2017/02/21 00:00 | 米国 | コメント(5)
トランプ・安倍の初の日米首脳会談への批判
2月10日の日米首脳会談について、トランプ大統領にべったりするのは危険ではないか?という批判があるようです。
たしかに、米メディアの中には、英国のメイ首相や安倍首相をトランプに「取り入る」外国首脳として揶揄しているものがあります。しかし、結論から言えば、私は心配する必要はないと思います。
まず、米国民との関係ですが、いくら支持率が40%に低迷しているとはいえ、トランプは、民主的なプロセスに基づいて米国民が選んだ指導者です。国民が指導者と認めた人間と良い関係を築くことに対して疑問が寄せられることは、基本的にありません。
たとえば、ジョージ・W・ブッシュ大統領も、当時、かなり不人気な大統領でした。しかし、小泉首相がブッシュ大統領と仲良く交流するのを見て嫌な気持ちになった米国人はおそらくいません。むしろ、多くの米国民は誇らしく感じている様子でした。このような親交もあってでしょう、小泉首相は、日本の首相としてはめずらしく米国民に広く知られ、人気も高い人でした。
余談ですが、私は当時米国で勉強しており、周りの米国人学生から、よく「お前の髪はコイズミのようでクールだ」と言われました。もちろんあんなライオンヘアーではなく、普通の日本人の若者らしい髪型だったのですが、それが米国人にはオシャレに見えて、かつ小泉首相に良いイメージを持っていたので、純粋にほめるつもりで言っていたのです。私自身はあまりうれしくありませんでしたが(苦笑)。
米国民は、こういう民主主義の建前をよく理解しており、また、友情を大切にする人を好みます。冒頭に述べた米メディアの批判ですが、これは明らかに「トランプ憎し」の感情から出ているものです。おそらく一般的な米国民の感覚からはかい離しています。
むしろ、大統領選の頃から、トランプやその支持者が強く批判し、さらには多くの米国民すら感じている、メディアの「偏向」や「思い上がり」の一つの現れとも受け取られかねない内容でしょう。反省した方が良いと思います。
次に、米国のみならず海外のメディアが、トランプの入国制限を批判しなかった点を責めているようですが、これも、取り合う必要ありません。そもそも日本は、世界で最も移民・難民に厳しい国であり、すでに批判にさらされています。その日本がトランプを責めることなどできようはずもありません。
ある程度の知識とまともな感覚があれば、日本に通じていない人でも、このぐらいの現実主義は分かります。海外メディアに関しては、日本がトランプの攻撃からうまく逃れたことをずるいと思った面もあるでしょう。いつメキシコや豪州のように攻撃されるか分からない不安を抱えていますから。
最後に、日本国内、特に野党からの批判・・・これはもうナンセンスです。野党の批判を見ると、自らが政権をとったときにトランプとどう対峙するのか、まったく考えていないことがわかります。
政権与党になる資格がないことを自ら露呈したようなものです。これを見て、少なくとも近い将来において政権交代が起こりえないことをあらためて実感させられました。
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5 comments on “トランプ・安倍の初の日米首脳会談への批判”
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正論だと思いますよ・・
せっかちに結論を求めすぎているようです・・
アチラのマスコミのヒステリーに巻き込まれないように・・
判断をミスらないように・・
注意深さが必要ですね・・JDのように・・
お世辞言ったから・・ビールかコーヒー奢って欲しいな・・
直さまと結婚するんだつて・?!( ^ω^)・・・(笑
おはようございます。
いつも拝読しております。今日、初めて投稿致しますが、よろしくお願いします。
本日のブログを読んで、10年程前の事を思い出しました。それは、北朝鮮のミサイル発射に関する国連での対北制裁決議案を論議する過程において、ブッシュ大統領(当時)が補佐官に「米国代表団は小泉を困らせるような結果にはするな」と命じた事です。
確か、マスコミでは、ブッシュ・小泉の関係はロン・ヤス関係以来の極めて良好なものであると言っていたように記憶しております。
私は、我が国において、米国は「腐っても鯛」と思っていますので、今後順調に関係を築いていくことは国益に適うものであると認識しております。
グローバル化でマスコミも、自分が権力の乱用をする身分となってしまった。トランプ大統領もマスコミの偏向報道・フェイクニュースと闘わなければならない。立派に第四の権力に対して立ち向かっていると思う(笑)。
ISもオバマとヒラリーが投資・利用したとのトランプの暴露は正しいだろう。ベンガジ事件・アラブの春のヒラリーの役割はとんでもないものだ。マスコミはこんの件に関しとても消極的だ。この二人とマスコミは、欧米にイスラム移民を大量に送り込む意図を持っているとしか思えない。これだけ流入すれば、バノン補佐官のように、イスラムを追い出し、テロを殲滅するという意向は全く正常で、国民に支持される。バノンの偏向報道も酷いものだ。まして日本人には耐えられずよく理解できるのでは。そもそも在日韓国人の国会議員がいて困っている。
それに米国は歴史が浅いので、独立後移民規制をずっとやってきた国と言えるのでは。移民国家だからこそ規制をやってきた。どんな国でも征服でもされない限り、先着者文化優先だ。メキシコ・キューバ移民も規制賛成が多数らしい。今回規制できないと司法判断するのなら、議会で憲法修正する必要もあるのでは。黒人は奴隷だったが、他はその都度規制してきた。国家が必要とする時は、鉄道建設のように中国政府に人力を頼んだ。しかし終われば出ていけとも言えなかった。生まれた子供は自動的に米国人だ。中国系はけっこう多いし華僑は世界中にいる。
問題は国家の民族文化を、国際化でなくしたいユダヤのような勢力だろう。しかし決してどこの国にも同化しない固有の宗教文化を捨てないのが彼らで、矛盾している。常に人道的というキーワードを使う。そしてマスコミ・国際金融資本を牛耳っている。EU結成以降、移動の自由にまかせて、権力を使って世界的に目的を達成しようとしてやりすぎたのではないか。経営者は安い労働力目当てで利用するが、後の責任を取らないので問題を拡大する。
安倍首相、頑張ってくれたと思っています。他の人には、できなかったように思います。また、外国人が苦手な私に難民問題を語ることはできません。大統領にトランプさんが選ばれたということが全てです。この、ピンチもチャンスも投資に活かすことが、投資をしている私に出来ることだと思っています。
あえてのいちゃもん付け。
世界観を語り合ったわけでもなく、ゴルフで太鼓持ち(笑)。
それで合格点も、70点では。
世界をリードするニッポンの時代は来るのかな?(笑)