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今回は、公表から時間が経ちましたが、金融庁の行政方針を記した「変革期における金融サービスの向上に向けて~金融行政のこれまでの実践と今後の方針(平成30事務年度)」(9月26日公表)を紹介します。なお、後日日銀の金融システムレポートも紹介する予定です。以前CRUのひとり言を連載していた際、必ず後者の日銀のレポートを取り上げました。前者の金融庁のものは3年前から公表が始まり、このコーナーで取り上げるのは初めてとなります。 読者の中には金融庁に興味を持たれる方もそうでない方もおられると思います。金融庁は、平成10年、当時の大蔵省から独立発足しました。丁度20歳になりますね。発足当初は不良債権処理に…
[ 2018/11/05 06:30 ] コメント(2)
今月珍しく仕事が忙しく、ブログを書く時間が余り取れません。そこで箸休め的な話題を短く。 ぐっちーは良くブログやメルマガで日本を代表する某経済紙を批判します。ぐっちーと某経済紙どちらが正しいか?以前も本コーナーでも似たようなことを書いた記憶がありますが、改めてということで。結論は「ぐっちーの勝ち」ですが、なぜ某経済紙の記事があのようなものになるか、背景が説明できればと思います。 その前に注釈を。私が良く知る記者たちは大分偉くなり、彼らの話しは若い世代の記者にもはや当てはまらないかもしれません。ただ、最近の記事の内容を見る限り、以前と今と大きく変わっていない印象を受けるので、昔の知識のまま(裏…
[ 2018/10/15 06:30 ] コメント(7)
皆さん台風大丈夫でしたか?ご無事をお祈りします。 今回は、数日違いで公表された先月の内閣府月例経済報告と日銀金融政策決定会合を取り上げます。両者の共通点や違いを見てみたいと思います。公表日は月例経済報告が14日、金融政策決定会合が19日でした。 以下では、現状評価と先行き見通しに分け、内閣府、日銀の順番で記載します。 (現状評価) ・全体:緩やかに回復している(内閣府)緩やかに拡大している(日銀) ・個人消費:持ち直している(内閣府)振れを伴いながらも、緩やかに増加している(日銀) ・設備投資:増加している(内閣府)増加傾向を続けている(日銀) ・住宅建設(投資):おおむね横ばいとなっ…
[ 2018/10/01 06:30 ] コメント(5)
今回は、先月29日に公表された内閣府の8月の月例経済報告を紹介します。既に9月も出ましたが、明後日公表される日銀の9月の金融政策決定会合と比べてみたいので、次回に回します。 かつて経済企画庁という官庁があり、多くの優秀・著名なエコノミストを輩出しました。若い読者の方はご存知ないかもしれませんが、私以上の世代では、金森久雄さん、宮崎勇さん、香西泰さんなどの名前はビッグネームです。その流れをくむ内閣府は、景気動向指数やGDPを含む国民経済計算などの経済統計を作り、分析し、政府の景気に関する公式見解をまとめます。経済財政白書も執筆します。 さて、月例経済報告のPDFファイルのURLを掲げましたが…
[ 2018/09/17 06:30 ] コメント(3)
当初の予定では、第1月曜日の今回は、内閣府の月例経済報告を取り上げる積もりでした。その予定を変え、経済統計、とくにGDP統計に纏わる「言葉」をいくつか紹介し、最後に日本のGDPの特徴を説明しようと思います。ベテラン読者の方には余りに基本的過ぎ、「馬鹿にするな!」と怒られるかもしれません。ただ法学部を卒業し社会人になった35年前の私は、基本的な言葉も分からずとても苦労しました。その頃を思い出してということでお許し下さい。なお、前回もとても重いコメントを頂きありがとうございました。少し時間がかかると思いますが、自分なりの回答を考えていきたいと思います。 (フロー、ストック) ストックは残高、フロ…
[ 2018/09/03 06:30 ] コメント(5)
今回も先月末の日銀金融政策決定会合を取り上げます。最初に景気動向、次に物価、最後に前回頂いたコメントへの回答も含め金融政策について触れようと思います。 景気動向については、GDPの需要項目に沿い分析が行われます(このGDP需要項目については来月以降もう少し詳しく解説します)。 (2018年度) ・設備投資:緩和的な金融環境のもとで、景気拡大に沿った能力増強投資、オリンピック関連投資、人手不足に対応した省力化投資を中心に、増加を続ける。 ・個人消費:雇用・所得環境の改善が続くもとで、緩やかな増加傾向をたどる。 ・公共投資:2017年度補正予算やオリンピック関連需要もあって高めの水準を維持。 …
[ 2018/08/20 06:30 ] コメント(4)
再開初回です。先月末に日銀の金融政策決定会合が開催され、「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」という文書や展望レポートが公表されました。コーナー再開には絶好のタイミングとなりました。予告でお伝えしたように、このコーナーは第1、第3月曜日に執筆しますが、今回と次回は先月の日銀金融政策決定会合を取り上げます。 展望レポートをみると、まず経済や物価の現状評価と先行き見通しが記述され、その見通し対比で景気や物価が上振れたり下振れたりするリスクが分析され、その上で今後の金融政策運営をどうするか方針が示されます。その意味ではここでも景気や物価について初めに説明することが正論かもしれませんが、読者の皆さ…
[ 2018/08/06 09:30 ] コメント(4)
この度、来月8月から連載を再開することになりました。よろしくお願いします。 前回最後の執筆は、2013年12月。もう4年半以上も前になります。この間の最大の変化は、最近公の世界を引退し、民間企業で働き始めたこと。プロフィールも元官僚になりました。 再開のきっかけはふたつ。まず、久し振りに書いてみたくなったこと。以前連載した際は、毎週一回の執筆が時には辛く、良いアイディアが浮かばなかったり、書きなぐりになってしまうこともありました。また、何人かの官僚がSNS上で一種の暴言を吐く事件が続き、締め付けがきつくなったことも事実です。そうした事情もあって連載を終了しましたが、時が経ち、民の世界に入り…
[ 2018/07/23 10:00 ] コメント(9)
前回は、下記の5つのタイプのうち、タイプ3とタイプ5の相克について触れました(この相克の問題は、総理の靖国参拝で如実に顕れたようにも思います)。それでは、タイプ5とタイプ2や4の関係はどうなのか。因みに、タイプ1の方はとても羨ましく感じます。自分も、子供にはこのタイプになって欲しいとの思いを持たないでもありません。ただ、今回は「日本」にこだわり、他の4つのタイプに絞って進めたいと思います。 (タイプ1)「日本」など気にせず、ユニバーサルに生きる (タイプ2)「日本」など気にせず、個人の幸せに生きる (タイプ3)「日本」の古典的な価値観を強く意識する (タイプ4)「日本」のソフトパワーを強く意…
[ 2013/12/30 09:00 ] コメント(3)
Taperingの件はぐっちーに完敗でした(笑)。後任のイエレンの決断の負担を少しでも和らげてあげようという親心を読めなかった私が未熟でした。 さて。 自分は何を伝えようとしてきたのだろうか。 実際には、それほど大きく構えず、淡々と解説記事を書くことが多かったように思います。その中で心掛けたことは、「世の中の様々な意見を上手くマッピングできないか」ということでした。余りうまくいった例はありませんが、ひとつ自分でも気に入っているのは、TPPについて書いた時のことです。TPP賛成反対を1つの軸に、円高円安をもう1つの軸に、 ・TPP賛成と円安賛成は、いずれも日本が輸出産業に支えれていると考…
[ 2013/12/23 09:00 ] コメント(3)
Konan新・CRUのひとり言
1961年生まれ ぐっちーと同じ高校を卒業し、東京大学法学部に入学。30年以上「公」の世界を歩んだ後、最近民間に転じた元官僚。今回の連載再スタートでは、日本経済に焦点を当て、内閣府や日銀の公表物の解説などを極力分かりやすく行いたいと思います。 著者とメルマガのご紹介 メルマガ配信登録
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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