2005/04/14 17:00 | 国際問題 | コメント(5)
アメリカ人の国際性
しばしば話題になる、
「アメリカ人ってのはほんとに自分の事しか考えてなくって、まして日本がどこにあるなんて知らないからさ、参っちゃうよね」話
であります。
今朝ですよ、くそ忙しいときに複数名の著名HFのマネージャーから立て続けに電話が入りました。それもかなり興奮をしています。
アメリカ人・・・「ぐっち!(私は外人には本当にぐっちが名前だと思われています)大丈夫なのか、お前、無事か」
ぐっち・・・「えー、なんで??」
アメリカ人・・・「いやさ、さっき聞いたんだけど日本人が中国人に襲われているってニュースがあるらしくてびっくりして電話したんだぜ!」
ぐっち・・・「いや、それはもう結構前の話だし、しかも中国の話でさ、日本製品不買運動デモ、とか、で勢い余って大使館に投石されたりって、アメリカも良くやられてるじゃん、あの手の話だよ。」
アメリカ人・・・「え、じゃそれって日本じゃなくて中国の話しかい??」
ぐっち・・・「・・・・・・」
ね、こんなもんなんですよ。これでも世界に名をなすHFのマネージャーですからね。中国と日本の地理的感覚がぜろ。日常茶飯事です。彼らは経済のプロだからさすがに日本の通貨は円、ということくらいは知っているんですが、ちょっと経済から離れた人だと”Wong”とか”Yuan” とかだと思ってる奴もごろごろいますから、大変なんですよ、この人達は・・・パンダって日本の動物だろ?とかSONYってアメリカの会社だろ、だとかこの手の話はほんとたくさんあります。ブッシュさんの支持基盤には特に多いタイプです。
でも一つ、今回ふーんと思ったのは彼ら的な認識では広州とか南京とかにせよ、そんなデモとか出来るほど中国が自由だとは知らんかったわ、という点です。まあ、これも「国際おんち」といってしまえばそれまでなんですが、確かに天安門があった訳ですし、いわゆる共産党政権に自由はない、というひじょーにアメリカンな発想から出てくる発言だったわけですね。これも成る程。
ただの無知と思い込みの激しさって、アメリカ大統領もそんな感じですもんね。やはり国を代表してますね(笑) あ、でもそうじゃない人も沢山いますから、すみません、念のため、と一言くらいいっとかないとね、日本語読める奴も最近結構いるので注意してるんです。
この話も一度特集してみたいな?でも本が書けちゃうくらいあるけどね
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5 comments on “アメリカ人の国際性”
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私は上記の名前でブログを、やっている者です。最近始めてこのブログの存在を知りました。すごく気に入りまして毎日見てます。勉強になります。こんな風に思ったのは、何年かぶりです。これからもお願いします。 思わずコメントしてしまいました。お邪魔しました。今後も参考にさせてもらいます。
ぐっちーさんのブログ面白いですよね。専門的な話しをわかりやすい比喩で書かれているのがいいですよね。文体もとても親しみやすい感じがしますし。皮肉とかも面白いです。今後も面白い話を楽しみにしております。
株のカリスマさん、thさん、大変フレンドリーなコメント有難うございます。気に入って頂いているなら、ほんとうれしいっす。また、遊びに来てくださいな。今日は二日酔いなので少し文章がよれてますが、勘弁してくださいませ。では
私も、お気に入りで毎日見に来てま?す!ぐっちさんの文章は、むずかしい内容もとてもわかりやすくて楽しいです。これからも楽しみにしてますネ
mieさんもどうも。あまりおだてますと木に登ってしまいますので・・・・でもありがとうです!