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■ 英総選挙、保守党が実質過半数獲得 スコットランド民族党も躍進(5月8日付ロイター記事) 遅れましたが、英国総選挙、保守党の圧勝という予想外の結果に終わりました。その理由については、保守党の経済政策が概ね支持を得られた、労働党とスコットランド国民党(SNP)の協力可能性に有権者が危機感をもった、労働党の地盤だったスコットランドの票をSNPに奪われたなど、既に色々と論じられているとおりですが、これらに加えて私が感じたのは、労働党のミリバンド党首の選挙パフォーマンスの稚拙さです。 もともとミリバンドは、キャメロン首相以上に人気がない政治家でしたが、今回の選挙戦においては、モーゼの十戒のごとく…
[ 2015/05/13 00:00 ] コメント(8)
「東南アジアの不安定化①」の続きです。 ASEAN原加盟国であるインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ(ASEAN5)は、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム(CLMV)の4か国と比べると経済発展のレベルが高く、「ASEANの先発国」として評価されています。 ●インドネシアの新政権 インドネシアでは、昨年10月に初めての「庶民派」大統領ジョコ・ウィドドの政権が成立しましたが、その支持率が1月時点で42%まで低下しています(コンパス紙の4月の世論調査では81%から61%に低下)。 ジョコ政権は、成立して最初の3ヶ月の間に、経済改革では一定の成果を挙げ、社会保障、外交…
[ 2015/05/12 00:00 ] コメント(1)
前回の記事でご紹介したとおり、リー・クアンユーの死去は東南アジアの一つの時代の終わりを感じさせるものでした。東南アジアでは、これに限らず、本年に入って様々なイベントが発生しています。 これらをもってリスクが顕在化している状況にあると評価して、東南アジアが不安定化していると指摘する報道や識者の意見を見受けるようになりました。たとえば、以下の記事が挙げられます。 ■ Trouble at home - Political instability returns to South-East Asia(3月14日付The Economist) ■ Mekong authoritarianism a…
[ 2015/05/11 00:00 ] コメント(1)
前回の記事では、『リー・クアンユー回顧録』のハイライトである「シンガポールの青春の物語」について書きました。 今回は、他の文献や最近の状況にも依拠しながら、①「CEO」としてのリー・クアンユーと②シンガポールの将来について述べます。…
[ 2015/05/04 00:00 ] コメント(1)
先週はバンコクからシンガポールに入り、週末からジャカルタに来ています。 シンガポールは、よく言われるように、人と情報が集まるところです。ここに来ると、そうした環境を作るために国を挙げて努力していることを実感します。 特に人材育成に対する取り組みが凄い。ここで生きることが幸せなのかは分からないですが、少なくとも教育環境の充実に関しては、感銘を受けるというか、日本ももっと何とかならないものかと思います。 ジャカルタは、ショッピングモールに象徴される内需拡大の動きが目を引きます。バンコクもそうでしたが、中間所得層の成長が大量消費を導きつつあります。社会の変革期にあるのでしょう。 景気の停滞も…
[ 2015/05/01 00:00 ] コメント(4)
先月23日、シンガポールのリー・クアンユー元首相が亡くなりました。「建国の父」としてシンガポールの発展を導いた巨星の逝去は、東南アジアの一つの時代の終わりを感じさせるものでした。 本日は、そのメモワールである『リー・クアンユー回顧録』を取り上げます。…
[ 2015/04/27 00:00 ] コメント(7)
週末からバンコクに来ています。忙しく動き回っており、バタバタしています。次回からは、現地で得た印象も交えながら、東南アジアについて述べたいと思っています。 イランは重苦しい話になってしまいましたが、もう少し気楽に、楽しい記事にしたいなと思っています。といいながら、どうしてもリスク中心の話になってしまうと思いますが…(苦笑)…
[ 2015/04/22 00:00 ] コメント(4)
イラン核協議について、最近の注目される動きは、「イラン核協議:枠組み合意の成立①」でご紹介した、コーカー・メネンデス法案が米国上院外交委員会で可決されたことです。 コーカー・メネンデス法案は、最終合意の内容を議会がレビューすることを義務付けるものであり、議会が否決した場合には最終合意は発効しないことになります。イメージとしては、戦争権限法に似ています。大統領が軍事行動を決定した場合、事後的に議会の承認を得る必要があると定める法律で、ベトナム戦争の反省を契機に成立したものです。 なお、現在、TPP交渉を進める上で必要とされる貿易促進権限(TPA)を大統領に与える法案の審議が問題になっています…
[ 2015/04/20 00:00 ] コメント(9)
米・キューバ関係ですが、昨年12月にオバマ政権が国交正常化の方針を示してから、4月11日に首脳会談が実現、そして14日にテロ支援国家指定の解除の承認・・・すごいペースで進展しています。 次に検討されるであろう経済制裁解除のためには議会の承認が必要となりますが、目を引くのはキューバ系議員の動きです。彼らは、いずれもキューバとの関係改善に対して強烈な批判を展開しています。 現職のキューバ系議員は現在7名なので、それ自体に議決を左右するほどの影響力はありません。しかし、その中には、イラン核協議の記事で取り上げた前上院外交委員長のボブ・メネンデス、先月に大統領選への出馬表明をしたテッド・クルーズ、…
[ 2015/04/16 00:00 ] コメント(16)
前回のイラン核協議の記事には沢山のコメントをいただきました。皆様の関心と識見の高さを見て、私自身、大いに刺激を受けました。 そこで、これも当初は書く予定のなかった記事ですが、仮に核協議について最終合意に達した場合、米イラン関係が核問題を超えて広い意味で改善する可能性があるのかについて、考察を述べます。 ●イランの核開発を止める期間 まず前回の記事でキーポイントの一つとして挙げた「合意期間」とは、イランの核開発に制限を課す期間を意味します。現状10年間と言われていますが、これはすなわち、イランが核兵器開発を行うのに必要とする期間(ブレークアウト期間)を1年以上とする制限を課すのは10年間に…
[ 2015/04/13 00:00 ] コメント(12)
JD世界情勢ブリーフィング
国際政治・経済の分析を仕事にしています。 東京大学法学部卒、スタンフォード大学院修了、元外交官。米国、中国、英国に数年間在住。 趣味は現地調査(70か国以上渡航)と適度な筋トレ。 ここでは世界情勢の読み解き方を解説します。 メルマガのご紹介 バックナンバー 総集編 メルマガ配信登録
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