2017/06/19 00:00 | 今週の動き | コメント(1)
今週の動き(6/19~25)
先週の動きです。
6/11(日)
・フランス国民議会(下院)選挙第1回投票
6/12(月)
・ロシアで大規模な反政府デモ
6/13(火)
・FOMC(~14日)
→0.25%利上げ(0.50~0.75%)
・セッションズ司法長官が議会で証言
・中国とパナマが国交樹立、パナマは台湾と国交断絶
・北朝鮮に拘束されていた米国人学生が帰国
6/14(水)
・ロンドンのタワーマンションで火災
・米議員の野球練習場で銃撃、共和党のスカリス下院院内幹事ら負傷
・トランプ大統領の71歳の誕生日
6/15(木)
・米上院がロシア制裁法案を可決
・プーチン大統領が国民との対話に出演
・ユーロ圏財務相会合(ルクセンブルク)
→ギリシャ融資再開で合意
6/16(金)
・トランプ大統領がキューバ政策の変更を発表
・AIIB年次総会(済州島、~18日)
6/18(日)
・フランス国民議会(下院)選挙第2回投票
●フランス議会選挙
マクロン大統領率いる新政党「共和国前進(REM)」が圧勝の勢い。
マクロン政権は盤石の政治基盤を得て上々のスタートとなりそうです。後はお手並み拝見でしょう。
●英国政治
フランスと対照的に、英国では、総選挙での保守党の敗北後、混迷が続きます。
総選挙について先週書こうとしながら果たせませんでした。しかし、今の混迷を見ていると、選挙直後に書かなくて正解だったという気もします(笑)。
ロンドンの火災も、メイ首相にとっては踏んだり蹴ったりの災難でした。
今週は、現時点で指摘できるポイントのみ述べたいと思います。
●米国政治
米国を震撼させたスティーブ・スカリス下院共和党院内幹事の銃撃事件。
この事件が特に残念で、ある意味で象徴的だったのは、上下両院の共和党・民主党の指導部が集結した非常に稀有な瞬間に起こってしまったことです。
議員の野球大会が始まる前、ポール・ライアン下院議長、チャック・シューマー民主党上院院内総務、ミッチ・マコーネル共和党上院院内総務、ナンシー・ペローシ民主党下院院内総務という4人の指導部が終結しました。
米国の分断が深刻化する中で、団結を強調する素晴らしい瞬間になるはずだったのに、銃撃によって暗い影が投げかけられました。
何か、トランプ政権の不吉さを思わせるようなイベントともいわれます。
●米国外交
キューバ外交の方針転換は、オバマのレガシーをつぶそうとするトランプの代表的な動きの一つです。
キューバについては、オバマ前政権下での進展を何度も取り上げてきましたが、これで完全に再びストップする流れになりました。
シリア攻撃、サウジ接近、カタール批判など、議会の同意を必要としない外交面では自在に行動できるので、良い意味でも悪い意味でも、どんどんと新しい方向に進む局面があります。
こうなると、心配なのはイラン外交の方針転換ですが、これは近いうち取り上げます。
今週の動きです。
6/19(月)
・英国がBREXIT交渉を開始
6/20(火)
・米下院補選(ジョージア州、サウスカロライナ州)
6/21(水)
・米中外交・安保対話(ワシントンDC)
・英議会で女王が新政権の施政方針演説
6/22(木)
・EU首脳会議(ブリュッセル)
6/23(金)
・BREXITから1年
今週は、先週書こうとして書けなかった英国総選挙とイランでのテロについて書く予定です。
7月は米国に滞在します。トランプ政権になってから初めての訪米。楽しみです。
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One comment on “今週の動き(6/19~25)”
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英国選挙、英国政治関連、今週こそ宜しくお願い致します。(笑)
JDさんのような、人脈や経験をお持ちの方でも、”先行きが分からない”くらいの混迷度合いである、と言うことを理解しておきたいと思っています。
今週も楽しみにしています。