2018/05/07 00:00 | 今週の動き | コメント(11)
今週の動き(5/7~13)
大型連休も終わり本格的に仕事モード再開ですね。私は連休中も遠出をせず仕事を続けていましたが、ゴルフは絶好のコンディションで楽しめました。
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先週の動き
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4/29(日)
・安倍首相がイスラエル、パレスチナ自治区、UAE、ヨルダンを訪問(〜5/3)
・シリア軍基地にミサイル攻撃、イラン戦闘員ら死亡
・英国のラッド内相が辞任(メイ首相は後任にジャビド住宅・地域社会・自治相を任命)
4/30(月)
・トランプ大統領が鉄鋼・アルミ製品への追加関税についてEU、カナダ、メキシコの除外措置の1か月の延長と豪州、ブラジル、アルゼンチンの交渉終了までの延長を承認
・日米外相会談(ヨルダン)
・北朝鮮の最高人民会議の常任委員会が北朝鮮の標準時間を5月5日から30分早めて韓国と同じにする政令を採択
・カブールで自爆テロ
5/1(火)
・FOMC(FRB、~2日)
・シンガポールのリー・シェンロン政権が内閣改造を実施
・日・パレスチナ首脳会談(ラマラ)
5/2(水)
・中国の王毅外相が訪朝(~3日)
・日・イスラエル首脳会談(エルサレム)
・アルメニアのパシニャン野党党首の首相選出が否決されたことを受け数万人が首都で抗議デモ
5/3(木)
・米中通商協議(北京、~4日)
・米韓合同軍事演習が終了
・トランプ大統領がストーミー・ダニエルズへの口止め料支払いを認める
・ADB年次総会(マニラ、~6日)
5/4(金)
・トランプ大統領の顧問弁護士を務めるルディ・ジュリアーニ元NY市長がストーミー・ダニエルズへの口止め料支払いは16年大統領選前のもので選挙法違反には当たらないとの認識を示す
・日中首脳電話会談
・スウェーデン・アカデミーが今年のノーベル文学賞受賞者発表を見送ると発表
●米中通商協議
ムニューシン財務長官、ライトハイザーUSTR代表、ロス商務長官、ナヴァロ通商製造政策局長、クドロー大統領補佐官らが訪中し、劉鶴副首相をヘッドとする中国代表団と通商協議。
大方の予想どおり、双方がお互いに主張を言い合い、協議の「枠組みをつくった」にとどまりました。
通商問題の長期化は避けられず、協議は継続するものの、以下の記事で述べたとおり、おそらく近い将来、米国は301条に基づく追加関税(500億ドル対象)を先制パンチとして発動すると予想します。
・「米中の『貿易戦争』」(4/9)
●米朝首脳会談
米朝首脳会談の開催に向けた動きが活発化し、おそらく6月頃(早ければ5月下旬)の開催がほぼ確実になったようです。
5月4日、トランプ大統領は米朝首脳会談について「日程と場所が決まった。近く発表する。」と発表。
北朝鮮に拘束されている米国人3人についても「期待して欲しい。とても良いことが起こる。」と発言。トランプの顧問弁護士となったルディ・ジュリアーニ元NY市長もトランプの発言の前日、金正恩が解放で合意した旨の発言をしています(この後サンダース報道官は、解放が決定したとは言えないが良い兆候があるとのコメント)。
トランプは、4月30日のツイートでは、「会談の場所は「自由の家・平和の家」(注:板門店)がいいのではないか?ちょっと聞いてみただけ!」と述べ、同じタイミングで金正恩が板門店での会談実施に同意したとの報道も出ています。
そして5月22日に米国で米韓首脳会談の開催が決定。ここで最後の調整が行われるのでしょう。そうであれば6月に行われる可能性が高いとみられます。
なおトランプは、NYタイムズに報道された在韓米軍の削減検討については「交渉のテーブルに乗っていない。ただ将来的には駐留経費を節減したい。」と発言。ボルトン大統領補佐官も在韓米軍の削減を検討した事実はないと述べています。
以上の展開は、会談の時期と場所の予想も含め以下の記事などで述べてきたとおりです。
・「米朝首脳会談」(3/12)
・「南北首脳会談」(5/2)
これまで述べてきた見通しに大きな変更はありませんが、それにしても先週も、上記の米国の動きに加え、王毅外相の訪朝、日中首脳電話会談があり、その動きの速さは驚くほどです。
この動きの速さについてコメントします(※メルマガに限定)。
●トランプの口止めスキャンダル
トランプはこれまで不倫関係にあったと主張するポルノ女優ストーミー・ダニエルズへの口止め料の支払いを否定していましたが、先週、一転して口止め料の支払いを認める発言。ただし選挙資金は使っていないという主張に切り替えました。
不倫関係や口止め料の支払い自体は、もはやトランプだから何も驚く話ではなく、米国民の支持には影響しません。ただ選挙資金の流用は違法なので、これは明確に否定しないとまずい。そうした判断が働いたのでしょう。
実際のところ、選挙資金との関連性がなければ、この問題は山のようにあるトランプのゴシップの一つとして片づけられるだけでしょう。
ぐっちーさんが毎週緻密に解説されているとおり米国経済は引き続き好調。北朝鮮問題も大きく進展。中国との協議も進めているということで、サブスタンスを見ればどちらかといえばトランプ政権は順調・・という見方が米国では多く見られるようになっています。
ただ、トランプの言動は明らかに矛盾しており、ウソをついていたと責められることは免れません。トランプ本人と政権にはダメージがないとしても、米国大統領の権威を大きく傷つけた・・と嘆く知識人は多いです。まあ、これも今さらということはありますが・・。
もう一つ注目されるのは、4月下旬からトランプの弁護団に加わったジュリアーニ元NY市長の言動。
ジュリアーニは、今回のトランプの発言の前日にテレビ番組でトランプの個人弁護士のマイケル・コーエンがダニエルズに払った13万ドルをトランプが弁護士に返金した(ただしそれは完全に合法である)という仰天発言をしました。
就任早々からこれまでのトランプの発言と相反する発言を行うジュリアーニには危うさを感じさせます。前述のとおり、北朝鮮問題でも先走った発言がありました。
ジュリアーニはNY出身のリベラルな共和党員という点でトランプと共通点があり、16年大統領選でも早くからトランプ支持を打ち出し、トランプが大統領に就任した後も私的アドバイザーとして緊密な関係にありました。
4月下旬に弁護団に加わりますが、これはモラー特別検察官がブッシュ政権でFBI長官を務めたときNY市長として共に9・11の対応にあたっていたこともあり、モラーの捜査対策が期待されているのでしょう。
トランプの期待があつく、今後さらに重用も予想されたところでこの事態。ジュリアーニもまたトランプ政権の混沌を深めるキープレイヤーの一人になるかもしれません。
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今週の動き
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5/6(日)
・ポンペオ国務長官と楊潔チ政治局員が電話協議
・レバノン総選挙
5/7(月)
・NAFTA再交渉閣僚会合(ワシントンDC)
・プーチン大統領の就任式
5/8(火)
・中間選挙の予備選(インディアナ、オハイオ、ウェストバージニア、ノースカロライナ)
5/9(水)
・日中韓首脳会談(東京)
・マレーシア下院選挙
5/12(土)
・イラン核合意のウェイバー期限
・イラク国民議会選挙
●イラン核合意
ついにイラン制裁のウェイバーの更新期限を迎えます。果たして今回、トランプの判断はどうなるのか。
様々な状況証拠から考えるとトランプが核合意から離脱するのは確実であり、そうすると今回いよいよ更新しない・・という結果になりそうです。
しかし、「離脱」の具体的な内容は明らかになっておらず、今回はとりあえず更新して欧州と米議会との協議を続けるという可能性も残っています。マクロン大統領の説得を理由に「EUががんばっているので、とりあえずウェイバーは更新して離脱の道筋をつける」とすることも考えられます。
・「トランプと欧州(独仏英)」(4/30)
●NAFTA再交渉
ライトハイザーUSTR代表は今週開かれる閣僚会合の1~2週間後には交渉を決着させたいと述べています。
その背景にあるのは7月1日のメキシコ大統領選と11月6日の中間選挙です。メキシコ大統領選では左派のロペス・オブラドール(AMLO)の勝利、中間選挙では共和党の後退の可能性があるので、5月中に合意に達することで何とか現議会中に施行法案を成立させたいというわけです。
ということで、交渉は大詰めに入っており、米国は原産地規則など重要論点で妥協の姿勢を見せつつあります。
●中間選挙の予備選
中間選挙は11月6日に予定されていますが、その前に共和党と民主党は予備選を行って候補者を決定します。
予備選はこれまでのところ3月6日にテキサス、20日にイリノイで行われていますが、5月からいよいよ本格化します。
まず今週、インディアナ、オハイオ、ウェストバージニア、ノースカロライナで一斉に実施。
ここで注目されるのは、多くの共和党の候補者の間で「トランプ主義」の奪い合いが起こっていることです。それはラスト・ベルトの州に顕著で、たとえば今週の選挙をみると、ウェストバージニアの候補者の多くがトランプを賛美しており、「私はトランプ以上にトランプ主義者だ」とアピールする候補者もいます。
こうしたトランプの手法の流行は、いわば「race to the bottom(底辺に向かっての競争)」であり、米国の有識者の多くが米国政治の劣化を示すものと嘆いています。トランプが引退した後も新たなトランプ主義者が現れることを示唆するものであり、ポスト・トランプ時代を見据えるスティーブ・バノンのポピュリズム運動の具体化とみることもできるでしょう。
なお、予備選の日程は以下のサイトで確認できます。
■ Upcoming Elections (Federal Voting Assistance Program)
予備選で行われる議論と結果は中間選挙の見通しを見る上で重要な材料になります。日本ではほとんど報じられることがないでしょうが、ここではきめ細かくフォローします。
●日中韓首脳会談
日中韓首脳会談は2年半ぶり、韓国大統領の訪日は6年半ぶりとのこと。
タイミング的には北朝鮮問題が重要議題となりそうですが、李克強首相では突っ込んだ議論ができず、安倍首相は習近平国家主席とは電話会談を行い、文在寅大統領とは個別に会談するので、3か国の会談では連携の確認にとどまるとみられます。
あとは日中韓FTAはじめマルチの経済連携ですが、これは例によって大きな進展は期待できないでしょう。
むしろ日中・日韓関係の強化の方が重要なテーマになると考えられます。トランプ政権の保護主義もあり、二国間関係を強化するのに良いタイミングの機会になるでしょう。
●レバノン、マレーシア、イラクの選挙
中東と東南アジアで選挙が相次ぎます。いずれも選挙結果を確認した上でその意義と今後の展望を解説します。
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あとがき
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相次ぐ性的スキャンダルですが、福田財務次官、米山新潟県知事の次はTOKIOの山口達也メンバー。
個別のケースについて門外漢の私が口をはさむ余地はありませんが、一般論として「Me Too」はじめ世の中の風潮に大きな影響を受けていることがあるのでしょう。米国では昨年から起こっていた現象が日本にも及んできた感があります。
・「米政界のスキャンダル」(17/11/20)
・「米政界の性的スキャンダル」(17/11/27)
・「米政界のセクハラ問題」(17/12/4)
・「米政界のセクハラ問題」(17/12/11)
これは、声を上げられなかった人たちが声を上げるようになったという点でもちろん肯定的に評価できる一方、これに便乗して恐喝まがいの行動をしたり、他の問題(たとえばオフレコ取材を録音するような取材手法)をうやむやにするような悪意の輩が増える気がします。そのとき、世間の風当たりの強さから、「加害者」と申し立てられた人に一切反論も弁明も許されないと大丈夫なのかな、と思います。
連休ということで、ふだん見ない時間にテレビ番組を目にすると、TOKIOの謝罪会見のニュースが流れていました。素朴な感想ですが、この会見は危機管理対応として見事でしたね。文字通り役者だけに自分がどう見られるかを熟知した上での言動。企業にも参考になる対応だったのでは(ジャニーズ経営陣が不在で良いのかという指摘はありますが、それはおくとして)。
ただ、文字通り役者だけに、完璧すぎてドラマのワンシーンのように見てしまう気もしました(長瀬智也を見ると『池袋ウェストゲートパーク』のキャラそのままに見えたり)。最近、テレ朝の日曜朝のニュース番組に東山紀之がキャスターをしているの見るのですが、これも表情や話し方が完璧すぎて「お、ヒガシの新しいドラマ、今回はニュースキャスターか」としか見えなかったり(笑)。まあ、こんなこと考えるのは私のようなひねくれ者だけでしょうか。
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11 comments on “今週の動き(5/7~13)”
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このところイランの姿勢も強硬になっているようにみえます、今週末の行方が気になります。
そして、スピードが加速している北朝鮮ですが、これも中間選挙の予備選と並行して進んでいくとなると、より”トランプ流”が色濃くなるのでしょうか。米朝の駆け引き面白く読みました。
トップクラスの会談がここまでスピーディなことの”異例さ”はかねてからご指摘の通りですが、北朝鮮との駆け引きと米国の事情を考えると、今後ますます激しく、加速するのか、見ものですね。
また、中間選挙に向けた議論、予備選の戦局など、メルマガならではのネタ、楽しみにしています!
両面作戦・・
同時にやる気配濃厚となりましたね・・
米北トップ会談・・
まだ東京・日本捨て切れないのですが・・・
( ^ω^)
安倍晋三首相は5月1日にイスラエルに正式に訪問しネタニヤフ首相とその妻サラはエルサレムの自宅で彼らを歓迎した。
日本の首相とその妻のための豪華なディナーの担当に選ばれたセレブシェフのMoshe Segev氏は主食の後に
特別なデザートを用意したのだがそれは金属製の靴の中に様々なチョコレートを盛り付けたものだった。
↑これって何らかのメッセージなんですかね?メルマガで解説欲しいです
MeTooの流れはあるのでしょうが、財務次官さん、県知事さん、ジャニタレさん、みんな見事なくらい中身に共通性がないですよね。ハラスメント要素が強い財務次官さんのケース、なんか哀れさを覚える県知事さん、意外と中身は大したことないけどやっぱり辞めることになったジャニタレさん。(自分から辞めたくないなら、辞表じゃなく、進退伺じゃないかな?辞表を出しちゃうと自分の心が辞めなければってなっちゃうんだよね。)
財務次官さんのケースは、オフレコのルールをきちんとマスコミと官庁側で決め直したほうがいいと思います。警察が話題になってるようですが、財務次官さんのケースより酷いケースは全国的にあると思います。
取材を受ける方も録音はされているものと決めてかかるべきです。今はそういう時代だと。
新潟県知事さんについては、たぶん、誰でも私と同じこと思ってると思うので惻隠の情をもって省略します。
ジャニーズは数々のスキャンダルを経て、対応の形が確立してきたんだと思います。ハッキリ言って、スキャンダル多すぎます。対応は見事でも褒められたもんでは全く無いと思います。スキャンダルを起こさないよう努力すべきです。経営陣が出てこないというのありますが、ジャニさんが出てくるのならともかく、他の役員、メリーさん親子とか、近藤マッチ(確か取締役生活指導担当、なにやってるんでしょ?)なんか出てきたら会見は台本通り済ませても世間からはマジ袋叩きでしょう。(ヒガシくんなら許されると思いますが)
いつかジャニさんが退いた後はどうなるのか個人的にはとっても心配です。
ご質問ありがとうございます。
メルマガでお答えしますので、少しお待ちください。
取材のルールは明確です。
私自身霞ヶ関にいたときに数えきれないほどプレス対応を経験しましたが、これは長年の蓄積があり、メディアも十分わかっています。
ルールがあってもメディアが破るのは簡単なことです。結局、最後は信頼関係と常識にかかっています。
こういう事件が起こると役所は貝にならざるを得ません。約束を破った一社だけすると「公平ではない」と言われるので、全社横並びで対応する他ありません。
結果、役所からは公式発表以外の情報は出なくなります。役所にとってメディアは敵ではありません。霞ヶ関では記者と交流を深め、健全な意味で協力し合う場面はいくらでもありますが、そのために重要な役割を果たすのが生の情報です。それが出なくなることは、官庁、メディア、我々、誰にとってもためにならない。愚かなことです。
JDさま、簡潔なわかりやすい説明ありがとうございます。
私の情報源は昔、同じアパートの住人だったNHKの子からの愚痴まじりの内輪話程度のものであり、ついでに私自身頭の固いとこあるので、今回のセクハラ問題はかなり間違った思い込み分析しちゃってるなあと反省してます。
今回の財務事務次官のセクハラ問題の特質は、取材のオフレコルールとセクハラに対する正当防衛がかち合ってしまったところです。
ちなみにNHKの子は県警や選挙とか担当してたんですが、警察の取材は若い女の子にはお巡りさんが話してくれるから向いてるって、話してくれたことがあります。。(ちなみに決まったことそのものが大切な議会にはヨタ記事を流さないしっかりした男の人がいいそうです。)
がんばってる女の子にはいろいろ取材に応じてあげたくなるのは当然だと思いますただ、今回退任した事務次官さんについては間違いなく常識枠を超えた不快な発言を連発していることは、確かでしょう。
それに対しての、最初のテレビ朝日の上司の女性の対応は的確だったと思います。(最初聴いたときはブチ切れて、被害女性じゃなく会社庇ってるって、どこかに書き込みましたが、あれは誤解でした。お恥ずかしい限りです。)
パワーバランスを考え、取材担当から外すことで女性記者も会社も、ついでに事務次官も傷つかないやり方をとったのは、本当に現状分析力とバランス感覚に富んだ方だと思います。(東京新聞の望月衣塑子記者がとても高く評価されてる方だけのことはあります。)
本当の意味で間違ったのは、テレビ朝日のそこより上の人たちです。
スキャンダル対応ではよくあることだと思うのですが、事情知ってる人を最小限に抑えたのだと思います。
結果的にその女性記者さんを財務事務次官の担当にしてはいけないという情報の共有ができず、それを知らなかった新しい?上司が、再度取材に送り込むという愚を犯してしまいました。
女性記者さんは、自分の身を護るため録音し、セクハラ発言があるようなら自社じゃなく週刊誌に流す決意を決めたと思います。
事務次官さんの発言しか出ておりませんが、嵌めるような言動もあったのかもしれません。
JDさんの仰る通り、中央官庁ですので取材ルールは明確なものなのでしょう。
ただ、セクハラの可能性のある相手への、会社の上司の命令での取材という状況での、女性記者さんの取った方法は仕方のないものだと、私は思います。
財務事務次官、テレビ朝日という両者にそこまでしなければ自分の身を守れない状況に追い込まれたわけですから。
どんな会社であっても自分の身の安全を守るのが先のことで大切だと私は思います。
ブレードランナー・外務省での連想です。
ブレードランナー・外務省ってくると、外務省出身の岩手県知事達増拓也くんときます。
達増拓也とくれば、戸川純です。
なんでかって?達増拓也県知事さんは(※あの「好きな人でも臭うから」のウォシュレットの)戸川純の大ファンだとご自分で公言しているからです。
※部分は私が勝手に加えました。
戸川純とYAPOOSの曲で当時、映画ブレードランナーの影響を受けた作品です。
バーバラ・セクサロイド(https://www.youtube.com/watch?v=EbA_pF4FYFM)
霞が関サイドと情報を扱うサイド、両方をよくご存じだからこその指摘、なるほどと思いました。
取材のルールを破った輩のせいで、信頼関係は崩れ、公式発表以外の情報は出なくなり、誰も得をしない・・・確かに。
でも、そういうルートで情報が出なくなることで、このメルマガの存在価値、アドバンテージはより大きくなります。
って、そういう話ではないんですよね(笑)
ありがとうございます。大変参考になりました。
私は被疑者の防御の手続きがまったく保障されていない点(これだけ複雑で否認している事件なのに)とメディアのプロフェッショナルとしてのレベルに違和感があったのですが、少なくとも後者については、世間の感覚と私の感覚にズレがあるのかもしれません。記事に書いたとおり社会が変化していることもあるのでしょう。
もっとも、これはメディアのみならず他の職場にも通じる話かもしれません。私自身、仕事をしていると、驚くほど職業人としての意識に欠け、それでいてプライドだけ高い人を見ることがあります。単に個人の問題なのか、時代の流れなのか分からないのですが。
達増拓也知事、そうだったのですか。
ご紹介下さる映画や音楽にはいつも親近感をおぼえています。自分の世代より少し上の文化ですが、なぜか学生の頃に親しんだ作品が多いですね。
とってもきちんとしたコメント返しありがとうございます。
少なくともJDさんの感覚というか、思っていることは正しいことだと思います。
法律のことは全く勉強してないので適当なことしか言えないのですが、今回記者さんがやったことは「正当防衛」だからかろうじて許容されるかもってレベルの極めて異例な例外的なことです。さらに、あったことを再度、伝えて拒否する選択肢もあったわけですし。
テレビ朝日の報道局長さんは記者会見で、自社の取材で得たことを週刊新潮に流したことを問題視してましたが、仮にテレビ朝日で報道していても同じです。
取材目的とは違う、セクハラ行為の証拠を意図的に得て、取材相手に社会的制裁を加える目的に使ったことが倫理的に問題であり、やっぱり本来、限度を超えてるんだろうなあって思います。(ヤクザさんとかだったら脅迫に使うんでしょうけど、マスコミさんはそれを超えてます。怖いですね。)
セクハラ事件って、被疑者は決めつけられた時点で防御し難いと思います。しかも今回は録音があるわけですから。
公務員の世界って、性善説で成り立ってるように思います。一般社会ですら人を罠にかけようとする人は滅多にいません。況してや公務員の世界はそうだと思います。さらに、放送局や大手新聞社の記者など、社会正義を代弁する方は無条件に信用してしまうものではないでしょうか。なんだかんだいっても社会的階級というか近い人たちとの付き合いが普通だと思います。
だけど、事務次官さん、仮に訴えたらどうなるのか、貴重な裁判例になりそうな気がするのですが。
羨ましい世界です。職業人の意識に欠け、プライドだけが高い人。ある意味ハイソサエティー独特の現象ですね。わたしの世界は職業人なにそれ?プライドなんて無いわってな感じの子が多すぎです。
ただ、そういう子にもそういう子なりのスキルがあって、例えば音楽に関して、一番若い友だちのキャバのクラ子ちゃんなんか、スマホとYouTube使って、お客さんの一番好きな曲やお薦めの曲を教えてもらって、その場でそれをコレクションしてます。年代に関係なく、ほぼ外れがないそうです。
実際、いい曲多かったです。
私は一生ガラケーなので役に立たないですけど、この手法はスマホユーザーならみんな使えます。