2025/07/06 17:00 | インテリジェンスサロン | コメント(0)
「国難」を招きつつある日米関税交渉
先週まで台湾におりました。蔡英文前総統はじめ、多くの方々と意見交換を行いました。
蔡前総統には、2016年に台湾で出版した「13億分の1の男」を献本させていただきました。「蔡英文新総統が理解すべき最大のライバル」と表紙に書かれたこの一冊を10年越しでお渡しできることに感無量の思いを抱きつつ、ついに手渡したのですが、「もう読んでいます」とのご返答。ありがたく思う一方で、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
今はオーストラリアにきています。ここでも慌ただしくしておりますが、詳しくは「現地報告」をご覧下さい。
今回は、目下の日本外交にとって最重要テーマである米国との関税交渉についてお話します。トランプ政権が相互関税の一時停止の期限と定めた7月9日を目前に控える中、現状と今後の展望について、私の独自の情報に基づく分析をお伝えします。
※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下のとおりです。
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「国難」を招きつつある日米関税交渉
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●トランプ大統領の怒り
●何が重要だったのか
●交渉戦術の巧拙
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現地報告
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オーストラリアの首都、キャンベラのホテルの一室で湖畔を眺めながら本稿を書いています。日本と季節が反対なので真冬です。昨晩はマイナス3度まで冷え込みました。先週までいた台北との気温差は30度以上。身体がバグっており、珍しく風邪を引いてしまいました。
前回の訪豪は2007年9月。北京特派員として胡錦濤国家主席(当時)の同行取材をしました。18年前と比べて、街中で中国語を聞く機会が急増していたのに気づきました。当時の豪州における中国系は30万人ほどでしたが、今では150万人に達しているとの統計があります。2700万人の人口としては多いといえます。
増え続ける中国系移民にどのように対処するのか。中国によるインフルエンスオペレーション(影響力工作)にどのように備えるのか。米中関係のはざまで国としてどのようなかじ取りをしているのか。政府当局者やシンクタンクの研究者らと議論を重ねています。成果は本メルマガや「スナック峯村」で紹介する予定です。お楽しみに!
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最近のメディア出演
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◆ ロイター通信
・マクロスコープ:コメ「聖域化」は日本政府の失敗、トランプ発言で=キヤノングローバル戦略研究所峯村氏(7/1)
◆ テレビ愛知
・「激論コロシアム」関税戦争に中国が自信を深めたら「台湾侵攻」は早まるか(6/28 放送)
◆ ニッポン放送
・「ナイタースペシャル 峯村健司と松本秀夫の政界・球界オモテウラ」(6/25 放送)
・「飯田浩司のOK!Cozyup」(6/24 放送)
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