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皆様ご存知の通り、今日で9/11 から10年です。 さまざまな思いがよぎりますが、アメリカもこの日を境にすっかり変わってしまいました。 有料メルマガではその辺にも触れていますが、ちょっとまだ記憶が生々しく、明確な表現ができずにいます。 ご家族を失われた皆様に心よりお悔やみ申し上げます。 折しも本日は中秋の名月。 東京でも完璧な満月が見えて思わず感傷に浸ってしまいます。 本日はこれにて、皆様また明日!…
ギリシア国債は55%・・・・・なんじゃそりゃ、ですな。 燃える欧州と書いたら欧州なんて燃えてない、もっとよく読めというお叱りを受けました。 燃えるスイス! とのニュアンスの差もわかって頂けなかったみたいえ残念です。 ギリシアだけの問題だ、というご指摘のようですが2年前にギリシアをユーロから 離脱させてしまえばそういうことだったろう、と思います。 しかし市場と言うものはそれでは済まない訳です。 市場は既にその先まで読み込み始めてしまい、ポルトガルはおろか、イタリア、スペインまで破綻することを織り込み始めてしまった。それは誰が決める、と言う事ではなく、マーケットがそういう判断をしている訳です…
遂にスイス中央銀行が無制限介入=この場合金額が無制限と言うより、ターゲットに行くまで(1ユーロ=1.2SF)許さんぞ、というスタイルでゾーンディフェンス(なんだかサッカーみたいですが・・・笑)と呼ばれる手法です。 前にもこちらのブログでコメントを頂いたように、自国通貨売り介入に積極的なのはスイスと日本なのですが置かれている状況が全く違います。 スイスには実際に逃避資金が大量に預金として流入し、中央銀行自らもうこれ以上外国人の預金を受けるな、と圧力までかけていました。(この話は先月WSJの記事でご紹介しましたね) もう行き場のない富裕層の預金の受け皿としてスイスフランが買われてしまった訳です…
なぜか今日になって日本ではニュースになっていますが遅いっすね。 昨日のメルマガで既に詳細を報告しております。 これでも遅い感じがするけど、2か月前くらいから警告を発していたので読者の方は十分間に合ったですよね!?(笑) 昨日の内容を宣伝をかねて少し披露します。 私は先週のNYTの記事を引用しました。 以下メルマガより NYTの記事抜粋 みだしもすごいです(笑)。 Sovereign Debt Worries Flare Again in Europe 欧州、国家債務問題の火、再び燃え上がる Concerns about the euro zone’s ability to coh…
本日のメルマガは先週の失業率の分析にかなりの紙数を割いています。 いつものCRさんのグラフをこちらに貼っておきます。 これを眺めながら読んで頂くと、ふむふむとイメージがわきやすいのではないかと存じます。 しかし、いつもながら日本の報道は一面的で、まあ、2007年以来雇用は悪い訳。 最下位のチームでもたまには大量得点を取るように突発的に数字が動くことはあるんですが、 そのたびに アメリカ、景気回復!! とかぶちあげる馬鹿新聞ばかりなんでまあ、びっくりするんですね。 今回はその逆なんですが、実は参加率などが思ったほど下がらずむしろ伸びていたりするので 本当の中身はどうなんだ、と一度立ち止…
通貨と国債の問題を取り上げてきましたが、今回で最後です。前回は「円の信認」という問題提起で終わりました。言い換えれば、現金、国債を問わず、円という通貨の信認が失われ、価値が急激に低下する事態が考え得るかという問いなります。具体的なイメージとしては、円が暴落する(もの凄い円安になる)、国債価格が暴落する(金利が急上昇する)事態です。 この点について、悲観論、すなわち円や国債の暴落が起きるとの見方が根強いことも事実です。その論拠は巨額の財政赤字、あるいは人口減少を伴う日本経済の衰退です。私の意見は「このまま努力を怠るとそうなってしまう恐れが十分ある」と集約できます。ぐっちーと悲観論者の中間的意見…
いや、シアトル通信、御蔭さまで評判がよく、たいへんうれしいのですが、やめるにやめられなくなってきてしまいました(笑)。 そろそろ私も帰りますのでいつまでも続けらる企画ではないのですが、やるだけやりますか(笑)。 コメントやメールを拝見していると要するにアメリカの実情をきちんと伝えているジャーナリストが皆無で普通の話がみなさんにとっては結構珍しい、ということになるんでしょうね。 アメリカと言うとハワイとニューヨークだと思っている日本人もたくさんいますしね、やはり既存ジャーナリストの発信力には目を覆うものがあります、はい。 さて、予想通りぼろぼろの失業率、ぐっちーが2年以上言い続けてきたこ…
えー、いろいろ書きます。 まず、今回の民主党総裁選。こういう記事を配信する読売新聞と言う所があるのでびっくり。当地のジャーナリストも絶句していました。 【ワシントン=中島健太郎】米ロサンゼルス・タイムズ紙(31日付)は、野田氏について「謙虚さが政治家の美徳とされる日本においてさえ、人々が驚くほど謙虚」と人柄を紹介した。そして「この国の政治を全身全霊を傾けて前進させる覚悟がある」と宣言した、野田氏の民主党代表選挙での演説に触れた。 ニューヨーク・タイムズ紙(30日付)は「野田氏は泥の中でエサをあさる魅力的とはいえない魚に自身をたとえた」と伝えた。 5年間で6人目の首相が就任する日本の…
危うく1だけで終わる所だったシアトル通信ですが、皆様の書き込みの御蔭さまでその3まできました。 そのうち本になりますのでご期待下さい(笑) さて、お金さえあれば・・・・というのはアメリカで真実です。 ベルビュー在住の方もコメントを寄せて頂いていて、びっくりしましたが、私の友人、は4人家族で健康保険料におよそ20−25万円は払っています。もちろん州によってばらつきがあり、カリフォルニアの保険会社はそれを突然倍にしてしまったり、平気でしています。 アフタータックスから25万円持っていかれたらどうですかね、みなさん?? 私はマジギレすると思います。 ここだけの話ですが私がアメリカにいるとき…
引き続き西海岸は好天が続いております。 民主党の代表選などこちらにいるとどうでもよくなりますが、さすがにそれなりに報道されています。 ただ、だれがなっても一緒でしょう、という一言が最後につくのが最早決まりのようになってしまい、あまり悪い意味ではありませんが、日本は「象の会議」のようなもので方向性を変えるにはものすごく時間がかかる傾向がある、という一般的認識がアメリカ人(特に知識人)の中には広がっており、まあ、しょうがねえなあ、的なあきらめ感が伝わってきます。 だからといって日米関係が悪化するとか、そういう風にはならないんですけどね。 今回は特にそういう「様子見」「あきらめ」モードなのは確…
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