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前回の記事の続きです。 今回は、遊牧民と漢族の戦いという観点から、中国の歴史をふりかえってみます。古代中国においては、実際のところ漢民族が中原(華北)を支配した時代はそう多くありません。秦、五胡一六国時代の北朝・隋唐(鮮卑)、五代十国時代の後唐・後晋・後漢(突厥系沙陀族)はいずれも異民族(遊牧民)の王朝です。 中央ユーラシアを支配した帝国についても、遼(契丹)、金(女真族)、元(モンゴル)については、漢文の「正史」が書かれていますが、いずれも異民族によるものです。 中国の歴史が中国人による華北平原(中原)支配の歴史として描かれているのは漢文による正史編纂のマジックです。実際には遊牧民によ…
前にも書きましたが、これ、甘い解決法を取ると、本当に日本市場そのものが敬遠されることになりますよ。詳しい話をアエラの原稿にするので、なんですが、甘く見ると市場からのしっぺ返しは強烈で、ひどい目にあいますからね。 それにしても・・・・ いい加減、不正会計とか書いてないで、 社長の指示による粉飾決算! ときちんと報道してもらいたいよね。 しかし、それに不満も言わず、大真面目に加担していた東芝社員・・・・・ 立派な大学出た立派な大人なんだろうけど、この人たち、何なんだろうと思うのですよ。 考えるな、言われたことをやってればいいんだ!! と言われてアメリカの会社に転職した私は当時変わり者…
「中国・中央アジア・トルコ②:トルコ系民族の興亡(前編)」の続きです。 今回は、西アジアでのトルコ系民族について。こちらは、主にローマとイスラムの史料から明らかにされます。 西アジアでは、7世紀からアラブ人がイスラム帝国を築き、642年にニハーヴァンドの戦いでササン朝を破って中央アジアに進出します(ちなみにササン朝(ペルシア人)はアラブ人を「ターズィーク」と呼び、中国の史書では「大食」と書かれますが、後にイスラム化した中央アジアの定住民はすべてターズィークと呼ばれるようになります)。 8世紀のアッバース朝の時代から、中央アジアのテュルク系民族が奴隷として輸入されるようになり、特にイラン系…
暑い日が続きますね。三連休、いかがお過ごしだったでしょうか。 さて前回の記事の続きです。今回は、トルコ(Turk(テュルク))系民族の歴史をふりかえります。 まず、中国と中央ユーラシアのトルコ系民族について。こちらは、主に中国の史料から明らかにされます。 中央ユーラシアでは、紀元前4世紀、騎馬遊牧民の「匈奴」が最初の遊牧民帝国を築き、たびたび華北(中原)に侵攻して都市文明を脅かします。 1世紀末になると、別の遊牧民の「鮮卑」が有力になります(なお、一説には、鮮卑と後漢に撃破され中原から姿を消した北匈奴が、4世紀にヨーロッパに出現した遊牧民フン族であるとされます)。鮮卑は、五胡十六国時代…
多くの方からたくさんの書き込みを頂いております。 その通り、というご意見も多く、ただ、こういう事態が日本全国で現在進行中であると言う事はご承知であられてください。 それらすべて皆様の税金なのです。どんどん人口減少が進む地方に大きな公共事業を展開すること自体まさに「戦艦大和」と同じ構造。 しかし、決まってしまうとそれを止められない・・・・なぜかわからないけど・・・・というのがこの国の仕組みなのです。 今回、岩手県紫波町では奇跡的にこれを止めた訳ですが、全国レベルでは青森アウガを筆頭に、秋田、富山などなどで、現在進行中なのです。 今回の新国立競技場はいろいろな意味でそのあたりの問題を明確に…
コチラのブログ、及び講演会で散々こき下ろしてきた新国立競技場建設計画がついに見直し、とあいなった。 http://www.asahi.com/articles/ASH7J7GKMH7JULFA038.html?ref=nmail こんな、膨大な施設の収益計画も見せられないまま、2000億円ものカネを突っ込む、という言語道断のプロジェクトは既に2年前から当ブログでは散々批判してきたので、遅い、と言いたいところだが、まあ、見直すだけましかと。 そもそも、わたし、5000億円でも6000億円でも使えばいいと思うんですよ。 オリンピックの国威発揚に必要であって、それによって日本が得るものがこれだ…
今日はぐっちーさんのところに行って、子猫を見せてもらいました。 かわいかったですね。犬と猫、どっちも好きな私ですが、このネコと遊んで、ぐっちーさんの話を聞いて、すっかりネコ派になりました(笑)。 ワインを飲み過ぎたので、今日はおとなしくします。ネタはたくさんあるのですが、すみません、来週に回します。 良い週末をお過ごし下さい。…
前回の記事の続き(トルコ系民族の歴史)を書いていたのですが、非常に長くなってしまい、もう少し簡潔にしてからアップしようと思っていたところ、ここ数日忙しくて時間がとれませんでした・・・で、そうこうしている間に、ついにイラン核問題の最終合意が成立しましたね。トルコの話はとりあえず置いておいて、先にこちらの話をします。 主要なポイントはこれまで書いたとおりです(「中東」カテゴリーでご確認ください)。 今後の展開ですが、米国では「レビュー法」に基づいたレビューが行われることになります。オバマ大統領は合意を否定するような結論には拒否権を行使することを明らかにしているので、焦点は、議会側が拒否権を覆す…
実は、本件、本業の仕事上の関わりが多少あり、書きにくかったのですが、そのへんのしがらみを抜けましたので、これからはばりばり書かせて頂きます。 なぜ、報道はすべて 利益かさ上げ、となっているのでしょうか。 これは普通に考えて、というか、中小企業レベルでは間違いなく粉飾決算で逮捕者が出る事態です。 元来、公正が保たれねばならない、上場企業、しかも日本を代表する大企業にて起きた事態ですから、検察が動かない方がおかしいくらいなのです。にもかかわらず、メディアは粉飾とは報じません。もちろん、広告収入があるからであって、それがなければ徹底的にたたいていたでしょう。ということで、東芝から一銭ももらっていな…
日本のメディアはなんでこうばかなんだろうかな。 支援条件合意がみだし、って中身見てない、って証言してるようなもんだよな(笑)。 仕方ないのでWSJの記事を出しておきます。 Third time's Charm? 3度目のお呪いか? が題名です。 まさにみんなが ショイブレ(ドイツ)に汚染された、という内容ですね。 http://www.wsj.com/articles/third-times-the-charm-little-optimism-over-new-greece-bailout-1436813931 何点か翻訳抽出 今回のこのプランはまさに2010年、2012年で…
プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!The Gucci Postです。
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