2025/08/25 00:00 | 今週の動き | コメント(0)
今週の動き(8/24~30)米・ウクライナ・欧州首脳会談、インドと中国の接近?
暑い毎日が続いていますね。先週は外出が多かったのですが、外を歩いていると、照りつける日差しが痛いほどで、長時間はいられません。日本の夏ってこんなだったっけ?と思ってしまいます(苦笑)。
さて今週は、アラスカでの米ロ首脳会談に続いて行われた米国・ウクライナ・欧州の首脳会談、それにインドと米中の関係を取り上げます。トランプ政権の州兵派遣やインテルの出資についても書きたかったのですが、すみません、夏バテ気味でもあり、次回以降タイミングを見て取り上げます。
【目次】
1.先週の動き
(1)米・ウクライナ・欧州首脳会談
(2)インドと中国の接近?
2.今週の動き
3.近況報告
4.あとがき
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先週の動き
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8/17(日)
・欧州首脳のウクライナに関する会議(オンライン)
・ボリビア大統領選挙(1位ロドリゴ・パス議員、2位ホルヘ・キロガ元大統領、10/19に決選投票)
8/18(月)
・米・ウクライナ首脳会談、米・ウクライナ・欧州首脳会談(ワシントンDC)
・米ロ首脳電話会談
・米韓合同軍事演習「乙支フリーダムシールド」(~28日)
・中印外相会談(デリー)
・ロシア・インド、ロシア・南ア、ロシア・ブラジル首脳電話会談
8/19(火)
・中印国境問題特別代表会議(デリー)
・中国の王毅外相とインドのモディ首相が会談(同)
・英仏独主催のウクライナへの安全保証の供与に関する有志国連合の首脳会議(オンライン)
8/20(水)
・トランプ大統領がFRBのクック理事の辞任を要求
・中・アフガン・パキスタン外相会談(カブール)
・ロシア・トルコ首脳電話会談
・イラン・ベラルーシ首脳会談(ミンスク)
・第9回アフリカ開発会議(TICAD9)(横浜、~22日)
8/21(木)
・米・カナダ首脳電話会談
・米国とEUが貿易協議に関する共同声明を公表
・米カンザスシティー連銀主催の国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」(ワイオミング州ジャクソンホール、~23日)
・中・パキスタン戦略対話(イスラマバード)
・ロシア・インド外相会談(モスクワ)
8/22(金)
・トランプ大統領が輸入家具への「大規模な」関税調査を実施すると表明
・ヘグセス国防長官が国防情報局のクルーズ長官を解任したとの報道
・米政府がインテルに89億ドルを出資すると同社が発表
・米FBIがボルトン元大統領補佐官の家宅を捜索
・NY連邦地裁が武漢の化学品メーカーの陳依依元幹部にフェンタニルの密輸罪で懲役15年の実刑判決
・米共和党全国委員会がフロリダ州のジョー・グルーターズ上院議員を委員長に選出
・中国がレアアース生産の管理強化に関する法令の施行を発表
・カナダのカーニー首相が米国からの輸入品の多くを報復関税の対象から除外すると表明
・タイの刑事裁判所がタクシン元首相に不敬罪容疑について無罪判決
8/23(土)
・日韓首脳会談(東京)
・台湾で国民党の立法委員7人の解職の是非を問う住民投票(すべて否決)
・台湾で原発再稼働の是非を問う住民投票(否決)
●米・ウクライナ・欧州首脳会談
8月15日にアラスカで行われた米ロ首脳会談(以下の記事参照)に続き、米国とウクライナの首脳会談、それに英国、ドイツ、フランス、イタリア、フィンランド、EU、NATOも交えた首脳会談がホワイトハウスで行われました。ウクライナの安全の保証や、米・ウクライナ・ロシアの3か国の首脳会談の重要性が協議されました。
・「米ロ首脳会談」(8/18)
首脳会談の最中、トランプ大統領はプーチン大統領に電話し、欧州の首脳との協議の結果を説明し、3か国の首脳会談を提案しました。ロシアのウシャコフ大統領補佐官によれば、両首脳はロシアとウクライナの直接協議の継続を支持し、代表団の格上げについて議論したとされています。
またトランプは、「侵略国を攻撃せずに戦争に勝つのは非常に難しい」「バイデンはウクライナが反撃するのを認めず、ただ防衛させるだけだった」とトゥルース・ソーシャルに投稿。ウクライナのロシア領への攻撃を容認する可能性を示唆しました。
さらに、ロシアがウクライナへの攻撃を続け、米企業の工場も攻撃を受けたことを受け、「不満だ」「2週間後にとるべき行動を決定する」「大規模な制裁か、関税か、またはその両方か、あるいは何もせず、『これはあなた方の戦いだ』というかだ」などと述べました。一方、プーチンが送ってきたというアラスカでの首脳会談での2人の写真を記者団に見せ、プーチンへの親愛の情も語りました。
米国とウクライナ・欧州の首脳会談、およびその後のトランプの言動についてポイントを述べます。その上で今後の展望を解説します(※メルマガで解説)。
●インドと中国の接近?
中国の王毅外相がインドを訪問し、モディ首相、ジャイシャンカル外相、ドバル国家安全保障補佐官と会談しました。両国は、二国間の安定かつ建設的な関係が世界の平和と繁栄に貢献すると強調しました。
また、モディは8月31日から天津で開催される上海協力機構(SCO)首脳会議に出席すると表明しました。7年ぶりの訪中になります。
インドと中国は、20年のガルワン渓谷での衝突以降、極めて険悪な関係にありましたが、24年10月にモディと習近平国家主席の会談が実現し(以下の記事参照)、今年7月にはジャイシャンカルが中国を訪問するなど(インド外相の訪中は5年ぶり)、関係改善の動きが進んでいました。
・「中印首脳会談」(24/10/28)
一方、インドと米国は、関税交渉の難航やインドのロシアからの石油輸入をめぐり、この数週間で関係が急速に悪化しています(以下の記事参照)。
・「米国とインドの対立」(8/11)
こうした動きをみて、日本のメディアや識者の多くは、インドが米国から離れ、中国に接近していると論じているようです。
しかし、実態はそう単純ではありません。そこで、インドと米中の関係の現状と展望について解説します。来週開催されるSCO首脳会議やBRICSとの関係についてもコメントします(※メルマガで解説)。
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今週の動き
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※メルマガをご覧下さい。
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近況報告
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最近の仕事やプライベートについて、徒然なるままに書きます。
※メルマガをご覧下さい。
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あとがき
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■ 世界で人気の「ラブブ」人形、市場に危険な模造品あふれ緊急警告 英(8月14日付CNN)
このところネット上でもよく見かけるキャラクターですが、香港のアーティストがデザインしたもので、中国のメーカーが人形を販売しているとのこと。とうとう「中国版ハローキティ」のようなものが出てきたのかと、何とも複雑な思いになりました・・・(※ここから先はメルマガをご覧下さい)。
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