2022/05/23 00:00 | 今週の動き | コメント(0)
今週の動き(5/22~28)ロシアのウクライナ侵攻、中間選挙の予備選、米韓首脳会談、豪州総選挙、日米首脳会談、クアッド首脳会合
だいぶ暑くなってきましたね。仕事部屋では扇風機をつけるようになりました。あと久しぶりに外で走ったら天気が良すぎてものすごい日焼けしました。ゴルフのときは日焼け止めをつけるのに、油断しましたね・・。コロナが始まってからダイビングができていないのですが、今年こそは沖縄か海外でやりたいものです。
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先週の動き
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5/15(日)
・NATO外相会合最終日(ベルリン)
・フィンランドがNATO加盟申請の決定を発表
・スウェーデンの与党・社会民主労働党がNATO加盟への支持を発表
・ロシア軍がウクライナのマリウポリのアゾフスタリ製鉄所への攻撃で焼夷弾か白リン弾を使った可能性があると同市長が非難
・米EU貿易・技術協議会(TTC)の第2回閣僚会合(フランス・サクレー、~16日)
・ドイツのノルトライン・ウェストファーレン州議会選挙(CDUが第1党維持、SPDが大幅に後退)
・レバノン議会選挙(ヒズボラを中心とする政党連合が過半数を割る)
5/16(月)
・スウェーデンがNATO加盟申請の決定を発表
・トルコのエルドアン大統領がフィンランドとスウェーデンのNATO加盟への反対を表明
・EU外相理事会(ブリュッセル)
・集団安全保障条約機構(CSTO)首脳会議(モスクワ)
・マクドナルドとルノーがロシア事業の撤退を発表
5/17(火)
・ウクライナがマリウポリの守備隊の任務終了とアゾフスタリ製鉄所を防衛するウクライナ兵264人の親ロシア派の支配領域への退避を発表(ロシア国防省はウクライナ兵が投降したと発表)
・フィンランドのニーニスト大統領とスウェーデンのアンデション首相が会談(ストックホルム)
・EU国防相理事会(ブリュッセル)
・ペンシルベニア、ノースカロライナ、ケンタッキー、アイダホ、オレゴン州の中間選挙の予備選
5/18(水)
・フィンランドとスウェーデンがNATO加盟を申請
・ロシア国防省がウクライナのマリウポリのアゾフスタリ製鉄所を防衛するウクライナ兵累計959人が投降したと発表
・米国がキーウの大使館の業務を再開したとの声明を発表
・米上院がブリジット・ブリンク駐スロバキア大使の駐ウクライナ大使指名を承認
・22年1-3月期のロシアの実質GDP成長率の発表(前年同期比+3.5%)
・欧州委員会がロシア産エネルギーからの脱却に向けた提案「RePowerEU」を発表
・サリバン大統領補佐官と楊潔チ共産党政治局委員が電話会談
・米韓国防相電話会談
・G7財務相・中銀総裁会議(ボン、~20日)
・フィリピンのマルコス次期大統領と中国の習近平国家主席が電話会談
・日中外相電話会談
5/19(木)
・バイデン大統領とフィンランドのニーニスト大統領、スウェーデンのアンデション首相が会談(ワシントンDC)
・米上院がウクライナ支援のため22会計年度(21年10月~22年9月)に400億ドルの追加予算を計上する法案を可決
・ロシア国防省がウクライナのマリウポリのアゾフスタリ製鉄所を防衛するウクライナ兵累計1,730人が投降したと発表
・米国のミリー統合参謀本部長とロシアのゲラシモフ参謀総長が電話協議
・BRICS外相会議(習近平国家主席がビデオ演説)(オンライン)
・オクラホマ州議会が人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する法案を可決
・東ティモールのホルタ新大統領の就任式
5/20(金)
・バイデン大統領が訪韓(~22日)
・ロシア国防省がウクライナのマリウポリのアゾフスタリ製鉄所の完全制圧を発表(ウクライナ兵累計2,439人が投降したと発表)
・ロシアのショイグ国防相が西部国境方面の防衛強化の方針を表明
5/21(土)
・米韓首脳会談(ソウル)
・米国で22会計年度(21年10月~22年9月)に400億ドルの追加予算を計上する法律が成立
・ロシア国営ガスプロムがフィンランドへの天然ガスの供給の停止を発表
・トルコ・スウェーデン、トルコ・フィンランド電話会談
・豪州総選挙(野党・労働党が勝利)
・APEC貿易相会議(バンコク、~22日)
●ロシアのウクライナ侵攻
ロシア軍によるウクライナ侵攻は、本日(5月23日)で89日目を迎えました。ちょうどほぼ3か月が経過したことになります。
ウクライナ軍はマリウポリの守備隊の任務終了を発表し、アゾフスタリ製鉄所に立てこもっていたウクライナ兵が親ロシア派の地域への退避を開始しました。その4日後にロシアは製鉄所の完全制圧を発表。プーチン大統領は4月21日にマリウポリの掌握を主張しましたが、それから5週間が経過してここに至りました。
ハルキウではウクライナ軍の反攻が続き、ウクライナ国防省は国境まで押し返したという動画を投稿しました。ロシア軍はこの地域と南部で防備を強化しています。一方、ドンバスではロシア軍がゆっくりと前進を続け、ルハンスク州のウクライナ軍の最後の拠点であるセベロドネツクで激しい戦闘が起こっています。
フィンランドとスウェーデンはNATO加盟を正式に申請しました。米国はすぐに支持を表明、フィンランドのニーニスト大統領とスウェーデンのアンデション首相がそろって訪米し、バイデン大統領と会談しています。プーチンは、ロシアを中心とする集団安全保障条約機構(CSTO)の首脳会議において、両国のNATO加盟は「直接的な脅威にはならない」と述べつつ、両国に軍事施設が設置されれば対抗措置をとると明言しました。
EUは、欧州委員会がロシア産エネルギーからの脱却に向けた提案「RePowerEU」を発表。米国では上院がウクライナ支援のため22会計年度(21年10月~22年9月)に400億ドルの追加予算を計上する法律が成立しました。バイデンの署名によって成立します。またG7財務相・中銀総裁会議が開催され、イエレン財務長官がEUに対し、ロシア産の石油に関税をかけることや上限価格を設定することを提案しました。
こうした最新の動きを踏まえ、現状と展望について解説します(※メルマガで解説)。
●米中間選挙の予備選(ペンシルバニア、ノースカロライナ)
ペンシルベニア、ノースカロライナ、ケンタッキー、アイダホ、オレゴンの5州で中間選挙の予備選が行われました。以下の記事で述べたとおり、注目されるのは、共和党の予備選においてトランプ前大統領の支援を受けた候補がどれほど勝利するかです。今回は特に重要州であるペンシルバニア州とノースカロライナ州が興味深い結果になりました。コメント述べます(※メルマガで解説)。
・「オハイオ州上院選の共和党予備選」(5/9)
●米韓首脳会談
バイデン大統領が韓国を訪問し、5月10日に就任したばかりの尹錫悦(ユン・ソンニョル)新大統領と会談しました。本稿執筆時点では情報がまだ十分集まっておらず、追って補足することになると思いますが、速報的なコメントをお伝えします(※メルマガで解説)。
●豪州総選挙
豪州で総選挙が行われ、野党の労働党が勝利しました(下院151議席のうち、労働党が72議席、保守連合が50議席、緑の党や無所属が15議席を獲得する見通し)。これにより、労働党のアルバニージー党首がモリソン首相に代わって新首相に就任し、9年ぶりの政権交代が実現することになりました。以下の記事で述べたとおりの展開でした。
・「豪州総選挙」(5/16)
上記記事で述べたとおり、今週のクアッド首脳会合にはアルバニージーが出席することになります。選挙結果の分析や今後の見通しについては次回述べます。
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今週の動き
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(※日米首脳会談、クアッド首脳会合など。メルマガで解説。)
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あとがき
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先週からNetflixでゼレンスキー大統領が主演したドラマ『国民の僕』の配信が始まったので、早速見始めました。
このドラマの放映が始まったのは15年。このときゼレンスキーは37歳。若いですね。あの渋い声はドラマでもそのままですが。
ドラマの放映は19年に終了しますが、この年の4月の大統領選でゼレンスキーは勝利。その当時、選挙の意義や展望を以下の記事で書いていました。
・「ウクライナ大統領選挙」(19/4/1)
・「ウクライナ大統領選挙」(19/4/8)
・「ウクライナ大統領選挙決選投票」(19/4/22)
・「ウクライナ大統領選挙決選投票」(19/4/29)
もちろんこのときには、今のような状況になるとは想像もつきませんでした。あらためて当時の記事を読むと、感慨深いものがあります。
ドラマも、それ自体面白いですが、今この状況になってから見ると、当然ながらなおさら興味深く感じられます(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。
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