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前回に続いて、憲法のセクシーな話を続けるつもりだったのですが、旬な話が多いので、とりあえずそちらを優先します。せっかく興味をもって下さった方には(とても少ないと思いますが・・(笑))申し訳ないですが、少しお待ち下さい。 ■ スーチー氏訪中、中国外交の微妙な変化とは(6月11日付ウォールストリートジャーナル記事) ■ Kokang declare unilateral ceasefire as peace talks stall(6月11日付The Myanmar Times記事) 6月11日、アウンサン・スーチーが中国を訪問し習近平と会談しましたが、同日、ミャンマー政府と武力衝突していたコ…
本日は、昨日の記事でご紹介した「執政権」についてお話します。最初に述べておくと、この話はかなりマニアックです。現実問題としてあまり取り上げられることもないので、雑談として、こんな話もあるんだなという気分でお付き合いください。憲法学の独特のテイストを味わってもらえればと思います。 立憲主義国家において、国家の権力は、立法権、司法権、行政権の三つの権力に分解されると言われます(三権分立)。ところが、最近の憲法学においては、これら三つの権力に「執政権」を加えることが論じられています(四権分立)。 小島和司、阪本昌成、石川健治といった憲法学の重鎮といえる方々が代表的な論者ですが、欧米においては通説…
新安保法制について、高名な憲法学者が「集団的自衛権」の行使は違憲である、という主張を展開して話題になっていますね。以前の記事(「新安保法制をめぐる議論」)で述べたとおり、私はあまりこの問題に関心がないのですが、少しだけ思うところを述べてみます。 ●憲法学の特徴 まず、憲法学は、他の法学とはかなり性格の異なる、とても変わった法分野です。一目見れば分かると思いますが、憲法の条文はわずか103条しかありません。他の法律と比べてとても少ないです。しかも改正されたことがないので、現在の状況を想定していない箇所が沢山あります。その上、解釈の指針となるべき判例も非常に少ない。 このため読み手の自由な思…
今週のぐっちーは御署名のお願いです。 みなさん神戸国際フルートコンクールをご存じですか? これは、世界三大フルートコンクールの1つで、なぜかこれが日本にある、というある種奇跡的な存在で、ここから世界に羽ばたいて行った演奏者は世界中に数知れず。「文化都市KOBE」の名を世界中に知らしめた功績は誠に大きいものがあるのです。 しかし、その世界的コンクールが存亡の危機に立たされております。 これだけのコンクールを神戸で開催できることに、どれだけのメリットがあるのやら、神戸市の役人様や政治家には全く意味が分かっていないらしい・・・のです。 無駄な公共投資の何百倍もメリットがあるという事をよくわか…
金曜日、TGIFですね。 せっかくの週末前ですし、これからは金曜には軽い雑談をしようと思っていたのですが、面白い記事が出てしまったので、ちょっと書いてみます。 ■ Saudi defence minister to meet Vladimir Putin for talks on Syria(6月17日付The Financial Times記事) サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子(国防大臣)がロシアを訪問しプーチンと会談するとのこと。記事には「on the sidelines of the St Petersburg International Economic Fo…
どちらかというと上品で、親切そうな和田選手が言うとこれは結構受けるよね。 意味的には悪い意味ではなくて、おめーはほんとにすげーな、とかワルだよな~とか言うときに You are so badass! と来る訳で、本当は自分で言うと おいおい、って話になりかねないんだけど、和田選手のあのルックスだからおかしい訳だ。多分日ハムの中田選手かなんかが言っちゃったらあまり受けないと思うよ。 自分で言うとなると、日本で流行ってた 「ワイルドだろ~」に近い感じだね。 形容詞としてもよく使っていて、 She is so badass girl! なんてのはよく映画に出てくるフレーズ。何の映画だか…
前回の記事「トルコ総選挙」で、トルコが今後経済発展を続けていく上では関係国との外交関係を安定させることが重要である点を指摘しました。そこで、今回は、AKP政権が展開してきた外交について述べます。 ●中東外交のキープレイヤー まず、本論に入る前に、トルコ外交の中東における位置づけについて簡単に述べておきます。近年の中東の国際関係は非常に複雑化していますが、これを理解する上で重要なポイントは、まず中東のキープレイヤーの動きを把握することです。 中東のキープレイヤーとは、いわゆる中東における「大国」であり、具体的には、①エジプト、②サウジアラビア、③イラン、④トルコ、そして⑤イスラエルです。民…
あれま~、でした。 昨年に続いてまた大洪水になってしまった紫波町。 局地的豪雨のようなものにこの所見舞われる。 (写真は金子さんのFBから拝借!) 東北本線の紫波中央駅の下がちょうど低くなっており、日詰地区とオガールが分断されるような格好になってしまう。こればかりはどうしようもないですね。 まだまだこれから警戒が必要です。 九州の方も大変そうだし、火山もあるし、今年の日本はいろいろな意味で要警戒でしょう。 それに比べればギリシアなんて、まじ小さい話で、ギリシア問題の不透明さがあるので、FRBが利上げを見送るかもしれない、ってコメント出してるやつ、ほんとばかだな(笑)。それより天気の心配…
■ トルコ総選挙、与党が初の過半数割れ クルド系政党躍進(6月8日付ロイター記事) 「トルコの政策金利据え置きと総選挙」で説明したとおり、この選挙は、トルコの未来を決定づける重要な選挙でした。与党AKPは得票率50%を割り、過半数の議席を獲得することもできませんでした。 主な要因はエルドアン大統領の強権的な独裁に対する反発ですが、上記の記事で指摘したクルド政党HDPに議席が流れたことも大きかったといえます。 これは、「クルドのオバマ」ことデミルタシュ党首のカリスマ的人気もありますが、国境地帯での「イスラム国」との戦いにおいて、トルコ政府がクルド人たちを守らなかったことが大きく影響していま…
ようやく娑婆に復帰いたしました。 所が、復帰するなり税務署から呼び出しが・・・・・なんだ?? あまり呼んでほしくない所ですよね~。仕方ないので行ってきますけど。 その前に友人からメールが来ていて、今年は夏休みに軽井沢の別荘に来いよ、と誘われた。 この所、夏は岩手なので、軽井沢、いいね~、あ~、軽井沢の餃子会館いきてー、とか思い切り反応していたら・・・・・ 浅間山、小規模噴火 櫻田先生も残念がっているようだが、私も盛り上がっただけにとても残念・・・・ おい、頼むから噴火しないでくれよ。 そういえば、箱根といい、鹿児島といい、俺がよく行くところは噴火だらけだな。 温泉があるってことは火山…
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