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今回は、気候変動問題の2回目に加え、先週の出来事、具体的には1~3月期GDP、日銀金融政策決定会合と麻生副総理兼財務大臣・黒田日銀総裁共同談話、検察庁の話しを振り返ります。 気候変動問題。今回は様々な類義語の関係を説明します。類義語は以下の4つです。 1.気候変動(climate change) 2.Green、environment 3.ESG(Environment、Social、Governance) 4.SDGs(Sustainable Development Goals) 気候変動は4つの中で最も狭い、しかし影響力が強い言葉です。この言葉はパリ協定と結びついています。とても単純…
[ 2020/05/25 06:30 ] コメント(2)
最初に個人的な話しで申し訳ありません。59歳の今まで回避出来た両親の介護に遂に直面しました。コーナー再開後月2回だった執筆ペースを、新型コロナウイルス感染症問題を契機に毎週に増やしてきました。私の平均的な執筆の仕方は、「金曜までにお題を考える」「土曜日に一旦執筆する」「日曜日に推敲し、月曜日6時半掲載タイマーを設定する」でした。今後当面の間、 ・執筆頻度を減らす(元々の月2回に戻すなど) ・1回の文章の長さを短くする(これまで1回で書き切ったものを、2、3回に分ける) ・推敲せず、粗いまま載せてしまう の組み合わせで対応したいと思います。このCRUのひとり言、ぐっちーや前橋さんのブログ・メ…
[ 2020/05/18 06:30 ] コメント(2)
2月10日のVol.42で新型コロナウイルス感染症に初めて触れて以降、ほぼ毎週関連した内容を書いてきました。今週は休載(元々このコーナーは月2回掲載です。還暦も近いので、若いJDさん、Saltさん、編集部さんのようにはいきません…)予定でしたが、これまで書いてきたことを少し振り返ろうと思い直しました。景気、感染症対策、経済対策の3点に分けて記します。 景気について、当初の短期終息・V字回復期待は消えました。IMF世界経済見通しに代表されるように、 ・今年は、年後半から回復が見込まれるものの、リーマン危機時を上回るマイナス成長 ・来年はプラス成長だが、下振れリスクも大きい ・感染症の終息が遅…
[ 2020/05/11 06:30 ] コメント(3)
昨年の10連休・改元と様変わり。昨年は連休中に海外出張していたことを懐かしく思います。緊急事態宣言も延長で、巣篭り生活が暫く続きます。 今回は日程を短縮して開催された日銀金融政策決定会合(4月27日)を紹介します。年8回開催される決定会合のうち、1月、4月、7月、10月には展望レポートも合わせて公表されます。 まず、経済・物価面から。 (現状) 全体:内外における新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、厳しさを増している 個人消費:飲食・宿泊等のサービスを中心に大幅に減少している 設備投資:増勢の鈍化が明確となっている 住宅投資:横ばい圏内で推移している 公共投資:緩やかに増加してい…
[ 2020/05/04 06:30 ] コメント(4)
月2回執筆のはずでしたが連投が続き、別な意味でコロナ疲れです。年甲斐もなくTwitterも始め、老眼が進む私にはつらいですが、何とかやっています(苦笑)。ぐっちーがTwitterを避けていた理由も何となく分かります。最後に会った際、彼はハズキルーペを持っていました(笑)。 ということで、今回はレポートの引用の形で簡潔に。1つは旧ひとり言以来必ず紹介している日銀金融システムレポート(21日公表)。2つめは遂に「悪化」の表現が用いられた内閣府月例経済報告(23日公表)。最後に少し雑感を。 今回の金融システムレポートは、新型コロナウイルス感染症が進行する中で分析が追い付かなかった印象も受けますが…
[ 2020/04/27 06:30 ] コメント(0)
新型コロナウイルス感染症の話しに辟易とするこの頃ですが、今回も続けます。IMF世界経済見通し、安倍内閣の混乱、感染症が露わにした不都合な真実の三題話し構成です。 IMF世界経済見通しについて。JDさん含め既にFacebook・Twitterで触れ、各種媒体でも報道されたように、今年の成長率見通しはマイナス3.0%と、リーマン危機時(マイナス0.1%)を大きく下回り、1930年代の世界大恐慌以来の大きな落ち込みとなりました。世界大恐慌は更にすごかったということにも改めて驚きますが、世界大恐慌が第二次世界大戦の遠因・一因だったと考えると、新型コロナウイルス感染症が今後の世界を大きく変える契機にな…
[ 2020/04/20 06:30 ] コメント(4)
緊急事態宣言とともに打ち出された「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策~国民の命と生活を守り抜き、経済再生へ~」。緊急事態宣言もこの緊急経済対策も、「早い」「遅い」、「足りる」「足りない」と賛否両論、というより「否」の感想が多い印象を受けます。それでも、真面目な日本人は人との接触を減らし始め、休業要請の対象外のお店も自主的な休業を始めています。この休業要請との関係で、国、東京都、その他6府県の足並みの乱れも表面化。東京都が協力金支払いと引き換えに国を押し切り、休業要請を公表したのは皆さんご存知の通りです。 今回の緊急経済対策は、「事業規模108.2兆円」「うち財政支出39.5兆円」と史上最大…
[ 2020/04/13 06:30 ] コメント(3)
今回は、Twitterでも簡単に触れた日銀短観(4月1日公表)の紹介です。最初に短観とは何か解説し、次に今回の特徴や次回の予想を説明します。最後に、短観から離れ最近聞いた「感染症と戦争が経済に与える影響の違い」について触れてみます。 短観は「全国企業短期経済観測調査」の略称です。四半期に一度、日本銀行調査統計局が作成・公表する統計で、公表時期は4月初(3月短観)、7月初(6月短観)、10月初(9月短観)、12月央(12月短観)です。1957年に開始された歴史ある統計です。 短観は全国1万社弱を対象にしていますが、回答義務も無いのに回答率が99%に達する驚異的な統計です。この高い回答率は、速…
[ 2020/04/06 06:30 ] コメント(1)
今回は26日に公表された内閣府月例経済報告を紹介します。Twitterで触れたとおり、また各種媒体でも報道されたとおり、「回復」の文字が6年9か月振りに消えたことが話題となりました。 (現状) ・全体:景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、足下で大幅に下押しされており、厳しい状況にある ・個人消費:感染症の影響により、このところ弱い動きとなっている ・設備投資:おおむね横ばいとなっている ・住宅建設(投資):弱含んでいる ・公共投資:底堅く推移している ・輸出:弱含んでいる ・輸入:感染症の影響により、このところ減少している (先行き) ・全体:感染症の影響による厳しい状況が続くと…
[ 2020/03/30 06:30 ] コメント(0)
今回は極力簡潔に。既にTwitterでも触れましたが、先週予定を繰り上げて実施された日銀金融政策決定会合を取り上げます。まず今回の決定内容を紹介し、次に欧米を含め中央銀行が何を目指しているか説明し、最後に中銀の政策公表後(恐らく)意図に反し株価が下落するケースが続く理由について触れたいと思います。 まず、16日の日銀の決定。実施「されなかった」のは金利引き下げ。現在の長短金利操作目標、すなわち短期金利マイナス0.1%と10年物国債金利ゼロ%は維持されました。後述のように金融システムの不安定化も心配される中、金融機関への打撃が大きいマイナス金利深掘りに踏み切れなかったことが理由と推測します。因…
[ 2020/03/23 06:30 ] コメント(1)
Konan新・CRUのひとり言
1961年生まれ ぐっちーと同じ高校を卒業し、東京大学法学部に入学。30年以上「公」の世界を歩んだ後、最近民間に転じた元官僚。今回の連載再スタートでは、日本経済に焦点を当て、内閣府や日銀の公表物の解説などを極力分かりやすく行いたいと思います。 著者とメルマガのご紹介 メルマガ配信登録
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