2017/08/21 00:00 | 今週の動き | コメント(5)
今週の動き(8/21~27)
相変わらず今一つの天気が続きます。
このまま夏が終わってしまうとちょっとさびしいですね。まあ、私は南国の海に行く予定ですが(笑)。
さて、先週は、北朝鮮からシャーロッツビル、スペインでのテロ、そして最後にバノン解任というビッグ・サプライズがあり、まさに激動の一週間でした。
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先週の動き
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8/12(土)
・バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者と反対派が衝突
・トランプ大統領がシャーロッツビルでの衝突に関し声明(ニュージャージー)
8/13(日)
・ダンフォード統合参謀本部議長が韓国・中国・日本を訪問
8/14(月)
・トランプ大統領がシャーロッツビルでの衝突に関しKKKなど名指しで非難(ワシントンDC)
・トランプ大統領が通商法301条に基づき中国の不公正貿易慣行の調査を指示
・インテル、メルク、アンダーアーマーのCEOがトランプ政権の諮問機関を辞任
・ティラーソン国務長官とマティス国防長官が連名でWSJ紙に北朝鮮に関する寄稿
8/15(火)
・トランプ大統領がシャーロッツビルでの衝突に関し双方に非があると発言(NY)
・トランプ大統領がインフラ計画承認を迅速化する大統領令に署名
・北朝鮮国営メディアが金正恩氏はグアム沖へのミサイル発射を見合わせると報道
・北朝鮮の祖国解放記念日
・英国がBREXITの交渉指針を公表
・イランのロウハニ大統領が米国の制裁続けば核合意離脱もあり得ると発言
・文在寅大統領が光復節演説で徴用工問題への対応を日本政府に求める
・終戦記念日
8/16(水)
・NAFTA再交渉の第1回会合(ワシントンDC、~20日)
・トランプ大統領が金正恩の判断を「賢明」とするツイート
・トランプ大統領が2つの諮問機関の解散を決定
8/17(木)
・日米外務・防衛担当閣僚協議(2+2)(ワシントンDC)
・ハガティ新駐日大使が着任
・文在寅大統領が徴用工の個人請求権を認める見解を示す
8/18(金)
・スティーブ・バノン首席戦略官・上級顧問が辞任
・USTRが通商法301条に基づき中国の不公正貿易慣行の調査を開始
・バルセロナとカンブリスで車が突入するテロ
→「イスラム国」が犯行声明
8/19(土)
・フィンランドのトゥルクで殺人事件、テロの可能性
●シャーロッツビルでの衝突とバノンの解任
シャーロッツビルでの衝突を受けてのトランプ大統領の発言は大きな波紋を呼びました。トランプは、多数の米国民と民主党から激しい批判を浴びた上、トランプ政権に協力していたビジネス界、ボブ・コーカーをはじめとする共和党議員からも厳しい批判が寄せられました。
さらには政権の高官、軍のトップからも人種差別を非難する発言が出て、まさに大統領一人が孤立する状況に陥りました。ここまで四面楚歌になったのは、政権発足以来初めてといっても過言ではありません。
そして、トランプの問題発言の背後にある思想を体現するスティーブ・バノン首席戦略官・上級顧問が電撃的に辞任するという衝撃の展開。これら二つのイベントは、トランプ政権の展望を一転させる爆発力を秘めています。後から振り返ればここが潮目の変わり目だったと評価されるかもしれません。明日以降詳しく解説します。
●北朝鮮
まずは事態が鎮静化しましたが、後述の「今週の動き」にある21日からの米韓合同軍事演習に対して北朝鮮がどのような対応をするのか目が離せません。
何と言っても、北朝鮮が米国の行動の中でかねてから問題として取り上げているのが合同軍事演習です。中国が提案している「ダブル・フリーズ」の対象も米軍の軍事演習と朝鮮半島におけるプレゼンスです(もっとも、これは中国自身の思惑が多分に反映されているでしょう)。
●スペインでのテロ
パリ、ブリュッセル、ニース、ベルリン、ロンドン、ストックホルムに続いて今度はスペイン。欧州でのテロが常態化する状況になってしまいました。
一つの要因が、イラクとシリアにおける「イスラム国」の壊滅。少なくとも短期的にはテロの活発化を覚悟せざるを得ないでしょう。
アジアではフィリピンのミンダナオ島マラウィ市での占拠が一つの現れであり、いまだ戦闘が続いています。これも近いうち取り上げます。
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今週の動き
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8/21(月)
・米韓合同軍事演習(〜31日)
8/25(金)
・イエレンFRB議長が講演(ジャクソンホール)
・北朝鮮の先軍節
・タイの最高裁がインラック前首相の職務懈怠容疑について判決
●トランプ政権
イベントとしてはリストアップされませんが、まずはバノン追放後の状況が気になるところです。状況を見つつ今後の見通しを解説します。
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あとがき
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ぐっちーさんとの講演について書いていますが、メルマガのみ掲載します。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
5 comments on “今週の動き(8/21~27)”
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>>ざっくりした私なりの思想など大胆に示してみたい・・
JDのエッセンスを読みたい・・
結果的に間違っても構わないのです・・
・・( ^ω^)・・・(笑
「シャーロッツビル」についてです。
「トランプが四面楚歌」になる意味が理解できないところがあります。
たしかに、トランプがはじめにKKK等を名指ししたことは、トランプらしいですが、炎上するのは想定の範囲内と思います。
ただ、その後トランプは、「双方に非がある」と喧嘩両成敗のような発言をしたにも関わらず、全く事態が収まらなかったのはなぜなのでしょうか?今回の件について、誰が悪いかの、責任の所在を明らかにしなかったから、と言う見方もあるようですが、よく分かりません。
そもそも、アメリカとして多様性を認めるのであれば、デモを始めた(けしかけた)白人至上主義は間違っていると思うし、白人至上主義者達があんな形で暴れなければ、そもそもこの騒ぎは起きなかった、と考えるのは間違いでしょうか?教えてください。
南国の海からのレポートもお待ちしています(笑)
白人万歳とデモしたら、殴られた。反対に、人種差別反対とデモしたら殴られた。どっちなんでしょうか?トランプ当選から見ると前者のように感じています。
米国は建前とは裏腹に実際には最も人種差別がある社会なのでは。移民の国だからそれだけ厳しい現実があると思う。本音は違う。だからトランプが出てきた。実際の本人はそれほどではないと思うが。ぐっちーの業界ではトランプ支持と言うとバカ扱いらしいが。
ソロス等の勢力はトランプ当選の折、覆面バイトを使って襲撃事件を起こした。リベラルもなかなかやるなと感心した。笑 今回の事件はこの流れもあるのでは。白人至上主義者もポリティカルコレクトネスの風潮で白昼襲われる標的になっているのでは。突っかかっていったのは反対派だろう。当然マスゴミは偏向報道だろう。事実はトランプの言う通リだろう。
しかし米国では建前上、軍・消費者はこれでは収まらない。これ以上の炎上は米国民の本音によるのでは。笑 国民の本音で選んだ大統領を、政府・議会の建前で潰すかどうか、見ものではある。
言論の自由は、いくら米国でも許容されないものがある。バノンはそれを敢て言っていて、今回いかにもこのタイミングで解任されるという花道を飾った。
移民の国ではない欧州では、米国と同じく立派な建前があるが、本音は米国よりもっと人種差別的で、わざわざ白人至上主義を主張する必要がないだけでは。
最も人種差別的なのが、島国日本かもしれない。舶来白人には弱いが、白人は移民してこない。笑
事故が続いてますが、東シナ海~北朝鮮って、艦隊運用が忙しすぎるんでしょうね。戦闘行為より事故で司令官が更迭なんて、仕方ないですが、これもトランプさん、北の刈り上げさん、中国の独裁者さんたちに根本原因がありそう。