2008/09/15 14:17 | サブプライム | コメント(59)
もう終わりました、っていったの誰よ!?
詳細は後ほどですが・・・
リーマンなんて、だれも買わないって言いましたけど・・・・
やっぱり、買いませんでした。それどころではありません。 みなさん御存じのとおりで、メリルがバンカメの軍門に下る。リーマンを救っている暇と余裕はみなさんにありません、ということで、いよいよです。
メリルですら単発的な資本増強では追いつかなかった、という事実が重要です。
ポールソンもバーナンキも立場上躊躇するのでしょう。法律を通してから実働まで二か月かかる訳ですからね、やりたくない。でも、やらないとやばい。
一度、すべての決済(国債以外の取引も含めて)を政府保証にしないと、信用が収縮するだけの話で、メリルがだめ、なんだからほかに安全な金融機関はないと思うのが人情ですね。
世銀の債券だから安全、って思ってもスワップはリーマンが持ってたりするわけです、実際は。このあたりは誰にもわからないので、一度すべてを誰かが保証して、そのあと腑わけしていくしかないのですね。残念ながらおおごとです。
そのリーマンはチャプタ?11というのですが、スポンサーになるべき金融機関が枕を並べて踏み倒されるわけで、スポンサーになんかなる訳がなく、単なる時間稼ぎにしか過ぎません。
サブプライム関連損失の総額から考えてこれは間もなく欧州に飛び火します。あらかじめ政府資金を導入すべきと思いますがどうなりますか・・・・
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59 comments on “もう終わりました、っていったの誰よ!?”
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ご了承のうえ、ご利用ください。
きっと
神様はもう一度人間を滅ぼすお心算では・・?
今度は
ノアが居そうにないし・・
我等、日本人は
毒米を長い間食べながら、
真面目に働いてきたのだから、
神様は
きっと見逃してくれると・・信じる?・・?
この先AIGは、どうなるの
モルガンスタンレーの決算も相当悪そうです
いやはや、休日の暗黒の月曜日ですね。
お休みにもかかわらず、クールな解説 ありがとうございます。
はじめまして。
シティのサムライ債ねたで引っ張られてきました。
こちらのブログは大変勉強になります。
ところで、
「世銀の債券だから安全、って思ってもスワップはリーマンが持ってたりするわけです、実際は。」
とはどういう意味なんでしょうか。
世界銀行債の信用リスクとリーマンの信用リスクや保有ポジションは何の関係性もないと思っていましたが・・・
ご教授いただければ嬉しいです。
もう終わったといっていたのはこいつです。
もう終わってると断言した本まで出版してます。
http://books.yahoo.co.jp/images/interview/31621570/interview_31621570_1.jpg
アメリカは出生率が高く、人口も増えているから、
「アメリカの不動産は絶対値下がりしない」
と断言していたのはこいつです。
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/itou/24/img/Itou_Yoichi.jpg
いつも拝読し勉強させて戴いてます。
また詳細を解説下さい。
休日の即コメ、大変参考+勉強になりました。でもなぜベアは大丈夫で、リーマンはChapter 11、メリルは身売りで、シティは大丈夫、さらに、英国に行ってノーザンロックは大丈夫。。。。まったく法則が読めません。
ブログ、いつも楽しく拝読させていただいています。がんばってくださいね☆
ドル延命がつきちゃったらほんとに困りますね。今週来週と決算もあるし。とりあえず株は金曜夜でコール売っておきましたが。
我々日本人の一般ピープルの金融知識は無いに等しいです。
頼れる情報筋としてこのサイトにすがっております。
イタコでもなんでも結構ですので我々一般ピープルの見方となり
情報解説してくださいますようお願いします。
ちょっと大げさに言わせてもらえるならば、もうここしか頼れるところがありません。
閲覧者の救世主となってください。
明日は新聞休刊日ですか。日本の新聞屋さんもチャプター11を申請しませんかねぇ。
驚きました。非情なまでの資本の論理の貫徹ですね。
あの、メリルリンチが、リーマンブラザーズが、と
驚くばかりの展開です。デリバティブの愚かしさと
言ったら的外れでしょうか。ついでに書くと、さすが、ウィキペディアです。もう、この話題が反映されていました。今後も、日々、拝見させていただきます。
世界恐慌突入間近でしょうか。
どんな奪い合いが起きるか想像すると恐ろしいです。
7条送りの方がふさわしいと思います。
買うつもりが、売られそう…
はじめてコメントします
1年ぐらい前から拝見しておりました
いまぐっちーが正しい解説しなくて
だれがするんや
めそめそしてる場合じゃないだろうが・・・と
そんな気がします
ぐっちーさん祝日に早速のコメント感謝です。
リーマン救済難儀の件、また当たりましたね。
野球で言うと、ぐっちーさんは5番打者。
毎回イチローのように手堅くヒットを狙う、というより、
ココぞという時に走者一掃の逆転打をぶっかます。
昔で言うと、往年(引退少し前の)の張本さん。
出塁率よりも打点王狙い。そこが良い。
いや実際、ぐっちーさんはこの業界ですでに打点王です。
世銀債に「スワップC/Pが飛んだら早期償還します」って条項ありましたっけ?
きゃあああ
ホントに破綻したんですね。
リーマンブラザーズ。
これが本物の
ブラックマンデー?
あしたの東京市場見るのが怖いです。
>TT
しがらみがある人の言うことを鵜呑みにするのは
いかがですかね。本音じゃないってことを見抜けないあなたが悪いのでは。
所詮投資なんて自己責任なんだからさ。
読みが甘かったんじゃないですか!?
欧州市場、下げ止まらず、ヤバイ展開。
メリルリンチ救済情報を先に出しても、支えにならずか、これでもなってるのか?
3日暴落続けば、徳政令が出るかな?
それまでこちらの息が持つか???
バンカメとメリルの件は日本のバブルに学んで・・・
潰せないくらい巨大化を試みてるのでは(笑
というか、日本と同じ轍は・・・と言っていた人達は、何をなさっているのでしょう?
たしかFRBの偉い人だった記憶が・・・ボケたかな。
単なる予感なんですが、おそらく思い切った処置は出来ないでしょう。
常識のある人は枠を超えられないのです。超えられるのは異常者。
米国人のエリートは、もう一段危機感が来ないと変われないと思ってます。変わるってからは速いんですけどね。
こんばんは
それでは私達はどうすれば少しでも守れるのでしょう?
スワップのデフォルトはそういう場合世銀が保証するのではなかったでしたっけ?投資家はそこからは隔離されているのでは?確認していないので良くわかりませんが。
侍市場は厳しいかもしれないですね。
マザーズ市場の株を保有していますが、売ってしまった方が良いですか?
リーマンは山一証券の米国版ですか?
問題は、いけにえが1社か複数か?
複数でしょうね、多分。
日本は北拓、山一、三洋でしたから。
しかも、世界経済に与える影響が、
日本より比較にならないほど大きい・・。
世界同時株安、商品価格安に突入です・・。
メリルの株主交換もボツではないでしょうか?
AIGも危険ですね!? アリコジャパンも無くなるのでしょうか?漢字保険会社が超安く引き取るのかな? 550兆円のデフォルトはどうなるのか???
もはや地球温暖化どころか「地球金融危機}
となって欲しい
FジャパンなんていまだTVでてる信じられない。この人、2000年前後からぜんぜんあたってないじゃん。というか不動産だって、終盤にでてきて、ぱーとしないでどっかいってしまったし。
けど、こういう人ほど、自分で投資せず、自分勝手なこといって小金ためているんだぜ、きっと。
終わりの始まりが肉眼で見えるようになってきましたね。ぐっちーさんの虫眼鏡のお陰で早めに気付く事ができましたが…普通に暮らしてる方々はびっくりしてるかもしれませんね…
終わりの終わりがなるべく早く来る事を祈ります。
この混乱に乗じて儲けるのは誰なんでしょうか?
ユーロ(ドイツ・フランス)・ロシア通貨が強さを増し、アメリカは自動衰退期に入ったという人もいるけど、本当にそうなるのかな?
誰かが元々ストーリーを作っていて、それに沿って10年単位で物事が動いているでしょうか?私には、わかりましぇん。
欧州系っていうと、UBS、HSBC、ドイチェ、SG、BNPあたりですかね。
FF6%じゃないすかー、日本は先週末が積み最終日で安心とか思いましたが、どうなる事やら。
新参者だったので、「ねこやん」さんのことを存じあげず、「ネコ」と名乗っていましたが、「タマ」に変えました。(どうでもいいか、私のことは...)まだ、悲しみは続くと思いますが、私たち読者のために、がんばってね。
で、TTさんとかコメント書いている人で、、不動産の値下がりについてまで言及しているけど、アメリカの不動産自体は、資金繰りさえ問題なければ、問題ないと思いますがね。不動産を信じている、私の周りの人は、じーっと息を潜めて待っていますけれどね。私に、余裕のお金があれば、今の内に10件くらい買っておきたいくらいです。ちなみに私は、ド素人です。
藤巻やら、日経べりタスなんかは、日本人騙しだましいですなあ。その点、草野氏とかは信頼できそうです。まあ、結果論ですが、、、
おはようございます。
この前は「ポジショントーク」などと生意気なことを言ってすみません。
反省してます。
てえへんだあ
祭りだぁ祭りっだっ!
てな感じでしょうか?w
これでAIGまで傾けば当分市場は冷え込むんでしょうか?
これで我が株、債権は塩漬確定。これからマジメに働くこととしました。(笑)
まぁー命までは取られません。
おそらく100年ぶりという出来事でしょうから、しっかり推移を見つめたいと思います。ぐっちーさんの解説を楽しみにしていますからねぇ?
PS とこんでここに至って「ハゲタカ」はいるのでしょうか??
日本もアメリカの失態にお金出さないとだめですかね。
おとなしい日本人、税金使いまくっても暴動おきないから、安全でよいですな。
>サブプライム関連損失の総額
それが分かれば対処の仕方も容易に見つかるのでしょうが、これがどこまで膨らむのか分からないところに今回の問題の根深さがあるのでしょう。所詮、金融工学なんていうものは学問のうえでのみ成り立つもので、市場参加者のなかに不心得者が一人でもいれば、実際には何の役にも立たないようだ。
通常、不心得者を排除するために、市場には番人がいるのに取引のグローバル化がネックになってそれも儘ならない。所詮、市場原理なんて絵に描いた餅でそんなことあり得ないのか。困るとすぐに政府保証とか公的資金導入とかいうが、その前に市場メカニズムでの解決策はないのか、小泉さんや竹中さんに改めて聞いてみたい衝動にかられるのは私だけでしょうか。
まだ、池の底にいるのでしょうか?
いつも興味深く拝見させていただいております。
1987年のブラック・マンデーから
マーケットの危機を経験していますが
現在のようにAIGなどがおかしくなっているなど
驚愕ですね。テンプルトンの年配のマーク・モビアス
氏などは底が見えたようなコメントを
していますがどうなんでしょうかねえ。
グリーンスパンは相変らず悲観論ですね。
今の原因をつくった責任は彼にもあるような
気がしますが。
初めてお便りいたします。いつもブログ拝見してます。経済には疎いので勉強させていただいております。
耳にした噂ですが、郵政民営化になったので郵貯や簡保の資金が外資に相当流れているんですか?今回のリーマンの問題で新公社が行き詰まるなんていうことはないのでしょうか?
ご存知でしたら、話しても構わないのであれば、教えていただけますか?
ねこやんさんのこと残念でした。私はねこやんのことは全く存じ上げませんでした。ご冥福をお祈りいたします。
リーマンがつぶれてしまいましたね。
大騒ぎになってますが、影響はどれくらいのものなんでしょうか。
結局よそがリーマンの分のシェアを奪って終わり、というほど単純じゃないんでしょうか。イメージとしては金融危機という雰囲気がしないでもないですが、銀行がつぶれたよりもたいしたことが無さそうに思うのですが。。
解説して頂けると助かります。
日本の銀行でもペイオフの危険がかなり高いのでしょうか?。
また証券口座の残高もペイオフの可能性があるのでしょうか?。
もし最悪の場合を想定するとしたら。
紙幣を現物のままタンス預金なんでしょうか?。
同じく金を現物で金庫に入れとくべきなんでしょうか?。
資金の置き所に迷いまくる時代が来ちゃいましたね^^。
ぐっちーさん、バンカメのメリル買収もなんか胡散臭い気がするんですけどどう思います?
で、この後はといえば、金をあえてプールさせたところに泣きを入れて、後でルールを変えて踏み倒すってなことが、過去にもありましたので、この手でいくでしょう。でも歴史というか人類はこれを繰り返すのでしょうね。
そうじゃないと、破局してしまうのでしょうがねーか。
しかし本邦マスコミおよびエコノミストという方々の今回のコメントは正確に記憶しておいて、批判しましょうね。
でまず第一のこいつらの間違い、米国が売られてまた商品に金が行くってどいつもこいつもいってたけど、ありえねーよ。どうもとが破綻しなんじゃな。
つたとふるたちのアホがわけのわからんこと言って危機感あおってますよ。頼むからやめてくれよ。
前回のお話で、CDSの残高が、債券の何倍もあると
仰っておられますが、CDSと言うのは、一種の
連帯保証のようなものではないのですか?
もしそうだとしたら何故、保証対象の債券より、何倍もCDSの残高が有るのか?
素人の悲しさ、この辺のメカニズムが、さっぱり分かりません。
どなたか、ご教授願えませんでしょうか?
絶対沈まない護送船団方式をとっていた日本の大手証券会社、山一が破綻しましたね。まったくそれを見ているようです。破綻の記者会見でも社長は「責任は全て私が悪いんです。従業員には罪がありません。」と言いましたが、2兆円も焦げ付かせておいて、なんて言うんでしょうかね?
いつも楽しく拝承しています。いつも朝一にブログをチェックしています。ブッシュ政権は、Srの時にもS&L、ジャンクボンドなど、金融・土地バブル絡みという点では今回と似ているように思えます。ブッシュ家とマーケット崩壊はたまたまなのでしょうか?(下らない話ですいません。)ぐっちーさんの「アンラッキー7」ではありませんが、Srの時は、クリントン政権発足前後からほぼ一本調子で90年代上げ続けたように覚えています。すると今回も、次の政権誕生前後を反転し、再び上げに転じることも「あったらいいな」と思います。本日、AIGの株を買いました。カジノで使いより面白いので、ドブに金を捨てるつもりで買ってみました。AIGはやっぱダメでしょうか?(90年代はデフレの時代で金融資産である株式が上昇するのもうなずけますが、00年台後半からインフレの時代に変化してしまったため、株はやっぱパッとしないのでしょうか?)
いつも興味深く読ませていただいています。
質問があるのですが、
「『間もなく』欧州に飛び火」というのはどういうことでしょうか。
具体的には、米国と欧州でサブプライムの影響が出てくることにタイムラグがある理由がよく分かりません。
あともう一つ、「世銀の債券だから安全、って思ってもスワップはリーマンが持ってたりする」についてもご教授いただければ嬉しいです。
>リーマンなんて、だれも買わないって言いましたけど・・・・やっぱり、買いませんでした。
バークレイズが北米投資部門を買うそうです。
私も誰も買うまいとは思ってましたけど、結果としてハズレですね。
リーマンは捨ててベアスターンズは助けた。
ブルーグバーグのコラム、ルイス氏によればリーマンの無担保債の出資者に日本の金融業者がずらりと並んでいることを書いて、リーマンが捨てられた理由を示唆しています。w
ルイス氏は以前のコラムにもアメリカの投資銀行が売りつけるものに手を出すと「アジアの顧客は」はえらい目に遭うなどと書いています。
リーマンの身売り先に中東→日本・支那・韓国などが盛んに報道されていましたが、狙いを定めてババを引かすつもりだったのでしょうか。
一度や二度ぐらいは引っ掛かっても、三度も引っ掛かる間抜はそうはいません。助力を依頼されても見向きもされなくなるでしょう。
不動産証券化の始末はアメリカだけではもうとても無理なようですが、助力を依頼する相手を騙しかねない連中と判断されたら、この騒ぎの始末をどうつける気なのでしょうか。
結局金融立国なんて不可能な妄言だったんですね
世銀は大量のMTNを発行しているわけですが、その際、世銀はL-40だとかを払って(調達コスト)、MTNのスキーム応じたクーポンを受け取る仕組みスワップを組んでいるわけです。これのスワップのカウンター・パーティのリストにも当然リーンマンがあり、リーマンが潰れると、リーマンと組んでいたスワップが全てターミネーションされるため、世銀は必死こいてポジションの再構築しなければならいわけです。(必ずしも再構築する必要はないが、常識的に考えて、大量の複雑なクーポンの支払いを抱え込むとは考えにくい)。当然、こんな状況で、ほいほいとスワップ・ポジションの再構築ができるはずもなく、相応のコスト(損失)が発生するだろうことは想像に難くありません。
ちなみに、世の中の発行体は世銀だけではありません。
だいぶ前だけど、もう終わると言ってたわ。
まあ、だれも聞いてねえか。
http://books.yahoo.co.jp/images/interview/31300382/interview_31300382_3.jpg
リーマンつぶれた後に、リーマンをスワップのC/PにしていたIBRDを含む発行体から、たくさん問い合わせがきてるぞー
一発行体で数十ぐらいのポジションのコンペだから、やたら忙しいし、今までコールされてないポジションだかたらたっぷりMTMが乗っているせいで、ラインは食っちゃうし、でてんわやんわだったよ。
ってことで、スワップのC/Pのリスクは投資家ではなく発行体が被ってるよ、当たり前だけどね。
もっともIBRDは大抵ONE-WAYでCSAを結ばせるからエクスポージャーの大部分はそれでカバーしてるだろうけどね。
この先AIGは、どうなるの
モルガンスタンレーの決算も相当悪そうです