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「安保法制と法学者の役割②」の続きです。 合憲性の話とは別に、そもそも今回の安保法制は、日本の安保政策の観点から見ても必要ないのではないか、という議論があります。 長谷部恭男教授が、自分が安全保障のアマチュアだから安保法案の必要性を判断できないとするのはおかしい、安保法制が必要な程度に安全保障の環境が厳しくなっているという主張は理解できない、という趣旨のことを述べていました。 「安保法制の合憲性をめぐる議論」で述べたとおり、私は長谷部教授から直接教わったことがありますし、日本を代表する憲法学者として尊敬しています。 しかし、こと安保情勢に関して、専門家・担当者の判断に疑問を投げかけるの…
皆様、日本の快挙に沸いておられるようであります。 まさに沸く価値は十二分にある訳でして、いや、すばら強いの一言です。 私の友人ジョージ(イギリス人)も 「日本が100点取られるか取られないか賭けようぜ!」などと憎たらしいことを散々言っていたのですが、最後は「泣けてきたよ・・・」と言ってくれました。当然、イングランド人ですからスコットランドの応援に回ることはなく、次戦は日本の応援に回るそうです。頼むよ、ジョージ! さて、そのスコットランド。 南アより弱いんだから、勝てる・・・・とか言っている某局のばかスポーツキャスターがいましたが、あんたね~、とマジでテレビ蹴りました。 分かってないにもほ…
「安保法制と法学者の役割①」の続きです。 昨日述べたとおり、安保法制の憲法適合性は、最終的には最高裁で判断されることになります。 そこで、どのような判断が下されるかですが、私は、①理論的にはグレーであり、②現実的には憲法判断回避という結論がとられる可能性が極めて高いと思っています。 ①理論面については、今回反対している憲法学者の方たちの考えは、「一見して明白に違憲」ということでしょう。この言葉は、憲法判例に従えば、憲法判断回避の結論がとられない場合の条件となるキーワードなので、このように使われています。 これ自体、私個人はそこまではっきり言い切れるものなのか疑問を感じますが、そこは憲法…
■ Japan v South Africa 34-32 - Full Match Highlights and Tries ラグビーワールドカップ、まさかスプリングボクスを破るとは。大変な快挙ですね。今回の日本代表は史上最強、しかも初戦はあの南アということで、これに絡めて南アの記事を書こうと思っていたところ、想像を遙かに超える事態が現実になり、ただ驚いています。 この件はまた日を改めて書くとして、今日の本題です。 ■ 安保法成立…集団的自衛権行使、可能に(9月19日付読売新聞記事) 議論を呼んだ安保法案ですが、ついに成立しました。この件については、「安保法制の合憲性をめぐる議論」と「…
ラグビーほど番狂わせが少ないスポーツはない、とよく言われます。実力通りに結果が決まるのが当たり前で、しかもその差は実力以上に開く傾向が強いのです。ほぼ、番狂わせがない、という点では英国のブックメーカーのオッズを見ればすぐわかります。 そのラグビーで・・・・ 世界3強の一角である南アフリカ(WC2回優勝)を日本が破るというとんでもない「番狂わせ」が起きてしまいました。いや、起こしました!! これはとんでもない話で、甲子園優勝校がジャイアンツの1軍に勝つ確率よりはるかに低い。 10試合やって、絶対勝てない筈の相手です。 サッカーで言うと、日本がドイツやフランスに勝つことより大変かもしれませ…
あんまり関わりたくない話題なんだけど、あんまり酷いから書いておきます。 このジャーナリスト、と立教大学の先生(教授)、ひどいにもほどがありますぜ。 http://netgeek.biz/archives/49786 三菱鉛筆の話はもはやジョークですが、日本の製造業はほぼすべて軍需産業にかかわっており、不買運動するなら三菱系列だけでなく、ほぼすべての工業製品が買えません。食料もそうです。キリンビールなんて立派な三菱系ですからね(笑)。 つまり生活そのものができないのでありまして、まあ、庭で火おこして自給自足で生活するしかありません。テントもだめですよ。自衛隊におろしてますからね。水道もダ…
こういう書き方の記事が多いんですが・・・・・ 米連邦公開市場委員会(FOMC)は16、17両日に開催した定例会合後の声明で、政策金利を据え置いたと発表した。低インフレ状況の長期化や世界経済成長の不透明な見通し、最近の金融市場混乱を背景に利上げを見送った・・・・・(ブルームバーグ) でもステートメントを見る限りそんなこと、一言も書いていません。 海外情勢はアメリカのインフレに対し、下落圧力をかける可能性がある・・・とほんの一言触れられているだけです。あとは雇用情勢は満足のいくもので、インフレ見通しについて確信が持てなかったために見送るとされています。理由の一つにしか過ぎないのにこれが原因とい…
ということで、現状維持となりました。 昨日も書きましたが、タイミングの問題よりも、今後の政策の方がはるかにインパクトがあるので、そちらに注目していきましょう。 個人的にははずしてしまったので、何とも言えない気分ですが(笑)。 ではまた明日!…
米国大統領選ですが、昨日(米国時間16日夜)、共和党候補者の第2回テレビ討論会が行われましたね。 今回は上位11人(トランプ、フィオリーナ、カーソン、クルーズ、ブッシュ、ウォーカー、ルビオ、ケーシック、ハッカビー、クリスティ、ポール)と下位4人(ジンダル、サントラム、グラム、パタキ)の2部構成。 前回の討論会では下位グループにいたカーリー・フィオリーナが、討論会での高評価もあり、支持率を急上昇させて上位グループに入ったのが面白いところです。 それにしても、前回は一軍と二軍がほぼ同数だったのに、今回は、リック・ペリーの撤退とジム・ギルモアの不招待もあり、二軍の方がわずか4人になってしまって…
さて、いよいよFOMCです。 今週のメール配信でおよそのことは書いているのですが、直前版ということで緊急配信をお届けします。夕方までには配信できると思いますのでFOMCには間に合いますね! 大手の投資銀行のエコノミスト、経済学者などがほぼすべて見送りに傾いているので、ワタクシまたまた少数派なのですが、まあ、その結論に至った経緯も書いてありますのでぜひお読みください。 いずれにせよ、肝心なのはこれからで、QEをどうやって巻き返すのかの方がはるかに重要かつ難しい課題です。 それにしても・・・・・・ 欧州の難民問題はいよいよヤバいことになってきました。 正直、ギリシア問題どころのインパクト…
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