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*********** 中国共産党大会の速報 *********** 新常務委員は、習近平、李克強、栗戦書、汪洋、王滬寧、趙楽際、韓正でした。 先週の記事で述べたとおり、私の予想は、習近平、李克強、栗戦書、汪洋、韓正、胡春華、陳敏爾(+ダークホース:趙楽際、王滬寧)でした。 ・「中国共産党大会と習近平体制2期目の展望」 ダークホースまで含めれば予想の範囲内なので、まあ80点くらいでしょうか。ちなみに趙楽際については、昨年の記事ですでに候補者の一人として挙げていました。 ・「中国共産党大会のポイント」 これをどう読むかですが、来週解説します。 さて、本題です。 ■ Steve B…
[ 2017/10/26 05:00 ] コメント(3)
■ クルド独立巡る住民投票、自治政府議長が「賛成多数」と表明(9月27日付ロイター) ■ イラク政府、クルド自治政府に住民投票の無効化要求 孤立へ圧力(9月28日付ロイター) ■ イラク軍がキルクーク市を掌握 クルド人勢力は退却(10月17日付BBC) ■ イラク軍、クルド軍事組織と交戦 北部進軍で(10月18日付CNN) 9月25日にイラクのクルド自治区で独立投票が行われ、9割超が独立を支持しました。 この投票に法的効力はありませんが、クルド自治政府のマスード・バルザーニ議長は「勝利宣言」をしてイラク政府にアピールしました。 これに対し、イラク中央政府は国際線の運航を停止してクルド自治…
[ 2017/10/24 05:00 ] コメント(2)
あいにくの天気が続いてますね。だんだん冬が近づいてきた感じがします。 *********** 先週の動き *********** 10/15(日) ・オーストリア下院選(国民党が勝利) 10/16(月) ・イラク軍がクルドが支配していたキルクーク油田に進軍、制圧 ・米軍がイエメンの「イスラム国」を空爆 ・日米経済対話・第2回会合(ワシントンDC) 10/17(火) ・クルド人を主体とする武装勢力が「イスラム国」が支配していたシリアのラッカを制圧 ・フィリピンのドゥテルテ大統領がマラウィ市の解放を宣言(マラウィ) ・NAFTA再交渉第4回会合が終了(ワシントンDC) ・米・ギリシャ首脳会…
[ 2017/10/23 00:00 ] コメント(2)
■ 中国共産党大会開幕 「世界の舞台の中心に立つ時が来た」と習主席(10月18日付BBC) ついに中国の政治を決める、5年に1度の最重要イベントが開幕しました。 党大会は1週間行われ、24日に閉幕。翌25日に新たに選ばれた中央委員が1中全会を開き、最高指導部である政治局員を選出。さらに政治局員は政治局常務委員を選出。ここで習近平体制2期目が発足します。 共産党大会のポイントは、「中国共産党大会のポイント」、「王岐山とバノンの秘密会談」、「王岐山・バノン会談(補足)」 で解説してきました。 今回は、最新情報を踏まえて、常務委員の予想を含め、最後におさえるべきポイント、それを踏まえた習近平…
[ 2017/10/20 05:00 ] コメント(5)
■ 米国とトルコ、ほぼすべてのビザ発給を互いに停止(10月9日付BBC) ■ 米国とのビザ発給停止問題、近く解決の見通し=トルコ副首相(10月12日付ロイター) 米国とトルコが相互にビザ発給を停止するのは、極めて異例の事態で、両国の関係悪化の深刻さを物語っています。 今回の措置は、昨年7月のクーデター未遂事件の黒幕とされる在米のイスラム指導者フェトゥラ・ギュレン師とつながりがあるとの疑いで、トルコ当局が米総領事館の職員を拘束したことに端を発しています。 トルコは、クーデター未遂事件後、米国に対し、在米のギュレンの引き渡しを求めていますが、米国はこれに応じず、両国の関係を損なう大きなイシュ…
[ 2017/10/19 05:00 ] コメント(3)
■ トランプ氏がイランの合意順守認めず、議会に制裁判断要請(10月13日付ロイター) トランプ大統領が新たなイラン戦略を発表。イランは核合意を遵守しているとは「認めない」という考えを示しました。 ※イラン核合意については「イラン核協議:枠組み合意の成立①/②」を参照。 イラン核合意については、米国内法上、政府がイランの遵守状況を90日ごとに判断し、議会に報告することが義務付けられています。トランプ政権は過去に2回、イランの合意遵守を認める報告を行ってきました。 しかし、10月15日に3回目の期限を迎えるにあたり、おそらく今回は合意順守を認めないのではないか・・と推測されていました。今回…
[ 2017/10/17 05:00 ] コメント(2)
突然に冬のような寒さになりましたね。風邪など引かないよう気をつけましょう。 *********** 先週の動き *********** 10/7(土) ・トランプ大統領が北朝鮮に関し「1つのことだけうまくいく」 とツイート 10/8(日) ・トランプ政権が議会指導部に移民制度改革に関する指針を示す ・コーカー上院議員がトランプ大統領は「第3次世界大戦」を起こすとして非難 ・米国とトルコが相互にビザ発給停止 10/9(月) ・カタルーニャ州議会が本会議を招集 ・第5回BREXIT交渉開始(ブリュッセル) ・ノーベル経済学賞発表(シカゴ大学のリチャード・セイラー教授) 10/10(火) …
[ 2017/10/16 00:00 ] コメント(4)
昨日は、カンボジアの内戦終結以降の政治状況をふりかえった上で、最近の民主主義の抑圧の動き、米国との関係悪化、そして、その背後にある中国の存在感について解説しました。 今回は、中国の東南アジアにおける影響力を示すもう一つの例として、ミャンマーを取り上げます。 特に、最近注目を集めるロヒンギャ問題との関係に焦点をあてます。 また、ロヒンギャについては、先月、「ロヒンギャ危機とアウンサン・スーチーの苦境」で解説しましたが、そのアップデートと補足をします。 その際、旧宗主国である英国の対応に着目し、ロヒンギャ問題の歴史的経緯についても解説します。 ※ここから先はメルマガで解説します。アウトラ…
[ 2017/10/13 05:00 ] コメント(6)
先日、「ドゥテルテとトランプ」で、フィリピンのドゥテルテ政権が親米路線に舵を切ったことを解説しました。 他の東南アジアと米国との関係をみると、トランプ政権の発足後、ベトナムのフック首相、マレーシアのナジブ首相、タイのプラユット首相が訪米しています。 ベトナムは、オバマ政権の時代から、すでに関係が飛躍的に発展していました(「ベトナム戦争終結40周年」参照)。 また、マレーシアとタイでは、言論の抑圧が問題視されていましたが、トランプは、人権と民主主義に関心がないため、 フィリピンと同様、 迷うことなく(笑)、これらの国々と積極的に関係を強化しています。 その一方で、東南アジアの中には、米国…
[ 2017/10/12 05:00 ] コメント(9)
「アジアのトランプ」「フィリピンのダーティハリー」と言われる風雲児、ロドリゴ・ドゥテルテが昨年6月にフィリピン大統領に就任してすでに1年3か月。 その間、麻薬戦争、自主独立外交、経済改革、共産党和平、ミンダナオ和平、そしてマラウィでの戦闘と戒厳令・・さすがドゥテルテ、期待どおり(?)色々なことをやってきました。 ドゥテルテ政権が抱える課題についてはこれまで何度となく解説してきましたが、今回は米国との関係に焦点をあてます。最近、大きな変化の動きが見えてきたからです。 オバマ前大統領を「売春婦の息子」と呼び(注:これは本当はそう言っていない)、「米国と決別する」、「外国の軍隊は出て行ってもら…
[ 2017/10/10 05:00 ] コメント(4)
JD世界情勢ブリーフィング
国際政治・経済の分析を仕事にしています。 東京大学法学部卒、スタンフォード大学院修了、元外交官。米国、中国、英国に数年間在住。 趣味は現地調査(70か国以上渡航)と適度な筋トレ。 ここでは世界情勢の読み解き方を解説します。 メルマガのご紹介 バックナンバー 総集編 メルマガ配信登録
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