マーケットにも休憩が必要ですな。今日は私も休憩。休暇ではありませんぞ。

バリュー系と呼ばれているファンドは市場数値が過去のデータから完全に乖離し、統計的には１００年に一度とかの現象に直面していることになります。こういうときは職人芸的なロングオンリーのファンドが注目される訳ですね。

今月末のNAVを見なければいけませんが、おそらく、マイケルミルケン一派のハイイールドファンドはそれほどやられていないと見ています。もちろんロングオンリーですからマイナスにはなります。間違いなく。ただ、ポートの中身が毀損していない＋クーポンが高いということでいえば安い基準で買うなら絶対に勝てる商品のひとつです。メリルやゴールドマンのハイイールドはだめですよ、ファンドマネージャーがまるでしろーとですから。有名どころではポスト、シェンクマンあたりかな。なぜか日本では一般には手にはいらないものばかり。日本はアメリカで売れない商品の博覧会になってますから気をつけましょうね。

あと、ヘッジファンドという概念に誤解が多いので一言。
ヘッジファンドというととんでもなくレバレッジがかかっているとか、危ない（リスクが高い）とか、いう認識で捉えておられる方が多数おられますが、それは違います。アメリカでは１週間以内に換金できないものはたとえ、ポートの中身がAAAのUSTばかりでもヘッジファンドに分類されます。換金性の落ちるものはすべてヘッジファンド、と考えてください。この換金性（流動性ともいえます）が物事を複雑にします。

例えばそれらのヘッジファンドを今解約します。
でも解約できるのは今月末のNAVが基準で実際の支払いは来月末、とかひどいのになると支払い期限がなく、清算でき次第すぐ、なんて条件になっています。そうなると、今解約しても、月末いくらになっているかわかりいませんから投資家は損の確定すらできない。

まして来月末にそのファンドに本当に支払い能力が残っているかどうか、全くわからない。ベアースターンズのファンドのように資産がゼロになってしまっていたら実際に返せない、というか返さないよ、となる訳です。その意味では現時点で損が確定できているファンドは皮肉にも早々に白旗を揚げたファンドばかりで、市場で話題になっているゴールドマンのグローバルエクイティオポチュニティーズファンドなどはその意味でまだ損が確定できないので、投資家の悩みは深い。

そうなると市場の混乱はもう少し続くことになりますが、FRBやECBが無尽蔵の資金供給を約束したので、返済資金の借り入れが集中して金利が急騰する、とか実際にクレジットラインを絞られるというリスクはミニマイズされていることになります。現時点ではこれ以上の対策はありえません。われらが日銀の来週の政策決定会合はその意味でキーポイント。利上げは冗談だよね？？　と言ったらいや、わからんよ、という声が出てきたのにはマジでびっくりしましたよ。来週に注目しましょう。

 さて、この時期の東京はすいています。道路もすいているので日本橋から新宿までタクシーだと１５分とかで着いたりします。一方訳がわからないほど込んでいるのがホテル。ホテルのバー、とか朝ごはんとかもう行列です。こういうのが東京のお盆の風景ですね。私のような東京人はそういう所に近づきませんから生活はとても快適です。暑いですがね、すいててうれしい。これで昼からビールでも飲んでればいうことないんですが、まあ、１００年に一度なら我慢・・・ですかね（笑）。

あと、今日コンビニで見つけたサントリー伊右衛門茶についていた旭山動物園のマグネットフィギュア。いいねーこれ。早速ペンギンとアザラシを買ってきて会社のデスク横のボードに貼り付けたら、結構涼しい感じがするよ。ホッキョクグマもあるらしいのですぐ買いましょうかね。では！ 

・・・で、早速訂正

友人のMくんから指摘がありまして、これ、サントリーのおまけじゃなくてファミマのおまけなんだそうです。えっ！！　　と良く見ると・・・ほんとだ、袋にファミリーマートって書いてあるよ。ということでファミマで飲み物を買うとついてます、旭山動物園！！に訂正です。さきほどホッキョクグマを仕入れてきて会社のデスクが動物園状態。結構イケテル（笑）！