■ 自民党総裁選【詳報】新総裁に石破氏、決選投票で高市氏破る・・・総選挙は「なるべく早くご審判を」（9/27付読売新聞） 15日間に及ぶ総裁選が終わり、石破茂氏が総裁に選出されました。5度目の挑戦にして初めて掴んだ総裁の座。 政治には、「上り坂」「下り坂」「まさかの坂」があるとは小泉純一郎元総理の言葉ですが、本当に何が起こるかわからないものです。 今回は、石破氏の勝利の要因を含めた総裁選全体の総括と、今後の党内情勢を考察します。 ※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 自民党総裁選総括 ＋ 今後の党内情勢予想 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ …

先週末、国内の政治的要因でマーケットのボラティリティが高まりました。週明け以降どういった動きになるか極めて不透明ですが、こうした話題も取り上げつつ、今週末に迫った米9月の雇用統計を前に、労働市場や住宅市場の点検をしていきましょう。 また、今週は、欧州経済についても触れています。リセッション懸念が顕在化してきたドイツ経済を中心に見ています。 ●先週のマーケット ・早速、石破ショック？！ ●今週の米国経済統計（予想） ●先週の米国経済統計（結果） ●経済統計分析 １. CB消費者信頼感指数 ２. 新規失業保険申請件数 ３. 緩やかに回復する住宅市場 　・住宅着工 8月 　・中古住宅販売件数 8…

今回は休載中の積み残し（その1）として、18日公表の内閣府月例経済報告を紹介します。また、自民党総裁選について少し触れます。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 現状・先行きとも判断維持 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 景気判断は、現状・先行きとも維持されました。需要項目をみても先月と同じ判断です。先月は、現状についての基調判断が上方修正され、その判断を据え置いた格好です。FRBが利下げを開始し、米国大統領選挙がもう視野に入り、この超特大イベント待ち、嵐の前の静けさでしょうか。 （現状） ・基調：景気は、一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している ・個人消費：一部に足踏みが残るものの、このところ持ち直し…

自民党総裁選を制したのは石破茂元幹事長でした。直前に永田町ディープスロートさんのメルマガを読んでいたので驚きはなかったですが、岸田首相が辞任を発表したときには考えにくかった結末でした。 石破新政権について、政局の展望は永田町さん、経済面での影響は経済ZAP!!のSaltさんにお任せして、私からは外交面からの考察を述べます。毎週おなじみの米大統領選については、最新の状況と今週予定されている副大統領候補のTV討論会の見どころを取り上げます。イスラエルによるヒズボラ指導者の殺害についても解説します。 【目次】 １．先週の動き （１）ヒズボラの指導者殺害 （２）ハリスの経済政策、国境訪問、NY市…

●東証の定点観測（日経平均株価終値　前日比　プライム売買代金） ●先週の米国経済統計（結果） 　先週（9月23日～27日）の統計振り返り。…

■ 自民総裁選、決選投票へ　石破・高市・小泉氏、三つどもえ ー 27日選出（9/26付時事通信） 9/12に告示された自民党の総裁選挙も、いよいよ最終盤です。早い段階で上位3名とそれ以下がはっきりしたので、各陣営は決選投票での戦い方に焦点を絞っています。 9人もの候補者が出たことで、自民党所属議員367票のうち、本人分9票と、推薦人20人×9の180票が固定されているため、奪い合える国会議員票は178票です。一見多いように見えますが、そもそも所属していた派閥や他の人間関係によって計算に入っている票もあるため、浮動票はそう多くはありません。 決選投票に残る可能性がある石破茂氏・高市早苗氏・…

■ 立憲民主党の新代表に野田元首相　決選投票で枝野氏破る（9/23付日本経済新聞） 9/23に立憲民主党の代表選挙が行われました。野田佳彦元総理の当選が既定路線で、全く盛り上がりませんでした。自民党の総裁選期間に敢えてぶつけることで注目度が上がることを期待したようですが、完全に裏目に出ました。埋没してしまったとさえ言えます。 本日はまず、立民の代表選を簡単に振り返り、その結果が自民党に及ぼすであろう影響を考察します。 ※ここからはメルマガでの解説になります。目次は以下の通りです。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 立憲民主党代表選 ～ 自民党総裁選への影響は？ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ●「昔の…

先週は、4年半ぶりにFRBが利下げするとあって、市場は大変注目をしていました。利下げ幅についてもギリギリまで0.25%か0.50%かと議論があり、さらに今回は経済予想サマリーの内容やFOMC後の総裁会見での発言内容にもこれまで以上に注目が集まりました。 日本にとっても、米国の金融政策は為替や物価にも影響してくるところですので、しっかり見ておきましょう。 ●先週のマーケット ・米国が気になる日銀 ●今週の米国経済統計（予想） ●先週の米国経済統計（結果） ●経済統計分析 １. 小売売上高8月 ２. 新規失業保険申請件数 ３. 9月FOMC 　・FOMC statement 　・経済予想サマリ…

暫くお休みを頂きました。まだ万全とは言えませんが、しばらくは今回のような定例物に絞り、淡々と紹介を続けます。 さて、注目の中央銀行月間を締めくくった日銀は、20日の金融政策決定会合で金利据え置きを決めました。アナリスト等の次回利上げ予想時期は12月と来年1月に二分されているようですが（私は休載前に1月説を書きました）、植田総裁の口から明確なヒントは得られませんでした。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 基調判断維持、個人消費上方修正 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 今回のように展望レポートがない月（3月、6月、9月、12月）とある月（1月、4月、7月、10月）とでは表現が異なり比較が難しい面もありますが、…

大谷翔平選手が52-52を達成。しかも6打数6安打3本塁打10打点2盗塁、さらに翌日にも本塁打。もう何でもありですね（笑）。二刀流をやればエースでホームラン王、打者に専念すれば歴史を塗り替える。どこまでいくのでしょうか。日本人として心から誇りに思います。 さて、今週も米大統領選です。トランプ暗殺未遂事件が再び起こり、州によって期日前投票が始まりました。FRBの大幅利下げは政治面の影響も見逃せません。さらにヒズボラの通信機器の同時爆発と中東情勢も取り上げます。 【目次】 １．先週の動き （１）米大統領選の投票開始、トランプ暗殺未遂 （２）チームスターズの大統領候補支持見送り （３）FRBの…