プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!
【NEW!】 新メルマガ「奥山真司の戦略論から見た世界」 お申し込みはコチラから!!
世界情勢ブリーフィング バックナンバー 遂に始動したトランプ2.0 政権発足からの動きを詳しく分析中!
オンラインセミナー JDさん×吉崎達彦さん、安田佐和子さん、峯村健司さん、奥山真司さん。次回の開催もお楽しみに。
オンラインサロン 世界情勢、政治、経済・金融を学ぶオンラインコミュニティです。ただいま新規メンバー募集中!
1週間前に在任最長不倒となった安倍総理が辞任を表明。激震が走りました。元々今週は最長不倒を受け安倍政権を振り返ろうと思っていましたが、流石に辞任は予期していませんでした。文春などで体調の悪さは報道されましたが、オリンピック・パラリンピックまで頑張ることを予想していました。 安倍総理が自民党総裁に選ばれた時、多くの人は期待より不安を感じたと思います。ここ数日何回も放映される一次政権時の退任シーンが強く印象に残り、「どうせ長く持たないだろう」と思われたからです。就任後暫くマスコミの人と話すたびに、「何とか薬で持ち堪えている」などのストーリーを聞きました。実はその頃(総裁就任後、総理就任前)昭恵夫…
[ 2020/08/31 06:30 ] コメント(3)
今回も短く、先週月曜日に公表された4~6月期GDP1次速報を紹介します。「過去最大の落ち込み」と各種メディアで報道され、皆さん既にご存じと思いますが、復習ということで。 ヘッドラインの数字は、季節調整済前期比マイナス7.8%、年率換算値マイナス27.8%です。3四半期続けてのマイナス成長となりました。前々回のこのコーナー(番外)で経済統計の言葉を説明しました。季節調整とは、例えば平年の場合1~3月期は90日、4~6月期は91日と日数に差があり、また、後者はゴールデンウイークを含むため、仮に経済実態が変わらなくても、4~6月期のGDPが1~3月期を上回ることが通常です。しかし「実態はどうか」知…
[ 2020/08/24 06:30 ] コメント(0)
超暑い日が続きますね。今日はとても短く、かつ少し前(7月30日公表)の話しを紹介します。 この日、第19回景気動向指数研究会が開催され、2012年11月を谷とした今回の景気循環の山が2018年10月だったことが暫定的ながら合意されました。もし山が2019年1月以降になれば、小泉内閣時代の通称「いざなみ景気」(73カ月)を超え最長の景気拡張期間となりましたが、その目前でとん挫した格好です。安倍総理のレガシー作りがここでも失敗しました。 景気の山谷は事後的に慎重に検討されます。このため、かなり間抜けなタイミングとなりました。また、詳細は省きますが、説明内容を見ると結構な悩みが垣間見えます。景気…
[ 2020/08/17 06:30 ] コメント(1)
暑い日が続きますね。今月は少しゆっくり、執筆頻度を減らそうと思っていました。そうした中、先日の食事会でSaltさん達と「普段使う用語の解説が必要かも」との話になり、2年前に書いた記事を思い出しました。今回はそのセクション1、2の再掲です。 ストックとフロー、名目と実質、年率、寄与度、季節調整など。ご笑覧下さい。…
[ 2020/08/10 06:30 ] コメント(0)
8月になりました。前回書いたように、今月は元来の月2回ペースに戻り少しゆっくりする積もりです。ただ、過去を振り返ると8月に事件が起きることも多く、その場合は執筆を増やします。 今回は気候変動問題の最終回。「食」の問題を取り上げます。気候変動問題にはいくつかの難しさがあります。ひとつは、トランプ大統領も言うように「根拠があるのか」、あるいは根拠があったとしても「火山の大噴火ひとつで事態は変わるのでは」といった、その実現可能性への疑問です。復習的に言えば、気候変動派の主張は「このまま温室効果ガスが増え続けると地球の温度が上昇し、産業革命前対比+2度を超える。そうなるととてもまずいことが起きる」と…
[ 2020/08/03 06:30 ] コメント(4)
4連休も終わりました。本来オリンピックが始まり日本中が沸き返っていただろうことを考えると、隔世の感があります。今回は恒例の内閣府月例経済報告(7月22日公表)の紹介です。その後、新型コロナウイルス感染症に関し少し書き足します。 さて月例経済報告、6月分の紹介を失念していました(恥)。以下6月分、7月分を並べます。 (現状) ・全体:「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、極めて厳しい状況にあるが、下げ止まりつつある」(6月)「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるが、このところ持ち直しの動きがみられる」(7月) ・個人消費:「緊急事態宣言の解除に伴…
[ 2020/07/27 06:30 ] コメント(2)
今回は恒例の日銀金融政策決定会合(7月15日公表)の紹介です。最後にGo Toキャンペーンについて一言。 日銀は例年は7月末開催ですが、オリンピック・パラリンピック開催が予定されていたため、日程が通常より2週間早く設定されました。この間の大きな環境変化を改めて感じます。内容面では、政策変更はありません。他方、1月、4月、7月、10月には「経済・物価情勢の展望」(通称展望レポート)が公表され、日銀政策委員会メンバーの先行き見通しが具体的数字で示されます。 (現状) 全体:経済活動は徐々に再開しているが、内外で新型コロナウイルス感染症の影響が引き続きみられるもとで、きわめて厳しい状態にある 個…
[ 2020/07/20 06:30 ] コメント(3)
この週末外せない所用があり、執筆の余裕がありません。20日に戻ります。 悪天候と感染者数増加の二重苦状態ですが、皆さまの無事を祈ります。 それでは!…
[ 2020/07/11 12:00 ] コメント(0)
今回は1日に公表された日銀短観と気候変動問題の5回目です。 短観は各メディアで報道されたように、最も注目される製造業大企業の業況判断が前回の-8から-34へと26ポイントの大幅悪化となりました。因みに全体(全産業全規模合計)では、前回の-4から-31へと27ポイントの悪化です。また、今回最も影響を受けたとみられる宿泊・飲食サービスの業況判断は-91(大企業)、日産の苦境が話題になる自動車は-72と、とんでもなく悪い数字です。業況判断は全社が「悪い」と回答すると-100、「良い」「悪い」が拮抗すると0、全社が「良い」と回答すると100になるので、如何に悪いか実感できると思います。 今回はこれ…
[ 2020/07/06 06:30 ] コメント(3)
Saltさんと被る恐れがありますが、IMFが先週公表した2つの報告書を取り上げます。なお、気候変動問題は次回以降あと2回ほど書く予定です。 IMF(国際通貨基金)の2つの旗艦報告書である世界経済見通し(World Economic Outlook:以下WEO)と国際金融安定性報告書(Global Financial Stability Report:以下GFSR)の最新版が先週公表されました。話題になった4月版のアップデートの位置付けです。 経済見通し(実質経済成長率見通し)は4月見通し対比下方修正されました。このブログは表を載せ辛くアナログな描写になりますが、2020年について、「4月見…
[ 2020/06/29 06:30 ] コメント(1)
Konan新・CRUのひとり言
1961年生まれ ぐっちーと同じ高校を卒業し、東京大学法学部に入学。30年以上「公」の世界を歩んだ後、最近民間に転じた元官僚。今回の連載再スタートでは、日本経済に焦点を当て、内閣府や日銀の公表物の解説などを極力分かりやすく行いたいと思います。 著者とメルマガのご紹介 メルマガ配信登録
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
経済 ZAP !!
峯村健司のインテリジェンスサロン
奥山真司の戦略論から見た世界
世界情勢ブリーフィング
永田町ディープスロート
新・CRUのひとり言