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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2021/09/27 00:00  | 今週の動き |  コメント(0)

今週の動き(9/26~10/2)クアッド首脳会合、孟晩舟の帰国、台湾のTPP加入申請、国連総会、中国恒大、ロシア選挙、カナダ選挙、ドイツ選挙、米インフラ法案(債務上限、政府閉鎖)


先週9月24日はぐっちーさんの命日でした。もう2年とは、早いものですね。磯部編集長(代行)が思いを書いてくれて、ツイートやコメント欄でも沢山の方からメッセージをいただいています。

私もぐっちーさんを偲んで、昔の文章をいくつか読み返してみました。ブログでこうしてアーカイブ化されているのは本当に便利ですね(なんと05年のgooブログの時代から読めます)。

私のメルマガもぐっちーさんと出会っていなければ始まっていなかったものです。「グッチーポスト」はぐっちーさんが亡くなった後も、総合的なオンラインメディアとしてのブランドを確立し、さらなる広がりを見せています。私もぐっちーさんのスピリットを受け継いだ者の一人として頑張っていきたいと思います。

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先週の動き
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9/19(日)
・ロシア議会選挙・統一地方選挙の最終日(与党「統一ロシア」が連邦下院の3分の2以上の議席を維持)
・香港行政長官の選挙委員選挙(民主派議員がゼロに)
・タイのバンコクでタクシン元首相支持者の抗議デモ

9/20(月)
・EUのボレル外交安全保障上級代表がEU外相は豪州による仏企業との潜水艦挙動開発契約の破棄についてフランスとの連帯を表明(NY)
・カナダ総選挙(与党・自由党が第1党)
・IAEA総会(ウィーン、~24日)
・自民党総裁候補の高市早苗議員と台湾の蔡英文総統がオンライン対談

9/21(火)
・国連総会一般討論演説(バイデン大統領、習近平国家主席が演説)(NY、~27日)
・米英、米豪首脳会談(同)
・米下院が12月3日までのつなぎ予算案と22年12月16日までの債務上限の一時停止法案を可決
・FOMC(~22日)
・タリバンが暫定政権の政府高官を追加発表

9/22(水)
・米主催のバーチャル・コロナ・サミット(オンライン)
・米国が途上国の新型コロナウイルス対策を支援するためファイザー製ワクチン5億回分を追加購入する方針を表明
・米仏首脳電話会談
・アフガニスタンに関するG20臨時外相会合(オンライン)
・米国務省のフット・ハイチ特別代表が辞任
・トランプ前大統領が18年10月のNYタイムズの記事について同前大統領の納税記録を同紙が不正に入手したとして同紙の記者とメアリー・トランプに損害賠償を求める訴訟を提起
・中国が知的財産権の保護強化の15か年戦略を発表
・中国恒大集団が9月23日に期日を迎える人民元建て債の利払いを実施すると発表
・日米、日米韓、日英外相会談(NY)

9/23(木)
・レモンド商務長官とディースNEC委員長主催の半導体のサプライチェーンに関する官民協議(ワシントンDC)
・バイデン大統領が通貨監督庁(OCC)長官にコーネル大学法学部のソーレ・オマロバ教授を指名
・米上院がバイデン大統領がダニエル・クリテンブリンク駐ベトナム大使の東アジア・太平洋担当国務次官補就任を承認
・米民主党のシューマー上院院内総務とペローシ下院議長がバイデン政権の3.5兆ドルの歳出計画に関する予算決議案で合意に達したと発表
・米連邦議事堂襲撃事件を調査する下院特別委員会がトランプ前大統領の側近4人(メドウズ元大統領首席補佐官、バノン元首席戦略官、スカヴィーノ元次席補佐官、パテル元国防長官代行首席補佐官)を召喚
・中国恒大集団が9月23日に期日を迎えるドル建て債の利払いを実施できなかったとの報道
・台湾国防部が中国軍の戦闘機など24機の防空識別圏(ADIZ)への侵入を発表
・豪印首脳会談(ワシントンDC)
・日印首脳会談(同)
・日韓、日ロ、日・カタール、日・パキスタン外相会談(NY)

9/24(金)
・日米豪印(クアッド)対面式首脳会合(ワシントンDC)
・日米、日豪首脳会談(同)
・バイデン大統領が65歳以上の高齢者に対するファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種を開始すると表明
・米司法省とファーウェイの孟晩舟・副会長兼CFOが同副会長の中国帰国を認める司法取引(孟副会長は中国に帰国、トルドー首相は中国で拘束されていたカナダ人2人の解放を発表)
・米下院がテキサス州等の人工妊娠中絶の規制強化から中絶サービスを保護する法案を可決
・台湾がTPP加入を正式に申請したと発表
・中国人民銀行が暗号資産(仮想通貨)の決済や取引情報の提供など関連サービスを全面的に禁止すると発表
・中国公安当局が海航集団の陳峰・董事長らを犯罪の疑いで強制措置を行ったと同社が発表
・北朝鮮のリ・テソン外務次官と金与正・朝鮮労働党副部長が韓国の文在寅大統領の国連総会の演説で提案された朝鮮戦争の「終戦宣言」に関する談話を国営朝鮮中央通信を通じてそれぞれ発表
・英仏首脳電話会談

9/25(土)
・北朝鮮の金与正・朝鮮労働党副部長が韓国の態度次第で南北首脳会談の開催の可能性もあるとの談話を国営朝鮮中央通信を通じて発表
・台湾の国民党の党主席選挙(朱立倫元主席が当選)

●クアッド首脳会合

日米豪印4か国(クアッド)の首脳がホワイトハウスで初めて対面式の会合を開催しました。会合後に出された共同声明には、FOIP、コロナ、インフラ、気候、技術、サイバー、宇宙、人的交流、アフガン、東シナ海・南シナ海、北朝鮮・ミャンマーについての協力が記載されました。また、首脳会合を毎年開催することで合意しました。

今回の首脳会合のポイントについて、AUKUSや米欧関係の考察も含め、今週、追って解説します。

●孟晩舟の帰国

ファーウェイの孟晩舟・副会長兼CFOの米国引渡しをめぐる問題について、カナダの裁判所での審理が続いていましたが、米司法省と孟晩舟の間で司法取引が成立。孟晩舟はイラン制裁違反について虚偽の説明をしたことを認め、その見返りに司法省は米国への引渡し要請を取り下げました。

孟晩舟は中国に帰国し、同時に中国が拘束していた2人のカナダ人(マイケル・スペーバーとマイケル・コブリグ)もカナダに帰国。このような「人質交換」が実現する可能性は以下の記事で指摘していましたが、それにしても急転直下の展開でした。

「中国のカナダ人への懲役判決」(8/16)
 
本件が意味するところについて、今週、クアッドや米中関係の考察とともに、追って解説します。

●台湾のTPP加入申請

中国のTPP加入申請に続いて(以下の記事参照)、今度は台湾が加入を申請しました。

「中国のTPP加入申請」(9/20)
 
AUKUSの設立からわずかの期間で一気に事態が進展しました。ポイントを述べます(※メルマガで解説)。

●国連総会の一般討論演説

国連総会で一般討論演説が行われ、バイデン大統領と習近平国家主席が演説しました(習近平はビデオ演説)。コメントを述べます(※メルマガで解説)。

●中国恒大集団の債務問題

中国恒大集団(エバーグランデ・グループ)の破綻リスクがマーケットを揺さぶっています。先週には、9月23日に期日を迎えるドル建て債の利払いを実施できず、また地方政府は破綻に備えて準備をしているとの報道が流れました。

これまでのところ、おおむね以下の記事で示した見通しのとおりの展開となっています。経済金融面での分析は経済ZAP!!の方で述べられていますが、私からは政策面(中国当局の思惑)からの分析をあらためてお伝えします(※メルマガで解説)。

「中国の教育事業の規制強化(中国恒大集団の債務問題)」(7/30)
 
●ロシア議会選挙

ロシア下院選挙(定数450)は、与党「統一ロシア」が324議席を獲得。16年下院選から19議席減りましたが、憲法改正に必要な3分の2を確保しました。投票率は51.7%で過去最低だった前回の47.9%をやや上回る水準でした。ポイントを解説します(※メルマガで解説)。

●カナダ総選挙

カナダ下院選挙(定数338)では、与党・自由党が158議席を獲得し(解散前から3議席増)、引き続き政権を担当することになりましたが、過半数には達しませんでした。ポイントを解説します(※メルマガで解説)。

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今週の動き
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(※ドイツ議会選挙、米国のインフラ法案、債務上限、政府閉鎖など。メルマガで解説。)

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あとがき
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Brooks and Capehart on Democratic infighting, raising debt ceiling, border crisis(9月24日付PBS)

本メルマガが何度となく引用している(ネタ元の一つである)PBSの「Brooks and Capehart」(旧「Shields and Brooks」)ですが、コメンテーターのデービッド・ブルックスが参加してからちょうど20年を迎えたそうです。ブルックスは9・11の10日後にあたる01年9月21日に番組に初参加したとのこと。

こちらの記事の「あとがき」で述べたとおり、私はこの番組を01年から見ていました。ということは、ちょうどブルックスが参加した頃から見ていたわけですね。

今回の番組はぐっちーさんの命日である9月24日に見て、たまたまタイミングも合ったので、つい反応しました。それにしても20年間も見続ける番組など私にはこれぐらいのものです。01年当時はこれほど充実しているニュースサイトがなかったために見るようになったのですが、その頃のことを思うと感慨深いものがあります。

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