プロが語る世界情勢・政治・経済金融の最前線!

The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

第98号 思いのほかタカ派的だった9月FOMC

前回お伝えした通り、先週行われたFOMCは非常に示唆に富んだ内容でした。全てを詳らかにしなくとも、テーパリングのペースやその後の利上げスケジュールについて、市場参加者に伝える力は、卓越しています。 中国恒大集団の話題で落…

[ 2021/09/27 06:30 ] コメント(1)

第94号 転換点を迎える米国経済、金融政策は次の展開へ

先週は何と言っても週の後半に控えた「ジャクソンホール・シンポジウム」でのパウエル発言に注目が集りました。しかし、週前半に発表された個人所得・個人消費、中古住宅在庫の発表からは、これまでの手厚い支援策に支えられてきた環境か…

[ 2021/08/30 06:30 ] コメント(0)

第90号 米国経済はコロナの後を見据えた動きへ

新規感染者数が急増していますね。いやいや、重症者数や死亡者数をちゃんと見なさいよ、というご指摘もごもっともですが、東京に至ってはこのいずれも収まっていないわけで、とにかく感染の元を抑えなきゃいけない。 本文でも触れてい…

[ 2021/08/02 06:30 ] コメント(0)

第89号 強い需要が続く米住宅市場、先行きには不安も?!

いよいよオリンピックが始まりました。それとともに、欧米では、コロナからの経済の立ち直りが鮮明になってきています。しかし、そこにきてまさかのリスクオフムード。これをどう読むか? それでは、今週のアウトラインです。 ●先…

[ 2021/07/26 06:30 ] コメント(1)

第86号 強弱感が入り混じる、6月米雇用統計

先週は、週末発表される雇用統計を控えて、日米とも市場は様子見ムードが充満していました。新型コロナ感染拡大による経済の最悪期から約1年経過し、「統計の歪み」を軽視する発信や、「統計のブレ」に慣れてしまっているともとれる分析…

[ 2021/07/05 06:30 ] コメント(1)

第85回 米国経済に見える変化、FRBのメッセージに変化も?

最近、FOMCのブラックアウト期間が過ぎると、FRB関係者から連日様々な発言が飛び出し、マーケットもそれを横目に一喜一憂するので、追いかけるのがなかなか大変です。とはいえ、見方によってはマーケットとのコミュニケーションの…

[ 2021/06/28 06:30 ] コメント(0)

第81号 住宅市場は鈍化、雇用市場は激化、FRBのメッセージは変化

今回注目はFRBからのメッセージに変化が見られたことでしょうか。経済統計の数字だけを見ると、力強い内容ですが見誤ってはいけないポイントも多々あります。コロナの影響を受けた統計を見ていく中では、データに混ざる「雑音」を巧く…

[ 2021/05/31 06:30 ] コメント(1)

第80号 経済再開による需給が引き起こす統計のブレ

日本でも、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場がオープンするなど、ワクチン接種のスピードが加速しそうですね。こうした周回遅れの日本と異なり、米国ではワクチンが行きわたり、それに伴い経済活動も着々と再開しています。 …

[ 2021/05/24 06:30 ] コメント(0)

第77号 加速する米国経済統計・4月FOMC、FRBからのメッセージは?

GWが始まりましたが、昨年同様、狭い行動範囲に縛られ、経済活動が抑制された窮屈な連休です(とはいえ、都内各所では行列などが見られ完全には緊急事態の体をなしていないような気がしますが)。 米国などではワクチン接種が進み、…

[ 2021/05/03 06:30 ] コメント(0)

第76号 住宅販売、雇用市場、米銀決算

先週は、FOMCの開催を控え、ブラックアウト・ルールに則ってFEDのメンバーが発言を控える期間にほぼ重なっていました。WSJの情報によると、パウエル議長だけでも、2020年4月16日から2021年4月16日までの間に公の…

[ 2021/04/26 06:30 ] コメント(0)