プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

Vol.138: 東大秋入学

今回は軽く、最近話題の東大秋入学の話しについて。私も留学時、秋入学を実体験し不思議な感覚に襲われました。春か秋か、論理的にどちらが正しくどちらが間違いということがあるはずもなく、どうでも良い議論かもしれません。それでも秋…

[ 2012/04/30 00:00 ] コメント(3)

Vol.137: 中央銀行は打ち出の小づちか(その4)

中央銀行シリーズ最終回。今回は中央銀行の政策の限界に関する哲学編です。今回は前3回に比べ抽象的で分かり難いと思いますが、ご容赦下さい。 この点に関し最近とても象徴的な出来事がありました。ギリシア債務カットの際、欧州の中…

[ 2012/04/23 00:00 ] コメント(2)

Vol.136: 中央銀行は打ち出の小づちか(その3)

前回までは中央銀行に関するいわば基礎編でした。今回と次回で、中央銀行は金融政策面でどこまで踏み込めるか、私なりの考え方を記そうと思います。今回は実務編、次回は哲学編の位置付けです。 実務編の出発点は、前々回説明した「中…

[ 2012/04/16 00:00 ] コメント(1)

Vol.135: 中央銀行は打ち出の小づちか(その2)

中央銀行について2回目です。今回は前回の「中央銀行は銀行である」という整理を出発点に、金融の緩和(引き締めでなく)を例にとり、中央銀行に何ができるか整理したいと思います。 まず思い浮かぶのは、「金利の引下げ」です。ある…

[ 2012/04/09 00:00 ] コメント(1)

Vol.134: 中央銀行は打ち出の小づちか(その1)

3、4回にわたると思いますが、中央銀行について書いてみたいと思います。 世界的に今ほど中央銀行が注目されている時期は無いかもしれません。日本では根強い日銀批判がありますが、米国、そして中でも欧州でその政策に大きな注目が…

[ 2012/04/02 00:00 ] コメント(4)

Vol.133: 最近気になること(その2:AIJ)

今回はAIJ問題について。ぐっちーのブログを読んでいて(例のcoming outです(笑))、ある方から聞いた話しを思い出しました。その話しは次の通りです。1990年代、損失補てん問題に関しそのリストをすっぱ抜き、新聞協…

[ 2012/03/26 00:00 ] コメント(1)

Vol.132: 最近気になること(その1:国際情勢)

中央銀行について書き始めようと思い、実際1回分書き終えたのですが、最近気になることがあり、余り機を逸しないうちに書いておこうと思いました。ひとつは国際関係、もうひとつはAIJの件です。今回は国際関係について簡単に触れます…

[ 2012/03/19 00:00 ] コメント(1)

Vol.131: 大震災1年

あの大震災から1年。亡くなられた多くの方のご冥福をお祈りするとともに、被害に合われた方やご遺族の方が一刻も早く平常に戻られることを、合わせてお祈りします。 自分自身、その後東北に足を運んだことがなく、仕事でも震災復興に…

[ 2012/03/12 00:00 ] コメント(1)

Vol.130: 海外生産に関する日銀レポート

当初の予定では中央銀行の役割や消費税問題についての記述を続ける積もりでしたが、来週は東日本大震災から1年で、この話題を避けることが出来ないと思います。このため、今回は場つなぎと言っては失礼ですが、日銀調査統計局の桜健一さ…

[ 2012/03/05 00:00 ] コメント(3)

Vol.129: 世界経済を振り返る(4)

前回は「もうひとつの課題」という言葉で終わりました。これを一言で表すとすれば「不平等」の問題です。「ウォール街を占拠せよ」に象徴される問題と言い換えることもでます。 2000年代の経済成長には2つの原動力(お互いに関係…

[ 2012/02/27 00:00 ] コメント(1)