今週のメルマガ用にいつもの住宅関連統計のグラフをあげておきます。 結局、新聞などはこの右はじの上がったり下がったりしている所だけを出して、前月比プラス、とか書くのです。 いつも言ってますけど、全体のどこに位置しているのか、という点が重要で１９６０年代よりも低い住宅着工が何を意味するのか、僕が説明する必要もないくらいはっきりしていると思っています。…

新年特集の４回目、日本経済です。去年の新年特集では、金融政策、財政政策、成長戦略などに分け詳しく説明しましたが、今年は１回で簡略に。 昨年暮れの忘年会シーズン、「客の入りが去年に比べ断然に良い」「久しぶりにタクシーがつかまらなかった」という話しを聞きました。リーマンショック後、緊縮が２年以上にわたり続いてきましたが、節約疲れを一時だけでも忘れようという動きが出てきた証拠とと理解しました。 ただ、日本経済は海外経済に大きく左右されるため、結局のところ、その見通しは海外がどうなるかという話しに収斂してしまいます。前回取り上げたように、この面で余り明るい展望を持てない以上、日本経済も「冴えない」…

かんべえ先生インスパイア。 ちょうどリーマンショックの前くらいになります。 ラブホテルは無くならないとか思っているとトンデモナイですよ、ラブホテルファンドとか出回っているけれど絶対投資してはだめですよ、と書いていました。 結局ラブホテルの稼働率は激減してそれらの投資は壊滅的打撃を受けた訳ですね。これはアエラでも特集されました。…

中国企業によるアメリカでの上場が相次いでいます。 上場と同時に信じられない高値をつけ、一体バリュエーションそのものがどうなっているんだ、といいたいものばかりなのですが、全てアメリカの同タイプの企業を自動的に１３億人分に水増ししてバリュエーションしているとしか思えないようなものも実はたくさんあります。 先日モルガンスタンレーが上場した当当網（だんだんわん　ニューヨーク　ＤＡＮＧ・・・中国版アマゾンと言われる）はそれでも上場価値が低いと思ったのでしょうか、モルスタの悪口をツイッターに書きこんだＣＥＯの発言からモルスタが中国のネット上で炎上しているというニュースが出ていました。 http://…

今回は世界経済（その２）です。 米国経済については、「ぐっちーのブログや有料メルマガをみて下さい」という一文で十分と思います（笑）。あえて２点強調しておくと、ひとつは、金融政策、財政政策両面で、これ以上の緩和が難しい状況になっています。金融政策面では、中国による量的緩和政策＝ＱＥ２批判はさて置くとしても、既に長期金利が上昇を始めるなど、市場からも緩和効果に対する疑念（このまま緩和を続けると、先行きインフレないしドル信認の崩壊を招きかねないという疑念）が生じ始めています。財政については、共和党が下院の過半を占める中、「財政規律」の要請が一段と強まりつつあります。要は、政策面で景気の更なる悪化を…

一応シアトルで仕事をさせてもらっているので応援しているのですがとにかく弱い。 嫌になるくらい弱かった、まじで。 しかし奇跡は起きた。 ７勝９敗、負け越しでプレーオフに出るのはまずいだろう、という非難を浴びて昨年の覇者セインツと対戦。 なんと勝ってしまった！！ チームを変えたＨＣは ピート・キャロル・・・ 結局指導者ですべては変わるのですよ。カンチョクトさんも参考にしてほしい。…

今週のメルマガに随分書いたんだけど質問が多いからこちらでも書いておきます。 だいたい、中国が金利を上げたから金融引き締めだとか、書いているばかなエコノミストが多い訳よ。 ほんとわかっちゃない。やんなるぜ。 大体中国語ができない中国経済の教授が大学にいる、ということだけでも俺はおどろいた。大丈夫かよと・・・・ で、一言だけ言っときますけどね、 中国に金融政策なんぞ存在する訳ないでしょ、そんなのいきゃーわかるって。 なのに金利を引き上げ発表があったから、金融引き締めなんだそうだ・・・・ だめだこりゃ。…

新年特集の２回目。世界経済（その１）です。今回は欧州と新興市場国、次回は米国とまとめという構成を考えています。…

えー、週末雇用統計が出ているのでそれに関して詳しくコメントしていますが、まあ、このグラフを見て頂くと一目瞭然ですかね。…

あまりにも羽田の国際空港がしょぼい、とブログに書きました所、ジャパンタイムズ深田記者から取材を頂き、本日の３面トップでしっかり記事にして頂きました。随所に私が登場しております。 よろしければご覧ください。 http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20110107f1.html…