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The Gucci Post [ぐっちー編集長の金融・経済を中心としたオピニオンブログ News Paper]

2017/11/07 05:00  | 米国 |  コメント(8)

バージニア州知事選と共和党・民主党の将来

A week before Election Day, new poll finds tightening race for Va. governor(10月31日付The Washington Post)
Trump forces high-wire act for Republican in Virginia governor’s race(11月2日付Reuters)

バージニア州知事選が本日(11月7日)に予定されています。日本ではほとんど報道がありませんが、米国では非常に注目されている選挙です。

バージニアは南部の州ですが、ワシントンDCに隣接していることもあり(私もDCで仕事をしていたときはバージニア州北部のアーリントンに住んでいました・・冒頭記事の写真のタイソンズは懐かしい場所です)、リベラルも多く、以下の記事で述べたとおり、大統領選ではスイング・ステートに位置付けられます。

「米国大統領選の注目点(2):各州の動向」(16/7/6)

昨年の大統領選でトランプは南部の主要州を押さえて勝利しましたが、ただ一つ敗北したのがこのバージニアでした。

「米国大統領選:決着」(16/11/9)
「米国大統領選:結果の分析」(16/11/14)

現職の知事は民主党ですが、その前は共和党でした。ちなみにその前の知事は民主党で、昨年の大統領選でヒラリー・クリントンのランニングメイト(副大統領候補)となったティム・ケインです。

「民主党全国大会」(16/7/25)
「米国大統領選:第2回テレビ討論会」(16/10/13)

また、バージニア州知事選は、数少ない「オフ・イヤー選挙」の一つです。オフ・イヤー選挙は、大統領選と中間選挙いずれも行われない年(奇数年)に行われるめずらしい選挙です。州知事選挙はわずか5州、今年はそのうちバージニアとニュージャージーで行われます。

今年は大統領選の翌年、中間選挙の前年という重要な年。そして今回のバージニアは、共和党と民主党いずれが勝つか分からない接戦の状況にあります。

しかも、バージニアでは、今年、あのシャーロッツビル事件がありました。

「シャーロッツビルの衝突」(8/18)
「シャーロッツビルでの衝突とバノンの解任」(8/21)
「シャーロッツビル事件と南部の文化」(8/24)

上記記事で詳しく解説したように、この事件は米国民を真っ二つに割りました。

日本ではトランプの発言がナンセンスのように伝えられ、あたかもトランプが一人孤立しているかのような印象を与えていますが、実はトランプの「オルト・レフト」(トランプが作った「オルト・ライト」の反対語)「アンティファ」(「Anti-fascists」の略語で暴力的な極左勢力)攻撃は、共和党では67%の支持を得ています。党内支持率も下がってはいません。

この背景には、米国の南部の歴史と文化、言論の闘争の激しさがあります。詳しくは上記「シャーロッツビル事件と南部の文化」の解説をご確認ください。

こうした状況にある中で、今回の知事選では何が起こっているのか。今後のトランプ政権、共和党と民主党の将来を考える上で大きなヒントになる題材です。

※ここから先はメルマガで解説します。アウトラインは以下のとおりです。

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バージニア州知事選と共和党・民主党の将来
***********

●共和党の「トランプ党」化
●民主党の分裂の危機

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あとがき
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トランプの訪日がメディアの注目を集めていますが、日曜の夕食は銀座の「うかい亭」でした。

ここはミシュランに載っている高級店ですが、特に豪華な店構えが外国人に良い印象を与えるようです。そういえば、東京タワーのふもとにある「とうふ屋うかい」も同じ系列ですが、こちらも日本庭園があって、外国人に人気がありますね。

ちなみに、トランプが飲んだワインは国産の「ソラリス 信州 東山 カベルネ・ソーヴィニヨン 2014」とのこと。

また、ゴルフのラウンドで安倍首相とトランプが食べたハンバーガーは、これまた東京タワーの近くにある「マンチズ・バーガー・シャック」の「コルビージャックチーズバーガー」とのこと。

どちらも私の家のすぐ近くで、よく前を通っているのですが、いまだ行ったことがありません。今度、週末にでも食べに行こうかと思います。

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8 comments on “バージニア州知事選と共和党・民主党の将来
  1. ペルドン より:
    バージニア

    興味深い解説・・
    チューブで・・南北戦争・バージニア連隊の勇猛な攻撃シーンを・・
    幾度となく観ているので・・連想するな・・
    流れから見れば・・トランプ勝利だけど・・
    ぐっちーは・・イエーレンがウォーレン陣営に参加すると予想している・・
    それにサンダースが加わり・・イエーレン女史の御亭主ジョージ・アーサー・アカロフも陣営に加わるだろう・・
    強力な北軍・民主党の出現・・当然・・トランプ・バートン陣営・共和南軍もそれを視野にしつかり入れている・・その場合は・・?!
    次回の大統領選挙が楽しみだ・・・
    ハンバーグととうふの報告もお忘れなく・!!
    ( ^ω^)・・・(笑

  2. KB より:
    確かに、

    全く触れられないですね、「バージニア州知事選」。
    でもとても重要な、これからのアメリカの共和党・民主党の行方を占う重要なイベントですね。
    将来「あの時・・・」と、思い返すことになりそうなことを予感させる、とても興味深い内容でした。
    でも、トランプ外遊の時に、ずいぶん重要なイベントがぶつかるものですね。そういうものでしょうか?

  3. 牧神の午後 より:
    民主党の勝ち

    Democrat Ralph Northam has won the Virginia governor’s race, defeating Republican Ed Gillespie according to The Associated Press.

    National Public Radioより引用

  4. KB より:
    民主党

    強かったですね。ひとまず、「内戦」は回避ですね。

    また、JDさんの見解を伺いたいです。

  5. トランプ より:
    バージニア州知事選挙

    トランプは一度も顔を出さなかったそうですね・・
    ( ^ω^)・・・(笑

  6. ペルドン より:
    失礼・!!名前打ち間違え

    名前に「トランプ」と打つてしまった・・
    タイトルと間違え・・
    疲れていたな・・・
    ( ^ω^)・・・(涙

  7. ペルドン より:
    州知事選挙結果

    久しぶりに・・サンダース上院議員の顔を観た・・
    「これは国民投票だ・・トランプは破れた」
    と元気一杯だった・・・
    ( ^ω^)・・(笑

  8. 下北のねこ より:
    ここの情報早いですね。

    さすが、JDさん。重要さがわかって、チェックしてらっしゃるということが、本当に感じ取れます。ちなみに、私の唯一無二といっていいほどの情報源、岩手日報には、バージニア州知事選の記事、今日、意外に大きく載ってました。

    JDさんのような知識のある方が最初に気付き、それから、通信社系などが続いてくのかな。

    ただ、国政選挙と地方の選挙って、違いはあると思うので、これをもってというのは難しいところもあるのかなあって、日本の選挙しかみてない私は思ったりします。

    結果だけ見れば、トランプ型候補の敗北ですが、これで社会の分断に歯止めがかかったのかと言えば、どうなのかなあって感じがします。

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