2021/07/05 06:30 | メルマガ | コメント(1)
第86号 強弱感が入り混じる、6月米雇用統計
先週は、週末発表される雇用統計を控えて、日米とも市場は様子見ムードが充満していました。新型コロナ感染拡大による経済の最悪期から約1年経過し、「統計の歪み」を軽視する発信や、「統計のブレ」に慣れてしまっているともとれる分析が散見されます。
しかし、FRBを始め今後の金融政策を決定する上ではこうしたデータは軽視できるものではなく、雇用の回復は最も重要なポイントです。今回発表となった6月の雇用統計は内容にばらつきがあり、非常に難しいものでした。今週はその点を丁寧に読み解きます。
それでは、今週のアウトラインです。
●先週のマーケット
・過去最大の税収の立役者は?
●先週の米国経済統計(結果)
●経済統計分析
1. 中古住宅販売成約指数 5月
2. ISM製造業景況指数 6月
3. 新規失業保険申請者数
・上乗せ給付停止州の変化
4. 雇用統計 6月
・雇用統計総論
●今週の米国経済統計(予想)
●今週のひとこと
●あとがき
それでは、さっそくまいりましょう。
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One comment on “第86号 強弱感が入り混じる、6月米雇用統計”
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「雇用統計が過去と比較が可能か否か」という議論が市場にあり「そもそもその比較は無意味なのではないか?」みたいな話をしている人がいました。
「はっはー、この人季節調整や連続性をぶっ飛ばして話しているなぁ・・・」とほくそ笑んだことは言うまでもありません。
統計しかり、FRBの政策しかり、定点観測から全体像、連続性を掴むことの大切さを思い知った、コロナ禍の経済です。
これからは、金融政策もまた見どころ満載となりますでしょうか?楽しみにしております。