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エリザベス女王が逝去されました。2年間英国に住んだだけでも、女王が国民から敬愛されていることを実感しました。不謹慎な言い方かもしれませんが、とてもお茶目な印象を受けました。哀悼の意を表します。なお、天皇が女王の国葬に参列されると報道されています。これは当然のことですが、安倍元総理の国葬はどうされるのでしょうか。参列されてもされなくても批判が起きかねない状況で、天皇の役割の難しさを改めて感じます。 さて、最近休載が多く申し訳ありません。今回は1週間遅れで、金融庁が8月31日に公表した金融行政方針を簡単に紹介します。「2022事務年度金融行政方針~直面する課題を克服し、持続的な成長を支える金融シ…
[ 2022/09/12 06:30 ] コメント(0)
ジャクソンホールも終え、夏休みモードから仕事モードへの移行時期でしょうか。Saltさんの解説楽しみです! 今回は25日公表の内閣府月例経済報告の紹介です。基本的に判断据え置きです。 *********** 現状判断据え置き *********** 現状の基調判断は先月と全く同じ。需要項目を見ても公共投資が若干上方修正された程度です。 ・基調:景気は、緩やかに持ち直している ・個人消費:緩やかに持ち直している ・設備投資:持ち直しの動きがみられる ・住宅建設:底堅い動きとなっている ・公共投資:底堅さが増している ・輸出:おおむね横ばいとなっている *********** 先行き判断も…
[ 2022/08/29 06:30 ] コメント(0)
普段より1日遅れとなりますが、昨日公表された日本の4~6月期を紹介します。前期比+0.5%(年率+2.2%)とまずまずのプラス成長となりました。 *********** 3期連続プラス成長 *********** 1~3月期のGDPは1次速報値では前期比-0.2%でしたが、その後の改訂で+0.0%と辛うじてプラスになりました。このため今回でプラス成長は3期連続となります。 内需・外需に分けると内需の寄与度は+0.5%、外需の寄与度は+0.0%で、内需主導の成長です。民間需要・公的需要に分けると、前者の寄与度は+0.3%、後者は+0.2%とほぼイーブンです。 需要項目別で唯一目立つのは民…
[ 2022/08/16 06:30 ] コメント(2)
8月ですね。今回は先月26日に公表された内閣府月例経済報告とIMF世界経済見通しの紹介です。前者は上方修正、後者は下方修正と対照的な内容になりました。 *********** 現状判断は上方修正 *********** 現状の基調判断は、先月の「持ち直しの動きがみられる」から「緩やかに持ち直している」に上方修正されました。26日時点でも既に新型コロナウイルス感染症新規感染者増加が話題でしたが、それでも気にせず飲み会や旅行をする動きが広がっていました。この点を素直に反映した修正です。需要項目でも個人消費が上方修正です。 ・基調:景気は、緩やかに持ち直している ・個人消費:緩やかに持ち直して…
[ 2022/08/01 06:30 ] コメント(0)
今回は20日、21日に開催された日銀金融政策決定会合の紹介です。欧米の利上げと対照的に金融緩和継続を決めました。展望レポートも公表されました。 *********** 金融緩和継続 *********** 金融政策は維持され、超緩和的な金融緩和が継続することになりました。記者会見での以下の黒田総裁の発言が象徴的です。 ・私どもとしては、イールドカーブ・コントロールのもとで金利を引き上げるつもりは全くありませんし、±0.25%というレンジを変更するつもりも全くありません。 ・金利をちょっと上げたらそれだけで円安が止まるとか、そういったことは到底考えられません。本当に金利だけで円安を止めよ…
[ 2022/07/25 06:30 ] コメント(0)
参議院選挙が終わりました。また、安倍元総理が殺害されました。詳しい解説は永田町さんにお任せしますが、簡単に感想を書こうと思います。 *********** 財務省と日銀 *********** 自民党圧勝で岸田総理の安定度が増し、安倍元総理が亡くなられたことで、安倍さんへの配慮も不要になりました。このことで一番得をするのは財務省と思います。まず、財政再建が悲願の財務省にとり、積極財政派の安倍さんは困った存在でした。今後はもう少しはっきりとプライマリーバランスが大事など言えるようになります。 また、来春の日銀総裁人事。元々日銀総裁人事は財務省が主導権を握っていました。ところが、衆参のねじれ…
[ 2022/07/18 06:30 ] コメント(0)
今回は1日に公表された日銀短観を紹介します。製造業と非製造業で明暗が分かれたこと、価格上昇の影響が色濃く出たこと、そうした中でも設備投資に積極的な姿勢が示されたこと、などが特徴です。 *********** 業況判断明暗 *********** 今回の短観では、製造業の業況判断が悪化、非製造業は改善しました。ウクライナ侵攻を契機とした資源価格高騰や不確実性の増大、更には中国におけるロックダウンの影響がとくに製造業に悪影響を及ぼす一方、コロナの状況改善がプラスに働きました。 ・業況判断は数字が大きいほど良く、「良い」「悪い」の回答が拮抗するとゼロ、マイナス幅の拡大は業況悪化を表します。以下…
[ 2022/07/04 06:30 ] コメント(0)
早くも酷暑。7月が心配になります。今回は淡々と20日公表の内閣府月例経済報告を紹介します。 *********** 現状判断は不変 *********** 先月上方修正された景気の現状判断は、今月は不変でした。報道、あるいは参議院議員選挙における各党の訴えをみると、物価高が大きく取り上げられ、経済を圧迫している印象を受けます。このこと自体はまさにその通りです。他方で、最早コロナのことを忘れたかのように飲み会が増えています。在宅勤務を取り止める企業も増加しているようです。人の流れが活況を生む面もあります。 恐らく現時点では、後者の勢いが勝っている状況と思います。賃金がなかなか上がらない中で…
[ 2022/06/27 06:30 ] コメント(0)
今回は、16・17日に開催された日銀金融政策決定会合の紹介です。黒田総裁炎上やFEDの0.75%利上げを受けとても注目されましたが、政策は不変。「大山鳴動して鼠一匹」でした。 *********** 景気判断は維持 *********** 今回のように展望レポートが無い月(3、6、9、12月)と有る月(1、4、7、10月)でスタイルが異なるため比較が難しい面はありますが、景気の基調判断は維持されました。 ・基調:新型コロナウイルス感染症や資源価格上昇の影響などから一部に弱めの動きもみられるが、基調としては持ち直している ・個人消費:感染症の影響が和らぐもとで、サービス消費を中心に持ち直し…
[ 2022/06/20 06:30 ] コメント(0)
今週も休載の予定でしたが、日銀黒田総裁炎上事件を受け短く書くことにしました。 *********** 何が炎上したのか *********** 黒田総裁は、6月6日にきさらぎ会という場で「金融政策の考え方-「物価安定の目標」の持続的・安定的な実現に向けて-」と題する講演を行いました。その終盤、「インフレ予想にみられる変化の胎動」の部分で、東京大学の渡辺努教授(日銀出身です)が実施したサーベイを紹介しつつ、「日本の家計の値上げ許容度も高まってきている」「コロナ禍における行動制限下で蓄積した「強制貯蓄」が、家計の値上げ許容度の改善に繋がっている可能性があります」と発言しました。 これに対し「…
[ 2022/06/13 06:30 ] コメント(0)
Konan新・CRUのひとり言
1961年生まれ ぐっちーと同じ高校を卒業し、東京大学法学部に入学。30年以上「公」の世界を歩んだ後、最近民間に転じた元官僚。今回の連載再スタートでは、日本経済に焦点を当て、内閣府や日銀の公表物の解説などを極力分かりやすく行いたいと思います。 著者とメルマガのご紹介 メルマガ配信登録
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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