プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!
【NEW!】 新メルマガ「奥山真司の戦略論から見た世界」 お申込み開始しました!
世界情勢ブリーフィング バックナンバー 米大統領選直前までの世界の動きを詳細かつ分かりやすく解説しています!
オンラインセミナー JDさん×吉崎達彦さん、安田佐和子さん、峯村健司さん、奥山真司さん。次回の開催もお楽しみに。
オンラインサロン ただいま新規メンバー募集中!
今週は休む予定でしたが、乱高下しつつ水準を大きく切り下げてきた株価について触れようと思い直しました。 株価は余り取り上げたくないテーマです。理由はいくつかあります。第1に、株価の予測は誰にとっても難しいこと。先週金曜日のNY市場急反発の流れを受け仮に今週株価が世界的に反転すると、今回のひとり言はとても間抜けなものとなってしまいます。ただ、今週の動きを自信を持って語ることが出来る人は極めて少ないと思います。第2に、言うまでもなく個別企業の業績を知らず株価を語ることは本来ナンセンスです。私は個別企業の内容まで全く追えていません。第3に、とても恥ずかしい自白をすると、私は個別株投資をしたことがあり…
[ 2020/03/16 06:30 ] コメント(2)
また新型コロナウイルスのことです。今回は経済に絞ります。世界経済、日本経済と経済対策、円高と日銀、の3点を取り上げます。Saltさんのメルマガを是非合わせてお読み下さい。 事の発端である中国経済について。この騒ぎの前から、今年の中国の成長率は昨年までの+6%台から+5%台に低下すると言われていました。高度経済成長後の日本もそうでしたが、経済が成熟を迎えるにつれ成長率が落ちるのは自然ですし、中国は過剰債務問題や米国との貿易問題を抱えています。これに今回のショックが追い打ちをかけました。 議論(計算)を単純化するため、騒ぎの前、今年の成長率が+6%丁度と予想されていたとしましょう。多くのアナリ…
[ 2020/03/09 06:30 ] コメント(3)
暫く前にも書きましたが、改めて新型コロナウイルスについて。今この話題を避けて通ることは出来ないと思いました。 立憲民主党の枝野党首が、国会で東日本大震災時と対比しながら質問を行ったとの報道を見ました。あの時、当時の民主党政権(菅総理、枝野官房長官)は対応の遅さ・稚拙さを強く批判され、鳩山総理時に既に失われつつあった民主党への信認が完全に失われる契機となりました。地震・津波の直接的な大被害に加え、福島第一原発事故という人類史上で前例がほぼ無い事態に見舞われ、官僚だった私も無力感を覚えました。後の記述とも関連しますが、官僚は国民のために働くべき存在ですし、多くの官僚は(国民の目から見ると様々な問…
[ 2020/03/02 06:30 ] コメント(57)
このコーナー、月曜日更新が常例ですが、今回は3連休明けの本日に。実は週末にかけ海外出張していました。ぐっちーやJDさんのように、海外からブログ・メルマガを更新する知力・技術力・気力が無く、帰国後慌てて書いています。恒例の内閣府月例経済報告(20日公表)のほか、2019年10~12月期GDP1次速報、G20財務大臣・中央銀行総裁会議を取り上げます。 いつもは月例経済報告の紹介から始めますが、今回は公表日順でGDP速報から。編集部さんたちのお勧めで59歳の手習いでTwitterを始め、17日の公表後に簡単なコメントを載せました。以下再掲します。 「GDP前期比ー1.6%、年率換算ー6.3%とか…
[ 2020/02/25 06:30 ] コメント(3)
今回は普段と趣を変え、10日に日銀が公表した「銀行の決済サービスの課金体系に関する考察」というレポートを紹介します。題名が難しく読む気が起きないところが日銀らしいですが(笑)、私は眼から鱗の面白さを感じました。 銀行の手数料と聞くと「高過ぎる」「引上げは怪しからん」「その前に給料を下げろ」と拒否反応を示す方が少なくないと思います。今回の日銀ペーパーは値上げを支持・主張している訳ではありません。そうではなく、今の送金手数料の仕組みがおかしいのではないかと主張しています。 銀行送金は1件送るごとに手数料がかかります。しかし、とくに毎月の固定料金を払っている訳ではありません。これを当たり前のこと…
[ 2020/02/17 06:30 ] コメント(3)
Saltさんや多くの報道の後追いにしかなりませんが、新型コロナウイルスに関し、簡単に触れたいと思います。 実体経済面では相応の影響が出始めています。私は経済モデルを操ることが出来ないので具体的な数字を示すことは出来ませんが、例えば今年の中国経済に関し、6%を割り込み5%台に成長率が落ち込むとの見方が増えています。この影響がとくにアジア地域に及ぶことは不可避です。 中国人の国内外の移動制限に加え、中国への旅行や出張も控えられています。この直接の影響は航空、宿泊、外食など幅広く及びます。また、各種報道で指摘されているように、仮に中国国内での自動車や電子機器関連製品の生産が落ち込むと、サプライチ…
[ 2020/02/10 06:30 ] コメント(2)
月2回の執筆ペースを守ると2月3日掲載となりますが、偶々先週内閣府、日銀、IMFの情報が出揃ったので、少し早めに掲載します。夕食会でJDさん、Saltさん、編集部さんの熱気と若さに刺激を受けたこともありますし(笑)。はじめにいつも通り内閣府月例経済報告(22日)、日銀金融政策決定会合(21日)を紹介したのち、IMF世界経済見通し(20日)を紹介します。なお、日銀の1月会合は例年月末近くですが、今年は少し早めです。オリンピック・パラリンピックイヤーで、7月後半以降重要な会合を控える日程を組んだことが影響したようです。 (現状) 全体:輸出が引き続き弱含むなかで、製造業を中心に弱さが一段と増し…
[ 2020/01/27 06:30 ] コメント(1)
前回に続き今年の展望めいたことを書こうと思います。今回は経済編です。前回(政治編)は当たり外れはさて置き「予想」でしたが、今回の経済編は予想ではなく、今後の経済をみる上での留意点をいくつか並べることとします。 テーマは5つです。 1.米国と他地域の違い 2.地政学の影響 3.格差の拡大 4.気候変動 5.金融政策、金融システム 1.米国と他地域の違い ぐっちーやSaltさんのメルマガ読者は、ここ数年米国経済の好調さを叩き込まれてきたと思います。実際米国経済は好調です(先行きについてはぜひメルマガをご覧下さい)。他方、IMF(国際通貨基金)の世界経済見通しによると、昨年(2019年)の世界経…
[ 2020/01/20 06:30 ] コメント(0)
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 年末年始は、就職以来初めて長い休みを取りました。予定を詰め込んだため却って疲れてしまい、仕事始めが心配です(苦笑)。その新年、米軍によるイラン司令官殺害のニュースが飛び込みました。JDさんに早速解説して頂けると思いますが、波乱の幕開けとなりました。 さて、今月は今回と次回の2回にわたり、今年の展望のようなことを書いてみたいと思います。今回は政治、次回は経済です。旧ひとり言の際は官の一員としてある程度インサイダー的な情報がありました。今ではそうしたものは無く、現役官僚やマスコミ関係者に話しを聞いたり、各種報道を読んだりする程度です…
[ 2020/01/06 06:30 ] コメント(0)
今年もあと1週間少々となりました。ぐっちー逝去、平成から令和へなど、大きな変化の一年となりました。 今年最終号となる今回は、淡々と12月の内閣府月例経済報告(20日公表)と日銀金融政策決定会合(19日公表)を紹介します。 (現状) 全体:輸出が引き続き弱含むなかで、製造業を中心に弱さが一段と増しているものの、緩やかに回復している(内閣府)海外経済の減速や自然災害などの影響から輸出・生産や企業マインド面に弱めの動きがみられるものの、所得から支出への前向きの循環メカニズムが働くもとで、基調としては緩やかに拡大している(日銀) 個人消費:持ち直している(内閣府)消費税率引き上げなどの影響による振…
[ 2019/12/23 06:30 ] コメント(1)
Konan新・CRUのひとり言
1961年生まれ ぐっちーと同じ高校を卒業し、東京大学法学部に入学。30年以上「公」の世界を歩んだ後、最近民間に転じた元官僚。今回の連載再スタートでは、日本経済に焦点を当て、内閣府や日銀の公表物の解説などを極力分かりやすく行いたいと思います。 著者とメルマガのご紹介 メルマガ配信登録
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
経済 ZAP !!
奥山真司の戦略論から見た世界
世界情勢ブリーフィング
永田町ディープスロート
新・CRUのひとり言