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今回は先月30・31日に開催された日銀金融政策決定会合を紹介します。まだ長文を書くのは辛いので、今回は内容を淡々と説明し、次回に今後の展望など解説を加えたいと思います。前回の予想が無事当たり日銀は利上げを決めましたが、その後に円高に加え株安が進み、日銀にとってほろ苦い決定になってしまったかもしれません。 *********** 景気判断据え置き *********** 今回のように展望レポートがある月(1月、4月、7月、10月)とない月(3月、6月、9月、12月)とでは表現が異なり比較が難しい面もありますが、判断はこれまでと不変でした。 (現状) ・基調:一部に弱めの動きもみられるが、緩…
[ 2024/08/05 06:30 ] コメント(0)
目は検査継続中。今回も簡単に、25日に公表された内閣府月例経済報告の紹介と、30・31日に開催される日銀金融政策決定会合の予告を行います。 *********** 景気基調判断実質維持 *********** 内閣府の景気基調判断は、書き方が多少変わりましたが、基本的に維持されました。書き方の変更は、実質的なものというより、7月の人事異動の影響(書き手の趣向が変わった)かもしれません(憶測です)。一番大きな変化は、先行きに関して能登半島地震への言及が消えたことでしょうか。また、輸出が若干上方修正され(「足踏み」から「横ばい」に変更)、中国不動産市場の停滞が明記されました。 (現状) ・…
[ 2024/07/29 06:30 ] コメント(0)
今回は7月16日に公表されたIMF世界経済見通しの紹介です。数字が肝のレポートですが、目の関係で数字を最小限にして、ポイントにとどめます。 タイトルはThe Global Economy in a Sticky Spot(足踏み状態の世界経済)。タイトル通り前回4月と余り変わり映えのしない内容でした。 世界全体の実質経済成長見通しは、2024年は+3.2%で前回と変わらず、2025年は+3.3%で+0.1%上方修正。うち先進国はそれぞれ+1.7%、+1.8%で前回と変わらず。新興国・途上国はそれぞれ+4.3%、+4.3%で、2024年、2025年とも+0.1%上方修正でした。確かに変わり映…
[ 2024/07/22 06:30 ] コメント(0)
引き続き目を使わないよう、数字を控えます。永田町さんやJDさんの領域となり、素人的で申し訳ありません。最近、国内外で様々な選挙がありました。その感想です。 ・予想は外れる。インド、フランスが典型ですが、都知事選すらそうした面がありました。現地で直前まできめ細かく情勢を見ないと当てにならないということでしょうか。少なくとも日本でみる海外の選挙の予測を信じ過ぎないことが大事と思いました。JDさんが頼りですね。 ・左と右は実は似ている。日本語的にはばら撒き、英語的にはpopulism 。庶民を大切にする点で左と右は似ています。違いは、左はその財源を富裕層に求めるのに対し、右は財源を余り真面目に考…
[ 2024/07/15 06:30 ] コメント(0)
目に異常があり、週末に検査、次の週末も追加検査です。目に負担をかけないよう、数字が命の日銀短観を、基本的に数字抜きで説明します。ご容赦ください。 ・業況判断は、全体では横這い。製造業は一部メーカーの出荷停止や能登半島地震の影響を受けた前回からやや改善。非製造業大企業は16期振りの悪化。これほど改善が続けば悪化もおかしくないことですが、人件費上昇や個人消費停滞の影響が指摘されます。 ・仕入価格判断が上昇超幅を再び拡大したことが今回の特徴のひとつ。円安の悪影響が出ていると思います。このこともあり、今年度の経常利益は増益の昨年度から一転して減益予想。ただし、設備投資は昨年度に続き増加を計画。経済…
[ 2024/07/08 06:30 ] コメント(0)
もう7月ですね(間もなく日銀短観も公表されます)。今回は6月27日公表の内閣府月例経済報告の紹介と、財務官人事について一言。米国大統領選挙が米国時間27日の討論会でトランプ前大統領有利に大きく傾く中(この点はJDさんの解説に期待です!)、財務官はじめ国際分野を担う官僚にとり、難しい事務年度(7月~翌6月)になりそうですね。 *********** 景気基調判断維持 *********** 内閣府の景気基調判断は、現状、先行きともにテクニカルな修正点を除き維持されました。テクニカルな修正とは、先行きに関し5月の「世界的な金融引締め」から「欧米における高い金利水準の継続」に変更されたことですが…
[ 2024/07/01 06:30 ] コメント(0)
今回は先週13・14日に開催された日銀金融政策決定会合の紹介です。前回は「日銀国債買入れ減額?」と題して書きましたが、半分当たり、「?」が「!」に変わりました。ただ、今回の日銀の決定は一種の予告にとどまり、詳細な決定は次回7月に持ち越されました。このため日銀はハト派的と受け止められ、会合直後はむしろ長期金利低下・円安方向で市場は反応しました。 *********** 減額していく方針を決定 *********** 以下が公表文の抜粋です。 次回金融政策決定会合(中略)の後については、金融市場において長期金利がより自由な形で形成されるよう、長期国債買入れを減額していく方針を決定した。市場参…
[ 2024/06/17 06:30 ] コメント(0)
今週木曜・金曜日に開催される日銀金融政策決定会合で、国債買入れ額が減額されるのではないかとの見方が一部にあります。 5月末現在、日銀は597兆円の国債(うち長期国債593兆円)を保有しています。3月の政策変更の際、国債買入れに関して「これまでと概ね同程度の金額で長期国債の買入れを継続する」「足もとの長期国債の月間買入れ額は、6兆円程度となっている。実際の買入れは、従来同様、ある程度の幅をもって予定額を示すこととし、市場の動向や国債需給などを踏まえて実施していく」とされました。 この6兆円、日銀保有国債の償還額にほぼ見合っています。つまり、償還と買入れが見合い、保有額が横這うわけです。ただし…
[ 2024/06/10 06:30 ] コメント(0)
今回は、5月27日に公表された内閣府月例経済報告の紹介と、一部マニアの間で(間のみで)話題の日銀人事の与太話です。 *********** 景気基調判断維持 *********** 内閣府の景気の基調判断は、現状、先行きともに維持されました。需要項目別には公共投資が「底堅く」から「堅調」に微修正(わずかに上方修正)されました。 (現状) ・基調:景気は、このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している ・個人消費:持ち直しに足踏みがみられる ・設備投資:持ち直しの動きがみられる ・住宅建設:弱含んでいる ・公共投資:堅調に推移している ・輸出:持ち直しの動きに足踏みがみられる (先行…
[ 2024/06/03 06:30 ] コメント(0)
今回は16日に公表された1~3月期GDPの紹介です。割と大きなマイナス成長でした。 *********** 昨年7~9月期以来のマイナス成長 *********** ポイントは以下の通りです。 ・前期比-0.5%、年率-2.0%。寄与度は内需-0.2%、外需-0.3%と内需、外需ともマイナスでした。 ・内需では、民間最終消費支出が前期比-0.7%(寄与度-0.4%)と4四半期連続のマイナス。設備投資が前期比-0.8%(寄与度-0.1%)とマイナス。住宅投資も前期比-2.5%(寄与度-0.1%)のマイナス。公的需要は前期比+0.8%(寄与度+0.2%)とプラスでした。 ・外需では、輸出…
[ 2024/05/20 06:30 ] コメント(0)
Konan新・CRUのひとり言
1961年生まれ ぐっちーと同じ高校を卒業し、東京大学法学部に入学。30年以上「公」の世界を歩んだ後、最近民間に転じた元官僚。今回の連載再スタートでは、日本経済に焦点を当て、内閣府や日銀の公表物の解説などを極力分かりやすく行いたいと思います。 著者とメルマガのご紹介 メルマガ配信登録
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