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あと3回となりました。今回は引退の理由を書こうと思います。残り2回は、これまでを振り返り、このコーナーで何を伝えようとしたのか、整理してみたいと思います。 引退の理由は3つあります。最初の2つが底流にあり、そこに第3の理由が加わった感じです。 第1は、ぐっちーが「凄く」なり過ぎた(笑)ことです。思い起こすと、ぐっちーにGucci Post構想の説明を受けたのは、Gucci Postが始まった2009年9月の数か月前のことでした。あるワインバーで会い(ただ、当時ぐっちーは禁酒中だったので、彼はノンアルコールビールを何本も飲んでいました)、企画書を渡され、「特別寄稿というコーナーを設けるので、…
[ 2013/12/16 09:00 ] コメント(3)
小泉元総理の発言で再び脚光を浴びつつある原発問題。この発言の他にも、福島第一で廃炉作業が開始されたこと、電気事業法が改正されたこと、経産省が新たなエネルギー基本計画の原案(原発を重要なエネルギー源と位置付け)をまとめたと報じられていることなど、原発や電力会社の話題に事欠きません。 このコーナーでも何度か原発問題を取り上げ、また、東電問題に関する意見を書いたこともありました。前者については「自信を持って依存度ゼロとは言えない」「選挙結果を見る限り、原発問題は最早争点ではない」と書き、後者については「電力供給能力の維持と会社の維持は別の問題であり、かつての金融機関破たん処理同様、現在の東京電力株…
[ 2013/12/09 09:00 ] コメント(4)
大袈裟なタイトルをつけてしまいましたが、全くの与太話です。民主党政権誕生という大事件から4年を過ぎた今、民主党の信認は地に落ちたままです。第三極と言われた維新の会も失速し、みんなの党も内紛状態です。政権交代を経て残った姿は、特定秘密保護法をも通す自公の圧倒的な優位と、健全な野党としての共産党のミニ復活です。こうしたことを期待して、4年前、(自分を含め)国民は民主党に投票したのでしょうか?あるいは、もう一度自民への対抗勢力が台頭し、政権交代が起きる可能性はあるのでしょうか?…
[ 2013/12/02 09:00 ] コメント(2)
来月、映画「ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE」(Lupin the 3rd vs Detective Conan)が公開されますが、今回は盟友ぐっちーとの対決編です。 お互いの就職後、2人は正反対の道を歩みました。私生活もそうですが、仕事でも民と公に分かれ、その道が交わることはありません。それでも、ぐっちーの考えの多くに共感します。3年間ともに過ごした高校生活により、価値観が強く共有されているようにも思います。 他方、いくつかのテーマでぐっちーと考えを異にします。そうしたテーマを紹介し、なぜ考え方が異なるか、整理してみたいと思いました。Vol.225での引退を控え、そろそろ身…
[ 2013/11/25 09:00 ] コメント(2)
三題話しというタイトルでこれまでも何度か書きましたが、今回はその最後。3つの話しについて簡単に。 最初は18歳問題。報道を読んでも正確な事情はよく分かりませんが、国民投票法を巡り、自民党の中で「18歳まで投票年齢を引き下げることは怪しからん」との意見が強まり、同じ与党の公明党との間ですら揉めているようです。報道によれば、「18歳怪しからん」派は党内でも保守派の人たちで、非嫡出子違憲判決を踏まえた民法改正に反対した(このため、戸籍法改正は見送られた)人たちと重なるようです。 個人的には、非嫡出子問題と18歳問題はかなり違うように思えますが、同じ人たちが双方に反対したことには理由があるはずで、…
[ 2013/11/18 09:00 ] コメント(2)
留学時代、大学食堂の喫茶室でコーヒーをサーブしてくれた、無愛想だがとても綺麗な女の子から、この質問をよく受けました。コーヒーにミルクを入れるかどうかという質問のことです。ちなみに、私はその彼女を笑わせたことがある数少ない人物として、周囲に評価されていました(笑)。 Gucci Postが扱う金融経済の世界では、この言葉は「黒田派か白川派か」を意味します。このコーナーで2回続けて日銀のレポートを紹介したついでに、今回は金融政策について簡単に触れようと思います。…
[ 2013/11/11 09:00 ] コメント(1)
今回は、このコーナー恒例かつ最後となる日銀展望レポートの紹介です。このレポートは、日銀が先行きの経済・物価の見通しを明らかにし、金融政策の基本方針を説明する、日銀の最も重要なレポートで、最新号が先月末に公表されました(黒田体制下での2度目の公表です)。 まずは数字から。 実質経済成長率について見通しは、今年度+2.7%、2014年度+1.5%、2015年度+1.5%となっています。注目の消費者物価については、消費税引き上げの影響を除くと、今年度+0.7%。、2014年度+1.3%、2015年度+1.9%の見通しです。 レポートを引用すると、下記の通りです。 「2013年度下期については…
[ 2013/11/04 09:00 ] コメント(2)
簡単に、先日日銀が公表した金融システムレポートについて。 http://www.boj.or.jp/research/brp/fsr/fsr131023.htm/ 半年に1度公表されるこのレポートは、過去半年を振り返り、日本の金融システムや金融市場で起きたことを概観し、課題を指摘するものです。このコーナー開始当初は、レポート公表のつど紹介してきましたが、面白みに欠けてきたため紹介を止めました。ただ、異次元緩和との関係で金融機関行動にも注目が集まるようになった関係で、前回4月公表分を紹介し、今回も引き続きという流れです。 異次元緩和との関係では、次の2点が注目されているように思います。 (…
[ 2013/10/28 09:00 ] コメント(2)
今回は嫌われることを覚悟で(笑)。最近の報道では、特定秘密保護法案への極めて批判的な記事が目につきます。報道機関の職業柄、この法案が成立すると大変まずいことは言うまでもありません。他方、私の職業柄、守りたい秘密が存在します。過去にマスコミに「抜かれて」大変悔しく苦しい思いをしたことも何度かあります。 国民の知る権利の根底には、国民主権の考え方があります。公務員は国民のため仕事を行うのであり、その仕事について国民が知り、コントロールを行おうとすることは至極当然と言い換えることもできます。この原理原則に関し、私も異論はありません。…
[ 2013/10/21 09:00 ] コメント(5)
旧聞に属することも含め、最近気になった3つのことについて簡単に。 まずは最も書きやすいみずほの問題。系列信販会社の暴力団向け融資に気付きながら、回収等の十分な措置を取らず、金融庁の最初の処分後も頭取会見をすぐに開かず、金融庁への報告も虚偽だったという、とても劣悪で稚拙な対応が明らかになりました。3つのメガバンクの中で問題を起こすのはみずほばかりで、信認は地に落ちつつあるように思います。同時に金融庁への信頼にも傷がつきました。 とても有能で、旧興銀出身のみすほトップ佐藤氏の頭を過ったのは、「一勧の問題なのになぜ自分が前面に立つ必要があるのか」「これで旧一勧系を駆逐できる」という思いだったので…
[ 2013/10/14 09:00 ] コメント(2)
Konan新・CRUのひとり言
1961年生まれ ぐっちーと同じ高校を卒業し、東京大学法学部に入学。30年以上「公」の世界を歩んだ後、最近民間に転じた元官僚。今回の連載再スタートでは、日本経済に焦点を当て、内閣府や日銀の公表物の解説などを極力分かりやすく行いたいと思います。 著者とメルマガのご紹介 メルマガ配信登録
ぐっちーさんの 金持ちまっしぐら
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