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インフルから復帰しました。。。 今回も自分の所掌と遠い題材を取り上げます。1月ほど前に話題になった、前原大臣の「羽田空港ハブ化」発言についてです。すでに三原御大(まだお目にかかったことはありませんが)やぐっちーも取り上げた話題なので、三番煎じになってしまいますが、病み上がりということで、ご容赦ください。 航空行政や成田空港の歴史に詳しい訳でもなく(羽田空港国際化に力を入れていたある著名な政治家の方に何度かお会いし、影響を受けたことがある程度です)、的を射たコメントが出来る訳ではありません。また、前原発言(ダム、JALと、現政権では亀井大臣に次いで話題を振り撒いていますね)が、実現に向け具体…
[ 2009/11/30 00:00 ] コメント(0)
今新型インフルに罹患しています。。。 罹ってみて、耳学問と実態がはじめて一体化し、いろいろなことが分かりました。「病原性は弱いが感染力は強い」という矛盾したようにみえる言葉も、要は、「罹っても比較的簡単に治る」一方(後述のようにタミフル一錠で熱が下がりました)、子供の学校は閉鎖、私の家族も皆全滅というようにとても移りやすい、ということと実感しました。 タミフルとリレンザの違いも初めて知りました。リレンザは特別なプラスチック製の機器を使って粉末を吸い込む薬で、こんな薬があることに驚きました。まだウイルス耐性は確認されてないそうですが、他方、吸い込む力が弱い幼児等には使えません。タミフルは異常…
[ 2009/11/23 00:00 ] コメント(0)
今回は、今後の経済政策のあり方を考えるうえでのひとつの手がかりとして、2002年初から2007年秋まで続いた、「戦後最も長期にわたる!」景気回復局面について、簡単に復習しておきたいと思います。その際、いろいろな見方があるでしょうが、ここではGDP(国内総生産)に絞ってみたいと思います。 読者の殆どの方はGDPの概念に熟知されていると思いますが、私のようにもともと経済学部出身ではないものにとって、意外に分かりづらい(よく言えば、奥が深い)点もありますので、はじめに、いくつかリマインドしておきたいと思います。…
[ 2009/11/16 00:00 ] コメント(0)
今回は、10月末に公表された、日本銀行の展望レポートの紹介です。Vol.4でも書いたように、このレポートは毎年4月末と10月末に公表され、日本銀行の経済情勢や物価動向に関する見方や金融政策運営の考え方を総括的に示すものです。今回は、展望レポートの公表と同時に、企業金融支援関係の政策変更も行われ、再び日銀の政策への注目も高まっているので、その点でも日銀の考え方を知るうえで、重要なレポートと思います。 ちなみに、展望レポートは、10月末(今回は30日)に「基本的見解」と呼ばれる骨子が公表され、その次の営業日(今回は11月2日)にレポートの全文が公表されると言う、二段階での公表になっています。この…
[ 2009/11/09 00:00 ] コメント(0)
今回はとても地味に、以前のぐっちー有料配信メルマガでも取り上げられた預金保険制度について。預金保険制度は、大恐慌時の銀行取付け騒ぎの教訓を踏まえ、1933年に米国預金保険公社(FDIC)が設立されて以降、様々な国で採用され、日本でも1971年に制度が始まっています。銀行取付け(とりつけ。bank run)とは、「銀行が潰れそうだ」と焦った預金者が銀行に殺到し、それをみた他の銀行の預金者が「自分の銀行も危ないかも」と思い、そこにも殺到するという連鎖が起き、金融・社会不安が生じてしまうこと。「銀行が潰れても、一定金額の預金は必ず返ってきますから、安心してください」と預金者を安心させ、こうした事態を…
[ 2009/11/02 00:00 ] コメント(0)
今回は、自民党に関する与太話の続き(3つめ)です。前回は、党内の政策決定プロセス、日本的な価値観に関する立ち位置の2点を取り上げましたが、今回は、「経済運営において自由と平等のどちらを重視するか」という論点を取り上げたいと思います。 私の勝手な印象なのかもしれませんが、日本の55年体制において、与野党の最大の対立軸は、経済政策ではなく、憲法9条問題だったのではないかと思います(この点は、対イラク、アフガニスタンのような問題にも尾を引いています)。経済については、与党自民党と野党社会党その他の間で考え方に違いがあったのかもしれませんが(「自由」と「社会」では、全然違うはずですよね!)、その違い…
[ 2009/10/26 00:00 ] コメント(0)
9月末、自民党の谷垣新体制が発足しました。また中川元大臣の逝去のような痛ましい事故もありました。そうした中、今回と次回は、与太話的に自民党に関する思い(?)を書きたいと思います。私は政治学者のように政治の専門家ではないので、かなりいい加減な記載になると思いますが、ご容赦ください。…
[ 2009/10/19 00:00 ] コメント(0)
今回は、最近公表された、IMF(国際通貨基金)の2つのレポート、国際金融安定性報告書(Global Financial Stability Report )と世界経済見通し(World Economic Outlook)について、簡単に紹介したいと思います。両レポートともかなり長いため、全文を読み通すことはとても出来ません。逆に両レポートの核となるメッセージについては、既に新聞等でも報道されていますので、今回は、なぜIMFのレポートが注目されるのかという意味合いを中心に紹介したいと思います。なお、IMFの資料は原文だけでなく、日本語訳もアクセス可能です(IMFには東京事務所もあります)ので、興…
[ 2009/10/12 00:00 ] コメント(0)
今回は、日本銀行が先月半ばに公表した金融システムレポートに触れたいと思います。仕事柄、日本銀行のレポートや論文を読む機会は多いのですが、日銀では、この金融システムレポートのような定期的なレポートに加え、アドホックにいろいろな論文等を公表していますし、白川総裁になり、総裁講演原稿も論文風になってきている印象です。短観のような重要な統計も公表しています。これらの中には難解なものも多く、学者でもなければ全てに目を通すことはお勧めできません。ただ、毎年2回、4月末と10月末に公表される展望レポートは金融政策運営の基本的考え方や日銀の景気見通しを総括的に示しています。また、今回触れる金融システムレポート…
[ 2009/10/05 00:00 ] コメント(1)
今回は、アイフルの事業再生ADR(私的整理)について取り上げようと思います。本件の市場への影響や貸金業界の裏話については、ぐっちーのような専門家に譲るとして、本件が、鳩山政権の今後の政策判断プロセスに持ちうる含意に焦点を絞り、記述したいと思います。 そうは言っても、簡単な背景説明が必要と思います。貸金業界では、かねてよりかなり高い金利で主に個人への貸出を伸ばしてきました。この金利水準は、ある法律(利息制限法)では禁止されるほと高かった(確か法律上の上限は18%と思います)一方、別の法律上は違法でないようにも読めたため、このグレーゾーン(合法か違法か判然としない)領域で商売がなされてきた訳です…
[ 2009/09/28 00:00 ] コメント(0)
Konan新・CRUのひとり言
1961年生まれ ぐっちーと同じ高校を卒業し、東京大学法学部に入学。30年以上「公」の世界を歩んだ後、最近民間に転じた元官僚。今回の連載再スタートでは、日本経済に焦点を当て、内閣府や日銀の公表物の解説などを極力分かりやすく行いたいと思います。 著者とメルマガのご紹介 メルマガ配信登録
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