2012/10/01 00:00 | by Konan | コメント(2)
Vol.160: 代表選と総裁選
今回は、先日行われた民主党の代表選挙と自民党の総裁選挙の感想を書こうと思います。皆さんご存知の通り、民主党では野田さんが圧勝、自民党では安倍さんが逆転勝ちをおさめました。
民主党については、細野さん擁立の動きで一時盛り上がりましたが、そもそも選挙で負けると分かり切った段階で火中の栗を拾う訳もなく、また、代表となれば、かつての女性問題(そう言えば山本モナさん最近みかけませんね)もまた言われたでしょうから、不出馬は賢い選択だったと思います。そして、原口、鹿野、赤松という対立候補の魅力の無さにも呆れました。当然の結果と思います。
自民党では、谷垣さんの不出馬は少し可哀想に思いました。下野後3年間の自民党の姿を選挙で問うと考えると、続投がむしろ自然なはずです。しかし、彼が道を譲った形になった石原さんも力不足を露呈し、無惨に敗れ去りました。石破さんがあそこまで人気があるのは意外でしたが、最後は永田町の論理で安倍さんが勝つ結果となりました。私の周りでもとくに政治動向に詳しい人達は、決選投票での安倍さんの勝利を早くから予想していました。因みに石破さんは政策通、論客として有名ですが、実務では意外に泥を被る仕事を嫌がるとの噂も聞きます。事実はどうなのでしょうか。
選挙に向け、野田さん、安倍さん、橋下さん、と顔ぶれが揃いました(あとは小沢さんということでしょうか)。この3人の相性がどうか、正直よく分かりません。野田さんは官僚に感性が近く、ある程度の幅を持って相手に合わせる人と思います。他方、橋下さんと安倍さんは頑固な人にみえます。安倍総理の頃を思い起こすと、小泉さんを引き継いだものの、経済政策に関心があるようにはとても見えず、安全保障、教育に偏った関心を持つ「愛国者」という印象でした。その姿は今も変わらないように見えます。橋下さんは、教育改革等の面では安倍さんに近いようですが、経済政策は小泉さんに近く、また、安全保障には安倍さんのようには固執していないように見えます。
世論調査を見る限り、自民党が第1党の勢いで、公明党と合わせれば過半数に届くかもしれません。ただ、そうならないとすれば、野田民主と橋下維新のいずれかと手を組む必要があります。どちらかと言えば、民主党が分裂の上、野田派が安倍政権に加わる方がありそうに思えてきましたが、いかがでしょうか?
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2 comments on “Vol.160: 代表選と総裁選”
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マスコミ・・
縦横無尽に・・操る・・妖術・・
魔除け・・必要・・
ローマ人・・ボコチン・・を使った・・
家の前にも・・通りにも・・至る所・・立派な立像を立て・・撫ぜた・・
今も・・女性のネックレス飾りに使われる・・玉形は・・進化した子孫とか・・
現代のブータン滞在記・・読む・・
立派なボコチンが・・壁に描かれ・・魔除け・・
ローマ文化が・・ブータンにまで・・到達したのか・・不明だが・・
これだけ雄々しければ・・
魔除けにはなるだろう・・思えてくる・・
我々も・・男なら・・
魔除けを・・ぶら下げている・・わけだが・・
こんなに立派じゃないので・・効力は怪しい・・
街路や・・電車で・・見せれば・・
たちまち・・臭い処に放り込まれる・・力はあるが・・・
「だれに」、そして「どこに」投票すればよいのか、かなり頭を悩ませています。 日本および世界の状況が ここまで難しくなってくると、政治家と官僚の人たちの力量と胆力が、否応なく試されてしまいます。
見方を変えると、「淘汰の前段階」。 未来に振り返ったとき、今は、激動であると同時に、胎動の時期と言えるのかもしれませんね。 すぐに結果が出ることではないですし、清濁あわせ持つ、先見性と胆力のあるリーダーの出現を待ちたいです。
現在の世界の動きを理解して、かつ、対応するためには、たぶん、世代交代しないと無理でしょうし、ベテランの方たちには、口を出すよりも、知恵を出してほしいです。 ポピュリズムに流され、国の行く末を見定めることのできない人は、真の政治家ではないと思いますし。
小泉元総理が勇退されてから、続いた首相たちが、理由はそれぞれ違えども総崩れになった中、現在の野田総理は、久々に、総理らしい総理であるような気がします。 民主党のあれやこれやで、野田総理の任期が短くなる可能性があるのは残念です。