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今回の日銀によるネガティブ金利についてのご質問を多数頂いております。 ありがとうございます。 およそ、東洋経済オンラインの方でまとめさせて頂きましたので、ぜひご一読くださいませ。 来週のメルマガはアメリカ雇用統計が中心となるので、日銀についてはこちらでフォローいただき、またご質問があればコメント欄にぜひ! 東洋経済オンライン…
今週は波乱の1週間、とでもいうべきでしょうか。 結局、ネガティブ金利を導入したものの、マーケットの圧力にはかなわない、ということでしょうか。 金融政策によって上がった相場ではなく、GPIF、日銀、ゆうちょ・かんぽによるまさに実弾による相場操縦によって上がった相場ですから、結局彼らが出てこないと上がらない、ということが完全に見透かされた、と言えるでしょう。場合によっては金融機関の経営負担になるネガティブ金利が裏目に出ており、金融株が筆頭になって相場を押し下げているのは何とも皮肉なもんです。 こうなると東芝も怪しいし、この株価を支えようと思うなら更なる実弾供給しかない、という感じになりつつあり…
■Iowa Caucus Results(NYタイムズ) ●トランプの失速 アイオワ党員集会ですが、予想どおりの結末でした。まず共和党について。ドナルド・トランプが実際の選挙に入れば失速することは、直前の記事などで指摘していました。 トランプにとっては次のニューハンプシャーが極めて重要です。ここで負ければ早々に撤退という可能性も十分にあり得ます。 もっともニューハンプシャーは、アイオワと異なり党員集会ではありませんから、アイオワよりもチャンスがあるといえます。また、ニューハンプシャーの判官贔屓も追い風になる可能性があります。 ●クルーズの勝利 テッド・クルーズの支持基盤である宗教…
アイオワの党員集会がとうとう始まりますね。現地時間1日午後7時=日本時間2日午前10時から集計が開始されるので、今晩には結果が分かるでしょうか。 さて、序盤戦の見通しについては、「序盤戦のポイント」で述べたとおりですが、今回は、スーパー・チューズデーの導入後の序盤戦の歴史を振り返ってみましょう。 ちなみに、スーパー・チューズデーが導入されたのは1988年です(用語自体は1974年からあったと言われる)。背景にあったのは、民意の適切な反映の要請です。 すなわち、アイオワ、ニューハンプシャーといった中部・北部の州から選挙戦がスタートすると、これらの州で勝利した候補が圧倒的に有利になり、結果と…
先週の動きのおさらいです。 1/24(日) ・ポルトガル大統領選挙 →中道右派の社会民主党元党首レベロデソウザ氏が当選 ・ケリー国務長官がラオス訪問(~25日) →2月予定の米・ASEAN首脳会議の地ならし →ラオスが南シナ海問題でASEAN重視の姿勢みせる ・宜野湾市長選挙 →現職の佐喜真淳氏が再選 1/25(月) ・ロウハニ・イラン大統領がイタリア、バチカン、フランス訪問(~29日) →イラン大統領の欧州訪問はハタミ大統領(99年)以来 →ローマ法王とも会談 →フランスではエアバス機118機を購入するなど大型契約を締結 ・米大統領選・民主党候補者タウンホールミーティング(…
いよいよ始まります。 耳目はドナルド・トランプに集まるでしょうが、いずれいなくなるのでどうでもいい話です。 問題はむしろ民主党。 こちらのブログで書いていただいているJDさんの連載は本当に注目です。 アイオワ、ニューハンプシャーで負けた候補は大統領になれない。というのが通説なのですが、なんと。ヒラリーはその2つで負ける可能性が高い!! とおっしゃる訳です。 だからといってヒラリーが負ける、とは書いていない訳で、しかし緒戦の2つを落とす可能性が高いなんてどこのメディアが書いてます!? 仮に2つ落とせば日本のメディアはヒラリー、ピンチとか書くのでしょうが、中身はそうでもない、という話…
本日はグッチーポスト講演会であります。 それこそ、お足元の悪い中・・・という話になってしまいましたが、皆様にお会いするのを楽しみにしております。夜は雪の予報も出てきており、ちょっと心配しておりますが、交通情報などお伝えしながら講演会を進めて行きたいと思います(笑)。 さて、ご好評頂いておりますJDさんのアメリカ大統領選の見通しいついての考察シリーズが①~③と完結しております。いよいよ2月1日からスタートするのですが、これほど的確に書いている記事を新聞を含め私は見たことがありません。 モノが違う、と言えばそれまでですが、それにしてもこのレベル差は一体なんだ?? と正直思わざるを得ず、手前味…
序盤州である4州(アイオワ、ニューハンプシャー、ネバダ、サウスカロライナ)について、前回は共和党の選挙戦を説明しました。今回は民主党です。 民主党は、順当にいけば、ヒラリー・クリントンの圧勝です。ところが今本命のヒラリーを破竹の勢いで脅かしているのが、「民主的社会主義者(democratic socialist)」バーニー・サンダースです。 サンダースは、最低賃金引き上げ、ウォールストリート批判、オバマケアよりラディカルな医療保険改革など極端に左翼的なリベラル政策を打ち出し、ある種のムーブメントを作り出しています。 その勢いは本来ヒラリーの支持に対抗できるレベルのものではありません。しか…
久々にお笑い行政の記事。 http://mainichi.jp/articles/20160127/k00/00m/040/158000c 市まちづくり文化財課は「節水の呼びかけを知らなかった。今後はよく確認してから訓練をしたい」と釈明している。 松江市役所ではこういうのを止める人がいないのね。 市民に節水を呼び掛けていてもそれが他人事になっている、といういい証拠。 自分の関係のある課の仕事以外には目を向けないという、典型的セクト主義がいまだに地方の役場では普通なのですよ。 松江市だけの問題ではないんですが・・・・・ しかし、すごい写真だね。…
前回は、一般的・歴史的な視点から、序盤州である4州(アイオワ、ニューハンプシャー、ネバダ、サウスカロライナ)の見所について述べました。今回は、前回述べたポイントを踏まえて、今回の選挙戦をどう見るかについて述べます。 まずは共和党です。これまで述べてきたとおり、アイオワは、ドナルド・トランプ対テッド・クルーズの一騎打ちの様相を呈しています。 クルーズは、現在の有力な共和党候補者の中で最も右寄りの保守主義者であり、宗教右派とティー・パーティーからの支持を受けている人物です。クルーズの父親は牧師(preacher)で、本人も牧師の説教を思わせるような、危機をあおるような独特のスピーチを得意にして…
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