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中央銀行について書き始めようと思い、実際1回分書き終えたのですが、最近気になることがあり、余り機を逸しないうちに書いておこうと思いました。ひとつは国際関係、もうひとつはAIJの件です。今回は国際関係について簡単に触れます。 国際関係が気になったきっかけは、プーチンさんの大統領当選と、その直前に報道された「北方四島について仕切り直す用意もある」旨の彼のインタビューでした。そうなると気になることがいくつか出てきます。 まずは中国。これも数週間前ですが、軍事費膨張に関する報道が一斉になされました。ほぼ同じころ、米軍の沖縄からグアムへの移転等に関する報道もなされました。国内では、宜野湾市長選を受け…
[ 2012/03/19 00:00 ] コメント(1)
あの大震災から1年。亡くなられた多くの方のご冥福をお祈りするとともに、被害に合われた方やご遺族の方が一刻も早く平常に戻られることを、合わせてお祈りします。 自分自身、その後東北に足を運んだことがなく、仕事でも震災復興に殆ど関与せず、精々寄付を行い、東北の産品を買う程度の1年でした。ぐっちーのように東北の復興支援に真剣に取り組む姿には本当に頭が下がります。また、現地の方々が辛さに耐えながら復旧に取り組まれる姿、あるいは東北地区の工場が奇跡のように生産回復を実現したことなど、本当にすごい、素晴らしいことと思います。…
[ 2012/03/12 00:00 ] コメント(1)
当初の予定では中央銀行の役割や消費税問題についての記述を続ける積もりでしたが、来週は東日本大震災から1年で、この話題を避けることが出来ないと思います。このため、今回は場つなぎと言っては失礼ですが、日銀調査統計局の桜健一さんと岩崎雄斗さんが書かれた「海外生産シフトを巡る論点と事実」というレポートを紹介したいと思います。そして、再来週以降、当初予定に戻りたいと思います。 日銀は多くの論者の中ではどちらかと言うとぐっちー寄り、すなわち円高容認に近い論陣を張っています。今回のレポートは「円高その他の要因により海外生産シフトが加速し、日本の産業は空洞化し、そして日本経済が破滅を迎える」というよくある議…
[ 2012/03/05 00:00 ] コメント(3)
前回は「もうひとつの課題」という言葉で終わりました。これを一言で表すとすれば「不平等」の問題です。「ウォール街を占拠せよ」に象徴される問題と言い換えることもでます。 2000年代の経済成長には2つの原動力(お互いに関係しますが)がありました。新興国の台頭と金融の拡張です。前者は、大きく言えば1990年代の冷戦の終結を契機に、旧「東」諸国、典型的には中国と、旧「南」諸国、典型的にはインドやブラジルが世界経済に統合されていった過程を意味します。安い労働力、あるいは資源を武器に、当初はITバブル崩壊後の景気回復過程における先進国の成長に後押しされる形で、次第に新興国が世界経済の成長をけん引する形で…
[ 2012/02/27 00:00 ] コメント(1)
前回は白川総裁の話しで終わりました。日銀については先日の「物価安定の理解」を「物価安定の目途」に変更との決定が話題を呼んでいますが、この感想は後日に譲ることとし、前回の話しを続けたいと思います。 では、白川総裁の「地味に着実に」という考え方のどこが問題なのか。ひとつには、こうした発想では経済のダイナミズムが失われ、成長期待が低下し、実際に実現する成長がさえないものに止まってしまう恐れがないかという点です。 この点は重要な論点と思いますが、私が気にしているのは、白川総裁の問題提起は、新興国には当てはまるとしても、最早先進国には当てはまらないのではないかという点です。…
[ 2012/02/20 00:00 ] コメント(4)
前回は、「成長のためには振幅もやむを得ない」という主流の考え方に反抗した孤高の総裁が白川さんであるという文章で終えました。今回は、白川総裁の考え方を紹介したうえで、問題はそれでは終わらないという指摘を行いたいと思います。 白川総裁の考え方は各種の講演(日銀のホームページで読めます)で何度も繰り返されていますが、ここでは、日経ヴェリタス第199号(2012年1月1日〜7日号)に掲載された、編集部長吉次さんによる独占インタビュー記事から引用します。…
[ 2012/02/13 00:00 ] コメント(1)
今回からしばらくの間、飛び込みのニュースが無い限り、経済や金融に関する記述を続けてみたいと思います。まずこの10年ほどの世界経済の動きを振り返り、何が課題か考えてみたいと思います。また、その中で中央銀行の役割についても触れてみたいと思います。その後、消費税問題について取り上げます。書き始めてみないと分かりませんが、3月初め頃までかかるでしょうか。…
[ 2012/02/06 00:00 ] コメント(2)
新年特集の最後。前回の最後に書き残した北朝鮮の話しから。 一言で言えば「取り敢えず安定していて欲しい」という気持ちでみています。ただ安定は拉致被害者のご家族のような方にとり膠着も意味します。その意味で軽い気持ちで「安定」という言葉を使うべきではないのかもしれません。 恐らく最も不安定なシナリオは、金正恩氏が民主化の方向で何か目立つことをしようとして、軍の中枢の反発を招きクーデターが起き、それに反発する市民が韓国や中国国境に殺到していくような姿と思います。それを抑えようとする韓国軍の動きに北朝鮮軍が攻撃を加えるとまさに戦争状態です。韓国はもとより、日本の安全や経済にも深刻な影響が及びます。…
[ 2012/01/30 00:00 ] コメント(5)
政治、世界経済、日本経済と続けてきた新年特集。今回はその他の話題からいくつか取り上げます。 昨年もっとも明るい話題だったなでしこジャパンのファンにとって、ロンドン五輪は楽しみなイベントと思います。私自身そこまで熱狂的なファンではありませんが、ロンドンのような古く大きな街が、大イベントである五輪をどのような形で主催するのか、楽しみにしています。 そして、海外の大イベントと言えば、何といっても米仏の大統領選挙や中国国家主席の交代が待ち構えています。…
[ 2012/01/23 00:00 ] コメント(1)
今回は日本経済について、簡単に触れてみたいと思います。 今年の日本経済の基本的な姿は、大震災からの復興需要によりある程度の底上げは期待できるが、海外経済の動向次第で上にも下にも振れ易いということと思います。 日本経済の基礎力である実質潜在成長率は、1%台半ばと言われます。要は成長しても精々1%少々の伸び。またこうした低体温経済ではデフレもなかなか解消されないのが基本ラインです。復興需要が上乗せされる分はマシですが、欧州経済の帰趨によりその上乗せ分を失いマイナス成長に陥るリスクも無視し得ないという感じでしょうか。…
[ 2012/01/16 00:00 ] コメント(2)
Konan新・CRUのひとり言
1961年生まれ ぐっちーと同じ高校を卒業し、東京大学法学部に入学。30年以上「公」の世界を歩んだ後、最近民間に転じた元官僚。今回の連載再スタートでは、日本経済に焦点を当て、内閣府や日銀の公表物の解説などを極力分かりやすく行いたいと思います。 著者とメルマガのご紹介 メルマガ配信登録
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