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さて、週末は広島。 その後、いよいよ海外武者修行がございまして、しばらく行方不明となります。 もちろん、メルマガは発信致しますし、ブログもできるだけ更新致しますので、ご安心を。 ただ、今回は諸般の事情により居所を明かせません・・・・ということで、これはインベストメントバンクの仕事ではしょっちゅうある事です。まあ、現地で会ってしまった方や、この前の広島のようにたまたま目撃されてしまった場合は仕方ないのですが、できるだけ合わないようにしばし、雲隠れ、とすることが契約になる訳ですね。妙な仕事ですよ、つくづく・・・・ 何人かの方の書き込みについて・・・・ いや、盛岡が宮古より田舎だとは言ってな…
■ Saakashvili Ukraine's new governor in Odessa splits opinion(6月2日付BBC記事) ジョージア(グルジア)の元大統領ミハイル・サアカシュヴィリをウクライナのポロシェンコ大統領がオデッサ州知事に任命したとのこと。これは面白いニュースですね。 サアカシュヴィリは、2003年に「バラ革命」によってシェワルナゼ政権を倒し、ジョージア大統領に就任した人物です。なお、シェワルナゼはソ連のゴルバチョフ政権で外相を務め、ソ連崩壊後、国民の強い支持を受けて第2代大統領に就任した大物ですが、政権末期には汚職や改革の遅れにより国民の支持を失っていま…
東北銀行さんのご厚意で、宮古商工会議所の講演会に呼んで頂きました。 夜になると何もない・・・・・と、思っていたところに忽然とおしゃれなビストロ風建物が現れてきました。 中を除くと、うーむ、これはフランスのカフェの臭いがするぞ、ということで友人を連れて突入を決行。 赤ワインをボトルでとお願いすると、なんとジゴンダスにポムロールまで並べて選んでくれという。 メニューを見ていると むむ、あのステーキフリットがあるではないですか。 これは只者ではありませんぞ。 ということで、確かめてみるとやはり只者ではありませんでした。 オーナーの吉田さん(写真)はあのオー・バッカナルで10年以上も働いて…
■ 安倍総理のウクライナ・ドイツ訪問について(6月2日付官邸ホームページ発表) 安倍首相が、G7のためにエルマウを訪問する途上、ウクライナを訪問し、ポロシェンコ大統領と会談するとの発表。これには度肝を抜かれました。 「プーチン・ケリー会談」で述べたとおり、ある国の要人が他国を訪問することは、その国に対して肯定的な立場をとることを示唆することになります。まして総理が行くということになれば、その政治的メッセージはかなり強烈なものになります。 それをふまえた上で、安倍首相は、今の状況において、ウクライナに行って何を話すつもりなのか。ウクライナにロシアとの対話を促す外交力は残念ながら日本にはあり…
■ 米国防長官、中国に南シナ海埋め立て作業の即時中止を要求(5月31日付CNN記事) ■ 米大統領、南シナ海埋め立ては「非生産的」 中国に中止要請(6月2日付ロイター記事) この問題がややこしいのは、中国の行動は「国際法違反」である、といった言説を報道などでよく見かけますが、そう言い切ることが難しい点にあります。中国が行っている岩礁の埋め立ては、少なくとも現時点において、国際法違反と断言できるものではありません。 なお、ここでいう「国際法」とは実質的には国連海洋法条約の内容を指しますが、厳密にいうと、米国のように同条約を批准していない国が存在します(中国、ベトナム、フィリピン等は批准済)。…
「フィリピン・アキノ政権①:ミンダナオ和平」の続きです。 今回は、2016年5月に予定されている次期大統領選について説明します。昨年までの見通しでは、マル・ロハス内務自治大臣とジェジョマール・ビナイ副大統領の一騎打ちになるとみられていました。 アキノ大統領は、自らの後継者として、同じ自由党に所属するロハスを指名するとみられており、一方、野党側では、前回の大統領選でエストラーダのランニングメイト(副大統領候補)となったビナイが最有力候補者とみられていたからです。 両者の支持率は、昨年9月の世論調査では、ビナイが1位(31%)、ロハスが2位(13%)でした。もっとも、数字を見れば分かるとおり…
岩手県からの発信はもしかして久々か・・・・ ダービーが思惑通りはまってくれて大変機嫌のよい月曜日。 カープも3連勝ですし。 たまにはこういう時もあってもいいですよね~・・ リアルスティールをよく切れましたね、と何人かに言われましたが、そんなに深く考えた訳ではなく、福永の勝負師としての資質に?? と思っている訳でありまして、当然その分は差し引いた方がいいだろね、と思っただけであります。 さて、今週の発信は メルマガ アメリカ経済統計分析は実はちょっと気になる数字が出ている。5月の先行指標なんですが、これまでの厳冬、とかLAの港湾ストライキなどとはちょっと違う性格の数字かな、と思ってお…
6月2日から、フィリピンのベニグノ・アキノ3世大統領が来日します(4月24日付外務省報道発表)。今回は、アキノ政権にとって最大の課題の一つであるミンダナオ和平について説明します。 ●アキノ政権 アキノ大統領は、マルコス政権時代に暗殺されたベニグノ・アキノ・ジュニアとその夫人で第11代大統領となったコラソン・アキノの息子です。2010年の大統領選では、もともとアキノが所属する自由党の候補者はマル・ロハスでしたが、2009年にコラソン・アキノが死去したことで、アキノ大統領に対する国民の支持が高まり、ロハスは立候補を辞退。代わって出馬したアキノは、「ノイノイ」(アキノの愛称)旋風を起こして、2位…
■ 漂流するロヒンギャ族 迫害拡大の可能性(5月22日付フィナンシャルタイムズ記事(日経新聞訳)) ■ Malaysia, Indonesia to let 'boat people' come ashore temporarily(5月20日付Reuters記事) ミャンマーからのロヒンギャ難民をインドネシアとマレーシアが受け入れたとのこと。 ロヒンギャは、ミャンマーのラカイン(アラカン)州と隣接するバングラデシュとの国境地域に居住するイスラム教徒です。ラカイン州には15世紀から居住していたと言われますが、英国植民地時代にベンガル(ラカインとともに英領インドだった)から移住した人々もいま…
■ トルコ中銀が主要政策金利を据え置き、総選挙控え(5月20日付ロイター記事) トルコの政策金利については、かねてから、景気対策のため利下げを主張するエルドアン大統領と、リラ安を懸念して少なくとも現状維持を守りたいバシュチュ中銀総裁、ババジャン副首相との間で激しい意見の対立が生じていました。 エルドアンは、首相を3期11年務め、その間すべての選挙で連戦連勝、強力なリーダーシップをもってトルコの経済発展と宗教的保守化を実現させた、トルコ史上に残るであろう稀代のリーダーです。所属政党であるAKPが首相の4選を禁止していため、今度はトルコ初の直接選挙(直前に政争のゴタゴタの中で憲法改正があり、導…
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