今週のメルマガは中東情勢と原油問題、リビア、エジプトなどへのファイナンスは欧州が中心となっており、これは欧州直撃になること、そして中国は第二の中東になる筈がない、というのが主な内容になっております。 リビアに関しては刻一刻、差し迫っています。アメリカのジャーナリストはこの戦乱の最中、トリポリに命を賭けて未だにしぶとく潜入しており、迫真のレポートを連日テレビで見ることができます。 最悪製油所の爆破、なども考えられる緊迫した状況ですが、いかんせんオバマ大統領の腰が引けているので、アメリカの軍事介入はもちろん、国連軍によるＰＫＯなど夢に近い、という状況のようです。 アメリカのジャーナリストの報…

チュニジア、エジプト、リビアと騒ぎは広がっています。素人で書く自信がないと避けてきたテーマですが、思い切って短く感想を記してみたいと思います。 まず、エジプトについて感じたことは、異様なほど統制が保たれていることへの驚きです。軍を信じることは（ミヤンマーなどを見ても）危険なのでしょうが、エジプト軍にはよほど優秀で、胆力があり、世界情勢をしっかり見据えたリーダーがいるのだろうと、感心しています。憲法が改正され実際に政治が変わっていく過程では波乱もあるのでしょうし、今回のデモの中心になった若い層がどのように政党を組み立て秩序立って政治に参加していくようになるか、大きな課題と思いますが、期待して見…

さすがに中東の「狂犬」と呼ばれた男で、最後の一人を殺しても俺は生き残る、と演説。 デモ隊の国民は「どぶねずみ」。一匹に残さず殺すように軍隊に指示すると。 一方で現地の複数のソースから寝返った内務大臣が既にＮＡＴＯ及び国連のＰＫＯ派遣を依頼しているという情報もありいよいよ緊迫してきました。 これまでの国々より相当リスクの高い展開になることにご注意ください。 詳しい情報は・・・…

大好きな桑田さんが表紙です。 私はネットを含むデジタルデータ信仰の危険性について、しつこく書いています。 高村先生は相変わらず鋭い・・・ が、あの上から目線の女の対談だけは同じ雑誌に載っているのがどうにも気に入らない。 なんなんだ、あれは・・・・…

２月２日にエジプトの記事を書いていて、アメリカのジャーナリストの取り扱いの大きさに比べて日本はなんだかな・・・という書き方をしています。 あまりおおごとにはならないという方がなぜか日本に多かった訳ですが、私はオバマ大統領が緊急オペレーションルームに入ったというＡＢＣの報道でただならぬ気配を感じていたのでそのままお伝えしました。…

このグラフは象徴的で詳細はメルマガで取り上げました。 コカコーラにしてもＪ＆Ｊにしても既にアジアの成長でお金を稼ぐ体制が出来上がっているのがアメリカ企業で、国内ではろくに雇用もしないのでまったくふざけた存在だ、ということになるのですが、こうなると株価が上がることは確かです。 一方日本企業は・・・・…

今回は、先日日銀白川総裁が行なった「日本経済の復活に向けて」という講演を紹介します。タイトルが大変刺激的なので、私も思わず読んでみました。読んでみて、内容はそう斬新ではないとも思いましたが、極めて常識的に問題をまとめているので、皆さんにも一読をお勧めします。とくに、日銀の講演や調査物の「良さ」として、図表が大変便利と思います。 http://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2011/data/ko110207a.pdf…

などとは言っていないと思うけど、民主主義と言えば本家本元、ついにアメリカ合衆国のお出ましだ。 最初エジプトの写真だろうと思って見てたんですよ。でも良く見たら人々の顔が違う。 えっ！…

まあ、職業柄アメリカ人との付き合いが多く、今度友だちが東京に転勤になったから頼むよ、と言われると、まあ、どうせ暇だから面倒くらい見てやるか、ということになります。 私の周りで一番ラッキーと思われるのはマイケルで、ちょうどリーマンショックの前に日本に転勤になった。当然給料は円でもらう訳で、１ドル１２０円位のものが今の８０円になってしまったのでこのご時世に給料が５０％アップ！！　してしまった。 更にあのリーマンショック後の本国でのすさまじいリストラを逃れ、日本でのうのうと暮らしている訳だ。…

アメリカの報道をもう一度見直したが彼らはこういう間違いはほとんど起こしていない。 こちらでご紹介したＷＳＪの記事がまさにスタンダード。 日本人ジャーナリスト・専門家は 若者による行動＝ネット＝ＳＮＳ と与えられた情報を完全に鵜呑みにしているだけだ、というご意見が読者からも多かった。 その通りだと思います。…