2011/11/01 09:04 | マーケット | コメント(2)
MF グローバル 倒産 H君へのメール
ポイントはそういうことです。
H君へいつもお世話様
早急にお返事しますので誤字脱字失礼します・・・・
さて、本件、ミニリーマンショックとか言われているけど、ただのヘッジファンドの倒産ではありません。
確かに欧州向けにこの所ボトムフィッシングをしたり、プットを大量に噂は絶えないのですが、仮にそれが真実としても既にかなり傷んでいた会社なのでカウンターパーティーは各社とも十分担保は保有している筈です。
ただ、それで終わりではありません。
彼らの重要な収益源の一つにCMEのクリアリングハウス業務といのがありまして、多くのローカルブローカーを含む中堅のブローカーの決済代行業務を行っているのです。
CBOTなどではこれはCBOT自身がやる業務ですが、CMEではクリアリングのための業者が何社か指定されており、実はここはその1社。
従ってMFをクリアリングに指定していたブローカーや金融会社は決済不能に陥ることになります。
これらのことを踏まえて連銀が十分に資金を供給するなど、日銀のように手なれた作業をするなら問題ないと思いますが、我々投資家の立場から見るととにかくMF経由の決済はできない、という前提でポジションを閉じるか、ヘッジを入れるかするしか手はありませんね。さすがに当局の介入を待って放っておく、ということにはならないと思います。
そうなるとMFがしっかりクリアリングの機能を最後までまっとうしてくれているならいいのですが、これだけ危ないと言われていた会社ですから、当然担保の流用などは起きている筈で、そうすると預けた筈の担保が無い→決済不能→調達できずに倒産、という連鎖倒産のパターンが見えてきますね。
その意味ではミニリーマンとみていると見誤る可能性大、でしょう。
どこまで彼らがそういった流用をしていたのか、早急に把握する、あるいは日銀流にすべてのCMEの決済はFRBが保証する、などということを宣言する必要があると思いますけど、アメリカはやれませんね、多分。
こういう時、日本はいいですね〜、やはり。
こういう安全な国で取引しましょう、って何で宣伝しないのか、不思議ですね(笑)
では、取り急ぎ!
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2 comments on “MF グローバル 倒産 H君へのメール”
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ご了承のうえ、ご利用ください。
日本でも個人が信用取引する際には証拠金などを預けますが、それらは「信託銀行などに別管理してるから倒産しても安全」とは言われてます。
…しかし、「別管理してる」と言いつつ勝手に流用しちゃった、なんて事が日本でも起こる可能性ってあるのでしょうか?
金融庁などによるチェック機能があるのかな?
MFグローバル、連鎖倒産が広がるかどうか不安ですね…
まだまだ円高は続きそう。
あちらでも・・
騒がしい・・
傷の深さを・・探ってはいるが・・
まだ・・分からない・・手ごたえが無い・・
呼応するかのように・・
ギリシャ・・国民投票呼びかけ・・
タダでは・・死なない・・
パパンドレウ首相・・
ユーロ圏・・EU・・道連れか・・??
これが・・交渉であります・・・