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2017/02/27 00:00 | 今週の動き | コメント(2)
今週の動き（2/27～3/5）
先週の動きです。
2/20（月）
・トランプ大統領が大統領補佐官にヒューバート・レイモンド・マクマスター陸軍中将を指名
NSC首席補佐官にキース・ケロッグ退役陸軍中将を指名
・ペンス副大統領がEU本部やNATO本部を訪問（ブリュッセル）
・ユーロ圏財務相会合（ブリュッセル）
2/21（火）
・EU財務相理事会（ブリュッセル）
2/23（木）
・ティラーソン国務長官とケリー国土安全保障長官がメキシコ訪問
・国連主導のシリア和平協議（ジュネーブ）
2/24（金）
・スパイサー報道官が定例記者会見を中止、政権側が指名した報道機関だけが参加できる記者懇談に切り替え
2/26（日）
・米アカデミー賞授賞式（ハリウッド）
●トランプ政権
相変わらず人事のゴタゴタが続き、メディアとの対立が深刻化しています。今週は、「トランプ失墜のシナリオ①」の続きを述べる予定です。
今週の動きです。
2/26（月）
・北朝鮮問題に関する日米韓３カ国首席代表会合（ワシントンDC）
2/28（水）
・トランプ大統領が上下両院合同会議で初演説
・天皇皇后両陛下がベトナム、タイ訪問（〜3/6）
3/5（日）
・全人代が開幕
●トランプの演説
トランプ大統領が施政方針を述べます。就任1年目のため、恒例の「一般教書演説（State of the Union Address）」とは言わず、単に議会向け演説と言われます。
政治、外交の一般論については、基本的には就任演説と同じようなトランプ節になると思います。ただ最近米国内でも警戒度を高めている北朝鮮、さらに政権の根幹に関わるロシア、イランとの関係についてはどこまで具体的な話をするか気になります。
外交よりも注目されるのはむしろ経済政策。特に減税、インフラ投資などの公約をどこまで具体化するか。マーケットでのトランプ・ラリーの持続にも影響するでしょう。
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2 comments on “今週の動き（2/27～3/5）”
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–– 引用 ––
中間選挙や共和党の価値観において、トランプに対する信頼を揺らがせるトリガーとなるイベントが何か。
––
宿題を頂いたつもりになって、少し考えて見ました。
ACAの改革ではないか、というのが私の仮説です。
トランプ氏は、選挙期間中の「公約」の一つとしてACAの改革を掲げ、就任早々、その旨の大統領令を出した。
彼の改革の骨子は、国民全員をカバーし、それに必要なコストは政府が負担しつつ、競争原理により保険料を引き下げる、というもの。
これは、バーニーもビックリするような社会民主主義的政策。共和党の価値観とは相容れない。
共和党は、上下両院とも、大統領令を受けて改革案の検討を始めたが、進捗が捗々しくない。
国民健康保険制度は、伝統的に共和党のアジェンダではないので、ブレーンが居ないのでは？
また、お膝元に帰ってタウンミーティングを開いて見ると、共和党の議員さん達は吊し上げを喰らっている。
「私の健康保険を取り上げるな！」
こういう怒りの声を受け止めきれずにいる様子が報道されている。
共和党議員は、ジレンマに直面している。怒りの声をあげているのは、比較的貧しい層。つまり、トランプ氏の支持者。
一方、伝統的な共和党の支持者は比較的裕福なので、ACAにより保険料が高騰したはず。
どっちを取るか？選挙資金を念頭に置けば、伝統的支持層を取り込んでおきたいが、それでは票が足りない。
私も貧しいはずのトランプ支持者は、トランプのオバマケア廃止をどう考えているのだろうと思っていました。共和党議員は吊し上げられる由縁はなく迷惑でしょう。今まで通リオバマケア全廃の主張でいいのでは。あくまでトランプの責任。笑
日本が理想的だが、薬漬け、負担増で維持困難とか問題もある。しかし米国の保険・製薬会社が係るくらいなら、やらない方がいい代物なのでは。トランプの支持者に、私の健康保険を取上げるな、という国民がいるのが誤算だ。本当にトランプ支持者なのだろうか。だとしたら人気取りでバノンも策を誤ったな。