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■ 過去最大107兆円超の新年度予算成立 追加経済対策検討へ (3/22付朝日新聞) ■ 維新、国民との連携白紙に 与党接近に不信増幅(3/20付時事通信) 3/22の参議院本会議で、令和4年度の予算が成立しました。これまでに最も成立の早かった1999年と2000年の3/17、2014年の3/20に次ぐ4番目の早さです。 一般会計の総額は、過去最大の107兆5964億円でした。社会保障費(36兆2735億円)、防衛費(5兆3687億円)、国債費(24兆3393億円)も過去最大となっています。 新型コロナ対応、デジタル田園都市構想の推進、気候変動対策、イノベーション・科学技術への投資、看護…
本日はロシアのウクライナ侵攻について、読者の方からの質問にお答えします。 >ロシアだけが悪く言われるが、たしかに侵攻に正当性はないとしても、その原因をつくったのはウクライナではないか? >ロシアも悪いが、ウクライナも悪かったのではないか。喧嘩両成敗では? >米国に責任があるのではないか? >このような議論を見かけますが、どのように考えたら良いのでしょうか? ロシアとウクライナのどちらが「悪い」かというとき、ここには2つの視点があると思います。国際社会のルールに沿っているのかというフェアネス(公平)の視点と、侵攻の原因は何だったのかという客観的な事実分析の視点です。 前者については、まず議…
グッチーポスト編集部の磯部です。 季節はいよいよ春を迎えようとしています。桜も咲き始め、景色も色鮮やかになってまいりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 さて本日は、春のオンラインセミナーのお知らせをさせていただきます。 グッチーポストは、昨年、年末特別企画として、メルマガ「世界情勢ブリーフィング」の著者であるJDさんと著名エコノミストの吉崎達彦さん(かんべえさん)によるオンラインセミナーを開催しましたが、おかげさまで大変ご好評をいただきました。またぜひこのようなセミナーを開催してほしいとのリクエストも数多く寄せられました。 そこで、春の特別企画として、今回、以下…
ロシアのウクライナ侵攻から、1カ月が経とうとしています。おかげで、マーケットは株式市場も商品市場も、そして債券市場もボラティリティが高まっており、先行きが見通しにくい環境です。 とはいえぼやいても始まらないので、いつもの通り、客観的データや統計をしっかり押さえたうえで、現在の固有の環境を読み解いていきましょう。今週も、原油については少し重点的に取り上げています。 それでは、今週のアウトラインです。 ●先週のマーケット ・予定と違う物価上昇 ●先週の米国経済統計(結果) ●経済統計分析 1. 連銀サーベイ 2. 生産者物価指数(PPI)2月 3. 小売売上高 2月 4. 新規失業…
今回は17、18日に開催された日銀金融政策決定会合を紹介します。FED利上げ直後、ウクライナ情勢の影響も受ける中、久し振りに注目されました。日銀の公表文のスタイルは展望レポートも合わせて公表される月(1、4、7、10月)とその他(3、6、9、12月)で異なるため、前回(1月)との対比が難しい面がありますが、景気の見方がやや下方修正され、先行きへの警戒感も強まりました。他方で、黒田総裁は超緩和的な金融政策を継続する方針を明確にし、円安傾向が強まりました。 *********** 現状判断はやや弱めに *********** 景気の現状判断では、まん延防止等重点措置の影響を受け個人消費が下方修…
ウクライナ戦争が始まって1か月になろうとしています。ここまで戦闘が長期化し、世界中の注目を集め続けることになるとは、米欧もロシアも、日本にいる人たちも、予想できなかったことでしょう(私もそうです)。 しかし、ゼレンスキー大統領とウクライナの人々だけは、この状況を予期していた、いや必ずそうなる、そうさせてみせる、と信じていたのでしょう。戦場の不確実性もありますが、やはり社会の動きを決めるのは人間の精神であって、人の営みは物理法則のように語れないものだと実感しました。 こうした社会的な関係や人間の観念を重視するアプローチも、国際政治の理論の一つにあります。先週は、ロシアだけが批判されるのはどう…
■ 石川知事選、元文科相の馳浩氏が初当選…安倍派全面支援受け「保守系三つどもえ」の激戦制す(3/14付読売新聞) ■ 馳浩氏の当選で体面保った安倍派、維新からは「立民がついた方が負ける」との声(3/15付読売新聞) 3/13に投開票された石川県知事選挙は、馳浩氏が当選しました。保守系3候補が激しくしのぎを削る戦いだったため、当確が出たのは深夜でした。各候補者の得票は以下の通りです。 馳 浩 196,432票 山野之義 188,450票 山田修路 172,381票 飯森博子 15,331票 岡野晴夫 3,011票 事前の世論調査でも、当日の出口調査でも、馳氏、山野之義氏、山…
米国は昨日から夏時間になっています。そのため、米国株式市場の開始時間は、日本時間22時30分となります。そんな米国市場も非常に大きく揺れ動いており、特に今週は日米欧英など主要国で金融政策発表などが予定されているので、より神経質な動きになりそうです。 マーケットのリスク要因になっているインフレや資源高、さらにはロシア国債のデフォルトリスク、こうした変動要因についても検証していますので、是非ご覧ください。 それでは、今週のアウトラインです。 ●先週のマーケット ・日本にもインフレの波 ●先週の米国経済統計(結果) ●経済統計分析 1. JOLTS 1月 2. 新規失業保険申請者数 3…
先週に続き物価を取り上げます。以下の読者の方からの質問にお答えします。 ・コアやコアコアCPIで生鮮食品やエネルギーが除かれるのはなぜか? ・商品価格と物価の違い ・PCEとCPIの違い *********** コア・コアコア? *********** 消費者物価指数には「コア」「コアコア」と呼ばれる派生形があります。コアは消費者物価指数算出時、生鮮食品の価格を除いて計算した指数。コアコアには2つの流儀があり、ひとつ(米国流)は食料(除く酒類)とエネルギーの価格を除いて計算した指数、もうひとつ(内閣府月例経済報告流)は生鮮食品・エネルギーに加え政策等による特殊要因を除いて計算した指数です…
ウクライナ戦争が始まってもう3週間近くになります。これまで述べてきたとおり、この戦争は、今後の世界のあり方を一変させるほどのインパクトがあります。日々の動きも、一つ一つの瞬間がそうした歴史的な変化を表していると言えるかもしれません。 しかし、長期化すると、どれだけ異常な状況や大きな意義のある動きであっても、日常の風景に溶け込んでいきます。ロシアも、そうした人々の意識を念頭に置きながら、戦闘や外交のシナリオを立てているのでしょう。 読者の方々も、日々の生活もあり、直接的な影響がなければ、大きな注意を向け続けることは難しいかと思います。しかし、状況は突然変わることもあり、そのインパクトを考えれ…
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