2017/12/25 11:23 | マーケット | コメント(14)
今週のぐっちー in 年末
さすがに気ぜわしくなって参りました!
今年は忘年会をすべて断っただけのことはあり、その分は本当に楽です。
知的生産の時間がかなり取れるので助かってますわ。
もっと早くから「忘年会断捨離」をすべきでした・・・・
さて、いよいよ年内最後のメルマガが配信となりました。
いつものアメリカ経済分析については・・・
1.個人所得・消費
2.トランプ減税についての考察 その効果と問題点
3.GDP第3次改定値
4.失業保険申請者数
5.住宅着工件数
6.2018年展望 WSJを批判する
が内容となっておりまして、なかなか盛沢山であります。
アエラではわたくしが2011年の講演会以降、ずっと強調している脱炭素、について書いてあります。
字数が足りないので、足りない分は次回の東洋経済オンラインで書き足したいと思いますが、要は日本の経営者はほんとにアホで、「日本の進んだ環境技術を使えば日本の技術が世界の役に立つ」、と本気で言ってる奴が多いんですよ。
今回の COP23で この人たちが20年くらい遅れていることがはっきりしました。NHKでドキュメンタリーをやっていたので、ご覧になった方も多いと思いますが、自分たちは環境問題に関して世界の先頭を走っている、と根拠のない自信をもってパリに行って、「日本は環境テロリストだ!!」と世界中から非難され、それこそ泣いちゃってる担当部長なんかが映ってます。
NHK
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586987/index.html
実際に日本がやっていることは、世界にまるで逆行しており、いまだに石炭火力発電のガスタービンなんかを経産省がバックアップして世界中に売りつけている!! 日本は環境テロリストか!! と世界中から非難されている。あの中国でさえ、石炭火力発電計画はすべてストップしているのに、燃焼効率が30%もいい、日本製のガスタービンは環境保全の役に立つ、とか言ってるわけです。
世界の認識は、今の日本は北朝鮮と並ぶ「テロリスト」国家なのです。
そんなことも知らないで、自分たちは進んでいると信じてパリに行った皆さん、ほんとアホでした。
私は2009年から脱炭素が避けられないとアメリカで悟り、アメリカにそのための会社を作りましたが、いまだに「脱炭素」の意味を分かっていない人が日本にはたくさんいます。
脱炭素の延長線上で自然エネルギーの話をすると、「うちの営業拠点にはソーラーパネルがついていて電力供給をやっています!!]
なんて胸を張る馬鹿が日本の企業にはたくさんいるのでほんと呆れてものが言えません。営業所や配達車はカーボンフリーなのか? と聞くと平気でガソリンエンジン車を配達車に使っている訳のわからなさ。
日本は完全に周回遅れのランナーで、このままいくと「世界No.1の環境テロリスト」として制裁を加えられると思います。
私の講演会に来られている方はもう耳にたこ、だと思いますが、脱炭素に真剣に取り組まない企業は世界中から排除されます。
ということで、アエラではかなり舌足らずなんですが、まあ、そういうことですので、ご興味のある方は次回の講演会にぜひどうぞ。脱炭素、たっぷり時間を取りたいと思います。
また、字数制限の緩い東洋経済オンラインではそのあたりをたっぷり書きたいと思います。
メルマガのレギュラー配信は年明け8日がスタートとなりますが、アメリカは今日が終われば普通に活動しますので、必要に応じて緊急配信を入れていきますね。では!
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14 comments on “今週のぐっちー in 年末”
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の壁ほーかい
1989.11.9
28年前ですか。
ニッポンはアメリカの傘に甘え、進歩、社会的に、無いのかも、でしょうか、ね?
永遠にアメリカ様!だから、アメリカに押し付けられた憲法と言う言い方は本音なのでしょうか?
天皇を敬わないトップのやりたい改正なんざ、ちゃんちゃら可笑しい。
いい湯、EU,よりも、ニッポンかも、ですね、崩壊の可能性がより高いのは。
又・・
復活し始めたが・・
不動産を買い取って始める企業は少ない・・
賃貸にすると・・
地主にとっては税法が変わり・・工業用地と変わり税が高くなる。それはそれで見合った賃貸料を得ればいいのだが・・
問題は企業が撤退すれば・・税は工業用地のまま・・
企業が倒産すれば・・設置した太陽電池は放置のまま・・処分するのに地主は自腹で処分しなければならない。
本腰で政府が太陽光発電を進めるなら・・その辺りの手当てが必要になる・・
( ^ω^)・・・(笑
テレビのお笑い番組か池上さん番組かヤフーニュースでやらんと、そんなこと起きてるってことすら、普通の日本人は知る機会が少ないです。
ちなみに知り合いは、環境関連を謳い文句に、国内ニッチ(ともいえない規模になってきたか?)で結構儲けてます。先行者利益ってこーゆーことかと、妙に納得しながら聞いてました
現時点では廃棄まで含めたライフサイクルを考えると、太陽光発電や電気自動車は技術的問題から、石炭発電所など赤子レベルの超環境テロリストなのが現実です。
何せ、ソーラーパネルもバッテリーも交換・廃棄・リサイクルの技術は確立されておらず、廃棄時の重金属汚染や廃棄場所の不足問題は、石炭発電を上回ります。耐久性・耐用年数計算もデタラメです(推進者が主張する数分の一以下です)。
電気自動車も現時点でPHVプリウスを上回るものは存在しません。過積載のバッテリー廃棄ゴミを撒き散らす自称電気自動車はありますが。
世界の流れは、細かい問題は無視して、とにかくそこに投資を集めて技術的ブレイクスルーを起こし、これらの問題も技術的に解決しようという事です。それは実現まで何年かかるか現時点では不明ですが、いつか実現するでしょう。その流れに乗り遅れてはいけませんし、日本企業が後手に回っているのも事実です。
しかし、日本は狭いのでこれに迂闊に飛びつくと後でエライ社会問題になる事は念頭に置いたほうが良いです。福島原発の廃棄物問題どころではない、大量の持って行き場のないゴミが発生します。
まずはソーラーパネルの現実的コストでのリサイクル技術の確立から期待したいですね。
私はこれからは断熱だ、と2011年に大声を出し、実際にエアコン稼働数たった1週間の体育館や住宅を作って売っている訳です。エネルギーの話をするとすぐ再生エネルギー、と反応する馬鹿が多いのですが、Xさんのご指摘通りでして、要はいかに使わないか、を追求するしかないはずなのに、こんなに熱効率の悪いアルミサッシを売っている積水なんちゃら、とかダイワなんちゃらとかもう、テロリストとしか呼べないです・・・・
とわたくし、あちこちで書いてきました。6年書き続けて、講演会でも叫び続けてこんなもん、ですから、日本はだめですね。スポンサーが怖くて誰も書けないんですわ(笑)・・・来週の東洋経済オンラインに詳しく書きますけどね。
脱炭素は無理ではないかと思う。内燃機関ではもう勝てないから電気自動車といっているのではと思っている。温暖化のどこが悪い。寒冷化よりいいと思うが間違いか?
要するに出汁にして、泳ごうということではないか。
太陽光など石油がないとできないから、結局石油を使うから脱炭素ではない。原子力も石油がないと作動しない。水素を使うということですが、それとて水素を分離する必要があると高校程度の化学の知識で思うな。
太陽光などエネルギーの性質として安定性がないから。無理ですよ。
大体ふざけた仕組みでしょう。地震がきたら、どっと落ちるのではないか。
知人が言うが(もう国内は七割が意識しない詐欺師と本当の詐欺師の集まりになった)という。
温暖化のどこが悪い。私にはわからない。
ぐっちーさん、トランプ大統領がツイッターで堂々とメリークリスマスって言ってました。これは、political collectness や異教徒を軽視するという意思表示でしょうか?
・太陽光は、超々大規模蓄電池が無いと、国全体としてのエネルギー供給の安定性が怖い(total的なエネルギー効率も疑問?)
・電気自動車は、充電時間に関するブレークスルー待ち?(アルミ電解コンデンサの耐圧overによる液漏れの恐ろしさはが身に染みてます。耐圧overによる充電時間短縮は絶対ダメ。リチウムも実験で火災を起こす映像を見ていると凄く怖い。この辺、韓国・中国メーカーが非常に危ない。何があろうと、1ppmだって出しちゃいけない事を、彼らは継続実施出来るか。ガソリン車は作ってるから、その内に組み合わせて出来るようにはなるだろが?)
・黒潮・石油藻・地熱は、やれば出来るんぢゃね?
・省エネはリーズナブル
・シェアは、製造・消費の両エネルギー絶対量が減るのでリーズナブル。都市部の年収1000万円以下世帯にマイカーもマイホームも不要。それによる経済停滞なんぞ知らぬ。どのみち、企業は労働者の消費(給料up)なんぞ無関心。企業が連鎖倒産するまでやれ(Times carに大手競合が出てくれば、使用しない月は会員費無料に出来る筈。もうちょいだ)
・放っておいても、日本は少子高齢化でエネルギー消費総量が急速に減ると思う。個人個人が、自己人生のエネルギー効率(収入/支出)を最大化&平準化したいと感じている結果な気がする。意外に何もせずとも、日本は20年後に世界最高のエネルギー効率国家になってるんぢゃね?(住みやすい国かどうかは別の話)
仙台からきのうかえって参ったのですが
ダイヤの乱れふが半端なく
新幹線をあきらめて東北本線で福島まで行ったのです
やはり強風で運転停止2時間缶詰
途中、快速なのに通過駅に臨時停車
駅には寒空の下、乗客が乗せてくれ目線
車掌は運転指令の指示通り
快速通過駅なので乗せないの一点張り
その時点で2時間遅れ
乗せてやりゃーいいのに
誰も、ローカル線を使わないわけだ
雲の流れをみていると
また突風がくるのに
運転再開して、また運転停止
保線はわけのわからんことばかりやっているし
要するにローカル線に乗せないようにして
廃止したいのがJ東日本の「さくせん」なのだな
と感じた一日でした
首都圏でこれやったら暴動だな
と思った
大気の組成は、窒素78%、酸素21%で、99%を占める。
残りの1%弱がアルゴンで、その他はさらに微小な組成分。
ちなみにCO2はわずか0.035%
その内、更に人類が排出してる分のCO2は5%ぽっち
0.035%の内の5%、0.00175%を世界で議論してる。
ホントにC02関係あります?
まぁこの流れは今更変えようがありませんが・・・・
とは言っても、エネルギーを使わないわけにはいかない。ぐっちー様の移動にかかるエネルギーは平均人の何十倍でしょう?
石油の方が石炭より早く枯渇する。それでも石炭もいずれ枯渇する。可採年数の真偽はあるにせよ、日本が石炭原子力に執着する理由はただこの一点のみと思われます。
地球で得られる無限のエネルギー、それは太陽光と潮力と地力以外にありません。であれば、不安定とか効率が悪いとか言ってないで、それらを最大効率化するのが本当の科学と技術。そうして初めて真にサステイナブルなエネルギー資源が得られます。
個人的な意見では、そろそろ東北辺りから不退転の意志を持ったエネルギー科学者の卵が出てくると思います。意外と科学の進歩なんてそういう有機的な理由で起こるんです。
昨今の世界的な電気自動車シフト(掛け声だけですが)を見るにつけ、中東で戦争が起きて原油価格が上昇する事を見越しているのではないかと勘ぐってしまう。
一方で太陽の活動は低下しており、11年周期の活動の極小期が2年程早まるらしく、黒点数も寒かった1970年代並みに減少しているようです。
鎌倉〜江戸時代の小氷期まで行かなくとも、気温が低下すると作物の収量が減るなど経済にも影響が出ます。
低温化する地球の水の循環も低下するので干魃なども起こり易くなります。
温暖化の心配はほとんど不要なのですが、寒冷化の影響は経済にも及びます。
食料価格が上がると途上国は政情が不安定になりますし。
そうは言っても排出権取引で一儲けなんて思惑があったりすると、二酸化炭素が悪者になりますよね。無術の罪ですが。
無理だし、別にする必要もない。
だってアレ、消費財買い替えさせる方便にしか見えないんだもの…
日本は脱炭素後進国としてちゃんとやってけばいい。一回失敗したくらいで何だというのか。非力なくせに真っ黒なパネルで野山が覆われる前に、さっさと原発動かせ!エネルギージェネレータとしては核分裂反応こそ最強であります(核融合のがいいんですが実用化されてないのが残念)。脱炭素市場はともかく原子力技術が世界に遅れをとってしまいます。こっちの方が問題だと思うのですが。
現在の状況を作ってる原因の一つに、今は何をやっても株価が下がらない事があると思います。失わさせた5年と後にならないことを祈ります。