2025/09/15 06:30 | by Konan | コメント(0)
Vol.290: 小噺・石破退陣
敬老の日の本日は、石破総理(総裁)退陣について。事情解説や政権の評価ではなく、参議院議員選挙直前に書いた記事を振り返ることが目的です。
7月19日、以下のように書きました。
(選挙に負けると)石破総理・総裁の退任論は当然強まります。他方、幸か不幸か、8月1日が関税交渉の期限。このため、「責任は痛感しているが、まず米国との交渉に全力で取り組み、その決着後に進退を明らかにしたい」としか言いようがないと思います。その上で辞めるか辞めないかは交渉次第ですが、交渉が上手くいく確率も低いのが実情です。「退任75、続投25」と予想します。25は大きく見えるかもしれませんが、誰も火中の栗を拾いたくないことも事実だと思います。
書いたことと実際に起きたことは異なり、その意味で「はずれ」です。他方で、毎日や読売の報道、党内の石破おろしの動きに抗して50日間持ち堪え(見方によっては居座り)、関税交渉決着直後に退陣を表明した流れは、私の見方と激しく遠いわけでもありません。なお、私は関税交渉決着まで辞めるべきでないと思っていたので、50日間はやむを得ない時間だったと考えます。
次に、石破退任75を分母に、「高市35、小泉25、林10、玉木5、野田0」と書きました。野田0は既に決したと思います。総裁選の勝者が玉木党首に総理の座を譲る気配も全く見えず、今なら玉木0、と書いても良いと思います。
高市、小泉については、「決選投票で小泉が勝つ」との見方が強まりつつあると感じます。野党との連携が高市さんでは上手くいかず、参政党だけに寄ってこられると、「石破辞めるな」的なリベラル層の抵抗感を招きかねないとの見方が背景と思います。
他方で、1年前の総裁選挙時のように、小泉さんが馬脚を露し失速するリスクも無いとは言えません。その際の穴馬が林さんなのでしょうか。
前回と比較しやすいよう合計値を75のままにすると、今なら「高市30、小泉35、林10、玉木0、野田0」くらいでしょうか。ただ、1年前と同じ顔ぶれ、人材不足ですね。
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