今回シンガポールに来ている目的の一つは、地方再生の一環でもありまして、今回は鹿児島・シンガポール交流会議が開催されるため、１年近くかかって準備してきたものであります。仕上げとして伊藤県知事によるレセプションも開かれます。 これまで、地方からの海外へのアプローチ（少なくとも対シンガポール）はまさにばらばら。 進二郎さんにいもこれはオールジャパンで統合する窓口を作ったほうがいいですよ、と進言したことがあります（実際にその方向で動き始めたようですが・・・）。 また、シンガポールについては鹿児島県のほかにも複数県からいろいろな打診があったのですが、こちらで対応する我々であったり、シンガポール企業で…

■State of the Union（1月12日付ホワイトハウスHP） ■「未来に焦点を」　オバマ米大統領が一般教書演説（1月13日付BBC記事） ちょっと遅れてしまいましたが、オバマ大統領最後の一般教書演説。 内容については報道で述べられているとおりなので詳しく述べませんが、最後の演説ということで、これから通す法案などの話は控えめにして、米国民に対して米国の未来を語ることを意識し、レガシーと大統領選（特に反トランプ）に重点を置いたものになっています。 それにしても、オバマの演説は、何回も聞いているので皆さんもう慣れてしまったかもしれませんが、本当に凄いです。米国の大統領で演説の名手と…

みなさま、雪で大変なようでご苦労さまでございます。 でも私がシンガポールにいるからといって、ばか、あほ、間抜け、などの罵詈雑言のメールをわたしに送るのはやめてください。お気持ちはわかりますが・・・・・ 今日もプールサイドでビール飲んでるぜ！！ ということで、これしきの雪で交通機関がマヒするなんて東京はあんな大都市なのになんて脆弱なんだ、なんてわかったようなことをＦＢなどに書いているばかものがたくさんいますが、あんた、ニューヨークだってパリだって大変です。日本人は静かに並んだりするからまだいいんですが、マンハッタンであれが起きたら暴動です。最もそういう日に無理して会社に行ってもばかか、と言…

先週の動きのおさらいです。 一般教書演説と台湾総統選挙がビッグイベントとして想定されていましたが、イスタンブールとジャカルタでテロが発生し、ベトナム共産党人事でもサプライズ。週末にはイラン制裁解除もあって、慌ただしい一週間でした。 1/12（火） ・オバマ大統領の一般教書演説 ・イスタンブール自爆テロ 　→「イスラム国」の犯行 ・米比外務・防衛閣僚会合（2＋2）（ワシントンDC） 　→フィリピン最高裁が米比防衛協力強化協定を合憲と判断した直後に開催 　→米軍がクラーク空軍基地、スービック海軍基地に事実上再駐留する可能性 ・ミャンマー政府・少数民族勢力の政治協議（～16日、ネピドー） 　→主…

原稿にほぼめどがついたので、ラウンジでくつろぐことに・・・・ すごく天気が良く、よし！これはプールサイド＆ビールだ！　　と一人気合を入れていたが突然スコール＆雷が襲ってきて、あらま、な展開。仕方ないのでおとなしくホテルのクラブラウンジへ。 カクテルタイムは１７時からなんだけど、なぜかワインを出してくれたので遠慮なく頂いています！ いいね、これでタダはすごいよ。あとで食事も出ます。 クラブフロアーはシンガポールだと大体１００ドルアップ位で取れますので、まあ、８０００円をプラスして朝飯と夜酒をただにして、さてお得かどうか、という判断になります。 シンガポールもそうですが、海外では一部屋いく…

いや～、ニューヨーク市場も荒れましたな～。 まあ、節目節目があるので、泥沼になる恐れのある日本よりははるかにましとはいえ、出てきているメンツを見るとまさに「百鬼夜行」でしたね。久々にお会いする方も多かったので結構スリリングで楽しい金曜日となりました。来週の東京は怖いですぞ。ＧＰＩＦのメンバーは真っ青になることでしょう。今さら遅いけど（笑）。 ということで、わたくしはシンガポールに向かいますもので朝の羽田空港で待機しております。 昼間のフライトは時間がちょっともったいない感じですが、ゆったりと騎乗、いや機上で原稿などを書くのにもってこいなのですな。着いたらちょうど夕方で、シャワーを浴びて夜の街…

「慰安婦問題の最終的・不可逆的な解決②：合意の内容」（1/13）の続きです。今回が最終回です。 今回の合意によって本当に問題は決着するのか。残念ながら分からない、と言わざるを得ません。 合意事項に「不可逆的」という強い文言を入れて、それを米国を巻き込む形で約束させたとしても、合意の履行が当事者の意思にかかっている事実は動かせません。たとえば韓国側が、日本が合意の精神に反する行動をとったとして、だから韓国も合意に拘束される必要はない、というのも十分にあり得る話です。しかも今回の合意は解釈の幅をもたせて玉虫色にしている面がありますから、結局のところ当事者がどこまで本気で取り組むのか、というとこ…

以下、カタカナの部分を感じにせよ。 彼女のなだらかなキュウリョウをながめた。 君のエキスをチュウシツして飲み干したい。 どうですか、非常に想像力を掻き立てる、素晴らしい問題ではないですか。 これの何がいけないんだ、と思うんですが、どうやらいけないらしい。 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160113-00000034-jnn-soci ワタクシ、高校生の頃、Ｚ会という著名受験用通信講座（今でもあります）をやっておりまして、その漢文の講座にポルノ漢文なるコーナーがあり、とても楽しみにしておりました。想像力がフル回転し、必死で読…

「慰安婦問題の最終的・不可逆的な解決①：合意に至る経緯」（1/5）の続きです。 韓国側の方針転換に対する日本側の対応ですが、韓国が振り下ろした矛を収めさせるためには先方のメンツを立たせる必要があります。日本としては、請求権の問題は法的に解決済みである、という結論を変えることは絶対にできませんから、できることは、法的責任とは異なるなにがしかの責任があることを認めて、そのために償いを行う、ということしかありません。かつてのアジア女性基金に類するアプローチです。 それが今回の日韓外相会談での合意に含まれている、10億円の支払いということになります。ただ、アジア女性基金と同じことをしたのでは意味が…

年明けからインド、サウジ・イラン、中国株、北朝鮮と色々なことがあったので、まずはおさらいです。 1/1（金） ・EU・ウクライナDCFTA発効 1/2（土） ・サウジ、シーア派指導者を含む47人の死刑執行 ・中国、南沙諸島のファイアリークロス礁の人工島に民間飛行機を試験飛行 　→人工島の滑走路を初めて使用 ・インドのパンジャブ州の空軍基地が武装勢力に襲撃される 　→昨年12月25日のモディ首相のパキスタン電撃訪問の一週間後に発生 1/3（日） ・イラン群衆、サウジ大使館を襲撃 ・サウジ、イランとの国交断絶 1/4（月） ・バーレーン、スーダン、イランとの国交断絶 ・UAE、駐イラン大使…