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インドに行きます。最初に行くのはチェンナイ。そのあとデリーとムンバイ。3都市を回ります。 インドに行くのは97年にバックパッカー旅行をしたとき以来です。このときは沢木耕太郎『深夜特急』あるいは猿岩石のように、半年かけてユーラシア大陸を横断するという、ネットもメールも普及していなかった当時としてはなかなかのアドベンチャーをしていました。…
[ 2016/06/14 00:27 ] コメント(5)
先週の動きです。 6/6(月) ・米中戦略・経済対話(北京、~7日) 6/7(火) ・米大統領予備選挙 カリフォルニア、モンタナ、ニュージャージー、ニューメキシコ、サウスダコタ →ヒラリー・クリントンがカリフォルニア、ニュージャージー、ニューメキシコ、サウスダコタで勝利 ・米印首脳会談(ワシントンDC) ・イスタンブールで爆発 →クルド人武装組織が犯行声明 6/8(水) ・中国海軍の艦船が尖閣諸島周辺の接続水域を初めて航行 6/10(金) ・日米印の海上合同軍事演習「マラバール」(~17日) 6/11(土) ・ペルー大統領選でケイコ・フジモリが敗北宣言、クチンスキーが新大統領に選…
[ 2016/06/13 00:00 ] コメント(2)
「東南アジアの新政権①」の続きです。 前回は、ベトナム、ミャンマー、フィリピンで新政権が発足し、権威主義体制の国で強力なリーダーが退場し、民主主義体制の国で強力なリーダーが登場するというパラドクスめいた結果を説明しました。 中国もそうですが、権威主義体制の国で必ずしも数人のリーダーに権力が集中するわけではありません。むしろ、ある程度の規模の権力者(一党独裁の党の指導部)が権力を共有し、体制の維持という共通の目標に向かってお互いを縛り合う方が、長期的な体制の安定のためには好都合なので、権力を分散させることも一つの合理的な帰結といえます。 逆に民主主義体制の国では、米国、欧州でもそうですが、…
[ 2016/06/10 02:43 ] コメント(6)
■ クリントン氏が党候補指名に必要な代議員数を獲得(6月7日付BBC) 7日のカリフォルニアでの予備選を待たずしてヒラリー・クリントンが過半数の代議員を獲得したとのこと。長々と続いたバーニー・サンダースとの戦いもようやく終わり・・とはいかなそうで、サンダースは党大会まで戦う姿勢を明らかにしています。 二人の終わりが見えない死闘は、共和党のまならず民主党の断絶も深いことを露呈しました。一方、共和党も、ドナルド・トランプがポール・ライアン下院議長をはじめとする指導部の支持を取り付けつつありますが、いまだ予断を許さぬ状況です。 そういうわけで、いよいよ大統領本選の見所・・・というところでしたが…
[ 2016/06/08 00:00 ] コメント(5)
先週の動きです。 5/30(火) ・中東和平交渉再開を促す国際会議(パリ) 6/1(水) ・世界経済フォーラム・東アジア会議(クアラルンプール、~2日) 6/2(木) ・ECB定例理事会(ウィーン) ・OPEC定例総会(ウィーン) 6/3(金) ・アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)(シンガポール) 6/4(土) ・米大統領予備選挙・米領バージン諸島党員集会(民主党) →ヒラリーが勝利 ・モハメド・アリが死去 6/5(日) ・米大統領予備選挙・プエルトリコ(民主党) ・ペルー大統領選・決選投票 →ケイコ・フジモリが優勢 ●米大統領予備選 トランプ大学への批判、キ…
[ 2016/06/06 00:00 ] コメント(5)
米大統領選は、民主党の方で、ヒラリー・クリントンのメール問題、バーニー・サンダースとの対立の深刻化、民主党全国委員会への不信感といった不穏な動きが目立っています。 とはいえヒラリーが起訴されることは考えられません。指名されることはほぼ確実です。それでも本選でヒラリーに不利に働く話が非常に多く、その意味で注目に値します。このへんはまた次回詳しく述べます。 そういうわけで、本選を見る上でのポイントも来週ということにして、今日は軽い話題、延び延びになっていた英語の話を再開したいと思います。 「英語のスピーキング⑤」の続きです。 日本語はアクセントに重きを置かない言語です。これに対し、英語の単…
[ 2016/06/03 06:05 ] コメント(3)
「ウォルター・ラッセル・ミード 『Special Providence』②」の続きです。 前回は、ジェファーソン、ハミルトン、ジャクソンまでを説明しました。 ●ウィルソン 最後に残ったウィルソン主義ですが、これは分かりやすいというか、皆さんご存じと思います。 簡単に述べると、ウッドロー・ウィルソンは第一次大戦当時の大統領で、もともとは政治学者です。国際連盟の創設に尽くしたように、人権・民主主義という普遍的価値の追求を重視したことで知られ、現在の米国の価値観外交の象徴的存在として見られています。 ウィルソンがリベラル的価値観の強い民主党員で国際政治学者だったように、この外交路線のキーワ…
[ 2016/06/01 00:00 ] コメント(6)
写真は「今週の動き(5/9~15)」でお伝えしたGW中に行った粟国島でのダイビングです。ギンガメアジ・トルネードというこの時期でしか見られない大物を沢山見てきました。粟国島でこれを見たのは2012年が初めてで、それ以来です。…
[ 2016/05/30 00:00 ] コメント(2)
■G7首脳ら伊勢神宮訪問 伊勢志摩サミット(5月26日付ロイター記事) G7伊勢志摩サミットですが、伊勢神宮訪問をアレンジしたとのこと。ということで、今回はちょっと趣向を変えて、伊勢神宮の歴史的背景が分かる本をご紹介しようと思います。 ■伊藤聡 『神道とは何か - 神と仏の日本史』…
[ 2016/05/27 00:49 ] コメント(6)
「米国大統領選:副大統領候補①(共和党)」に続いて、今回は民主党です。 前回述べたように、副大統領候補は大統領候補の弱点を補うという観点から選ばれるのが一般的です。オバマが現副大統領であるジョー・バイデンをランニング・メイトに選んだのも、マイノリティではなく生粋の白人、しかもカトリックというオバマには得ることのできないアドバンテージを備えていたからです。 では、ヒラリー・クリントンの場合、どのような点を副大統領に補完してもらうのか。一つ考えられるのは、中西部の白人、特にブルーカラーを惹き付けることです。 中西部の白人(特に低所得層)は、ドナルド・トランプにとって主要な支持層であり、ヒラリ…
[ 2016/05/25 00:00 ] コメント(6)
JD世界情勢ブリーフィング
国際政治・経済の分析を仕事にしています。 東京大学法学部卒、スタンフォード大学院修了、元外交官。米国、中国、英国に数年間在住。 趣味は現地調査(70か国以上渡航)と適度な筋トレ。 ここでは世界情勢の読み解き方を解説します。 メルマガのご紹介 バックナンバー 総集編 メルマガ配信登録
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