガティブなイメージの言葉が踊っているようですが、この人事は、米国の有識者の間では、これまでの人事の中で最も高く評価されています。
マティスは、実績、リーダーシップ、学識、人格、どれをとっても一級の人物であり、党派を超えて支持されてきた軍人です。なお、「狂犬(mad dog)」というニックネームには「勇敢でタフ」というポジティブな意味合いがあります。
面白いのは、海兵隊というマイノリティ出身であることです。海兵隊は、沖縄の米軍基地を見ても分かるとおり海外では評判が悪いですが、その規律の高さ、特に士官が最前線に立って戦うという性格から、米国内では一般的に非常に高い尊敬を集めています。
特にマティスは、部下を思いやるエピソードに事欠かず、マネジメント、精神面でも、米国の価値を体現する人物といわれています。
問題は、シビリアン・コントロールの観点から退役してから7年経たなければ国防長官に就任できないという法律上の規制。この規制をクリアするためには議会が除外法を成立させる必要があります。
なお、軍人が国防長官に就任するのはトルーマン政権でのジャージ・マーシャル以来です。
そういうわけで、まだ就任が確かではありませんが、しかし、国防長官という極めて重要なポストにおいて、このような王道ともいえる人物を就任させたことは、米国の有識者を安心させています。
実際のところ、トランプ人事は、従来からトランプを批判してきた人々も素直に認めざるを得ない、期待をはるかに超える結果になっています。
⚫︎首席補佐官 ラインス・プリーバス 共和党全国委員長
⚫︎首席戦略官兼上級顧問 スティーブ・バノン 前ブライトバートニュース会長
⚫︎国家安全保障担当補佐官 マイケル・フリン 元国防総省情報局長官、陸軍中将
⚫︎国防長官 ジェームズ・マティス 退役上将
⚫︎財務長官 スティーブン・ムニューチン 元ゴールドマンサックス
⚫︎司法長官 ジェフ・セッションズ アラバマ州選出上院議員
⚫︎商務長官 ウィルバー・ロス 投資家、ジャパンソサエティ会長
⚫︎厚生長官 トム・プライス 下院予算委員長
⚫︎教育長官 ベッツィ・デボス 米児童連盟委員長
⚫︎運輸長官 イレーン・チャオ 元労働長官
⚫︎国連大使 ニッキー・ヘイリー サウスカロライナ州知事
もちろん、スティーブ・バノンのような「alt-right(ネット右翼)」が含まれており、王道と異端が入り交じる陣容ですが、うまくかみ合えばなかなかのパフォーマンスが期待できそうなチームです。
次に注目されるのは何と言っても国務長官。ミット・ロムニー、ルディ・ジュリアーニ、ボブ・コーカー、デビッド・ペトレイアス、ジョン・ボルトンといった名前が挙がっています。
誰もが望んでいるのはロムニーですが、彼ほどの偉丈夫、しかも国際主義者が国務長官となれば、国務省がホワイトハウスに並ぶ牙城となる可能性があります。
何よりも自らへの忠誠を重視するトランプがその可能性を許容するのか。そう考えるとロムニーは当て馬に過ぎないような気もしてきますが、さてどうなるか。トランプは常にこちらの予想を裏切ってきますから、これもサプライズがあるかもしれません。
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9 comments on “トランプ政権人事:国防長官”
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僕も同じ解釈。
トランプはあれで非常にデリケート・・
予備選や本選で罵詈罵倒したロムニーを絶対許さない。
とすると・・
国務長官はジュリア―ノが一倍近距離・・
楽しいですね・・
人事はこう(功)で無きゃ・・・(笑
ロムニーは、ヒラリー・ケリーと同じく国際主義者ですが、ジュリアーニはドメスティックなトランプと一番ウマが合うのでは。本当はヒラリーの実態を一番よく知っていて、司法長官としてヒラリーを裁くのに最適だったはずだが、トランプは追及しないと自重してしまった。このあたりも解説して欲しい。
ということはやはり国務長官ですね。しかしどうも党内で調整しているように見える。ジュリアーニはオバマが立候補したとき大統領選に出馬しましたが、とても不可解な作戦でした。同じニューヨークでヒラリーとも因縁があるのでしょう。ニューヨーク市長としての実績は有名ですが、いまいちどんな人物かわかりません。
一時間ほど・・トランプは気象変動と話し合った・・
ゴアは又話し合うと言い残した・・
面白い( ^ω^)・・・(笑
Giulianiは、ユダヤ資本と関係が深いのではないか、と思っています。そうでないなら、ニューヨーク市長にはなれなかったはず。
市長になる前は、ニューヨーク南地区の地検のトップ。この時に、ユダヤのライバルを摘発して名を挙げました。
摘発されたのは、「ジャンク債の帝王」という異名を取ったMichael Milken。新興企業の資本調達手段として、株式に代わって信用度が低いけれど利率の高い債権を発行させ、それらをポートフォリオにして投資信託として売りまくり、大儲けしました。つまり、ユダヤ資本の儲けを横から掻っ攫った。
Michael Milkenは、Giuliani
の手で、三百を超える証券取引法違反の罪で有罪になり、彼がトップだったDrexel Burnham Lambertという証券会社も、後を追うように倒産してしまいました。
ところが、倒産自体不可解な所が多く、損失を被った株主の大部分はオランダ籍の投資信託で、全額アラブ系の銀行が出資していました。
しかも、Drexel Burnham Lambertの倒産後、Michael Milkenは大幅に減刑されています。カリフォルニアにある塀も掘りも無い代わりにプールとテニスコートがある文字通り別荘みたいな刑務所で二年を過ごして放免。
Giulianiは、江戸南町奉行大岡越前守みたいな人気者になり、ニューヨークの改革に成功します。
話が出来過ぎでしょ?
ユダヤ人では・?
つまり娘夫婦がユダヤ教徒
メキシコの壁は、イスラエルがパレスチナに
作った壁
をの真似して提案しただけ(笑)
娘のIvankaさんはユダヤ教に改宗して結婚しましたが、これは決してスムーズにまとまった話ではない。
実際、二人は一度別れています。あるいは、別れさせられてます。婿の母親の強い反対があったようです。
ユダヤ教徒ではない娘は、息子の嫁として不適格。これが確執の原因。
結局、娘の哀訴を聞き入れたか、Kushner氏の不動産業における実績や能力を評価したか、トランプ氏側が折れる形で婚姻がまとまった訳です。
トランプ氏の心の中で、これがわだかまりとして残っているのではないか、というのが私の勘ぐりです。
どれ程・・
婿殿が婿殿の立場を厳守するかの一点・・
娘殿が駐日大使任命なら・・
都合よく・・浦島太郎・・
あり得ない話ではない・・
こういう分析はJD得意( ^ω^)・・・(笑
まだ判らない・・
娘様が駐日大使なら・・
態の良い島流し・・
案外・・
あり得るか( ^ω^)・・・(笑